
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
もう頬づえをついてもいいですか? (実業之日本社文庫) 文庫 – 2011/4/5
AからZのアルファベットで始まる26本の映画について、
歌人・枡野浩一が短歌を詠み、語る。
独自の視点と率直な語り口の映画コラムは、
可笑しく切なく綴られ、ときに私小説にも近づく。
シネマ文字ライター・渋谷展子により字幕化された短歌と、
映画や短歌に想を得て写真家・八二一が切り取った風景とともに、
スクリーンに映し出される一本の映画のように楽しめる一冊。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社実業之日本社
- 発売日2011/4/5
- ISBN-104408550353
- ISBN-13978-4408550350
この著者の人気タイトル
登録情報
- 出版社 : 実業之日本社 (2011/4/5)
- 発売日 : 2011/4/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4408550353
- ISBN-13 : 978-4408550350
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,607,788位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,277位実業之日本社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について

1968年東京西荻窪うまれ。歌人。
大学中退後、広告会社勤務のコピーライター、フリーの雑誌ライター、作詞家などを経て、1997年『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(実業之日本社より二冊同時発売、絵=オカザキマリ※おかざき真里)で歌人デビュー。最新短歌集は『歌』(雷鳥社、写真=杉田協士)。
最新刊は実録小説『愛のことはもう仕方ない』(サイゾー)。イラストレーター目黒雅也とのコンビ「枡目組」にてババロア絵本『あれたべたい』(あかね書房)と猫絵本『ネコのなまえは』(絵本館)を続けて刊行。
短歌入門書『かんたん短歌の作り方』(ちくま文庫)では新鋭歌人のデビューを後押しし、加藤千恵、佐藤真由美の第一短歌集を監修。『かんたん短歌の作り方』出身歌人はほかに、天野慶、脇川飛鳥など。佐々木あららは唯一の公式の弟子。
石川啄木を現代語訳したエッセイ『石川くん』(集英社文庫、絵=朝倉世界一)はNHK(Eテレ)で映像化。短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)は小手川ゆあ作で漫画化されている(集英社/全2巻)。
そのほか高校時代を題材にした小説『僕は運動おんち』(集英社文庫)、離婚経験をもとにした小説『結婚失格』(講談社文庫、絵=内田かずひろ)、新宿二丁目でうまれた掌編集『すれちがうとき聴いた歌』(リトルモア、絵=會本久美子)、ツイッター発の詩集『くじけな』(文藝春秋、絵=後藤グミ)など著書多数。『ドラえもん短歌』(小学館文庫、絵=藤子・F・不二雄)など公募短歌を集めた編著、漫画家の河井克夫とのコンビ「金紙&銀紙」名義のタレント本『似ているだけじゃダメかしら?』(リトルモア)も含め、43冊ほど。
2011年11月22日、明石家さんまのテレビ番組で「踊る!ヒット賞」に選ばれる。
2013年春より毎年、高校国語教科書(明治書院)に短歌掲載中。
短歌をより広める方法を常に模索し、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の芸人部門に所属(2013年4月から2015年6月まで。現在はフリー)して「短歌の出てくるコントや漫才」をやったり、漫画家を中心とした自主映画の会「古泉智浩よるひる映研」に参加して「短歌をタイトルにした超短編映画」を撮ったりしている。
五反田団、FUKAIPRODUCE羽衣などの演劇公演、松尾スズキ監督『恋の門』や杉田協士監督『ひとつの歌』などの長編映画、テレビドラマ『食べるダケ』(第11話)、コマーシャル(週刊CHINTAI、共演=加藤あい)にも出演。
阿佐ヶ谷の書店とは名ばかりの極小イベントスペース「枡野書店」店主。
結婚歴あり。2000年うまれの息子を元妻が扶養している。
好きな乗り物は竹馬。ババロア研究家としてババロアを手作りしたり食べ歩きしたり。
最近はとりわけ、漫画家の古泉智浩とのPodcast番組「本と雑談ラジオ」が話題になっている。
身長183/体重75/B90/W86/H95/靴28甲高
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
歌の雰囲気を絶妙につかんだ
映画のワンシーンのような
八ニ一(はにはじめ)さんのモノクロ写真。
そこに渋谷展子さんの映画文字で
枡野さんの歌がポツリポツリと
セリフのように綴られている。
本はコンパクトで正方形っぽく分厚い。
枡野さんと元奥様が仲が良かった当時に
この本のタイトルを一緒に考えたというエピソード。
映画コラムの途中で、離婚話が持ち上がっているとがあり、
最終的には、離婚決定したころにこの本が完成したようで、
枡野さんの人生の節目を記念したような本です。
憎しみが
こんなに持続しちゃうのは
愛の記憶が
あるからでしょう
辛い別れと直面しそうなとき、
直面してしまったとき、
すでに別れて傷心なとき、
この本の枡野短歌が
より一層心にしみるかもしれません。
前書きで著者は、基本映画の本と書いていますが、これは少し眉唾物です。確かに映画に関することがメインだと思いますが、短歌を通して読んでみてください。内容は、愛、妻との結婚生活の破綻、そして、それに関するものが殆どです。映画に関するエッセイも、キルとに綴る愛、クレーマー・クレーマー、太陽を盗んだ男等を読んでもらえれば解ると思いますが、映画にかこつけ、さっき述べたような事が書かれています。そうです、この本は、映画エッセイであると同時に、妻との破綻の物語でもあるんです。
書名も、もう頬づえをついてもいいですか?で、これは、映画にもなった見延さんの、もう頬づえはつかないのもじりでしょう。著者に何があった知りませんが、この映画に対する一種のアンサー・ソングと考えても良いかなと思います。