未来を舞台にしたパラノーマル・ロマンス、又は近視眼的な冒険風味の宇宙SF。
大富豪の不肖の娘が、何故か父のボディガード達に追われ、宇宙の盗賊(?)に遭遇した事から、やがて恋愛関係に落ち、見知らぬ世界で優しくされながらも苦労し、そして、彼と自分の父との秘密が明らかになり・・・
大宇宙を舞台・・・と言い立いのだけど、殆ど舞台が限定されていて、又、世界に奥行きも感じられず、人類が宇宙に進出した世界・・・のスケールを実感出来ないのが難点。

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闇の船 (ハヤカワ文庫 SF ホ 9-1) 文庫 – 2011/3/31
アテナは物音で目を覚ました。誰かが船室内にいる! 泥棒? それとも……!? 地球の権力者階級〈善き人びと〉の一員である父親の宇宙船内で、なぜかその部下に襲われたアテナは、からくも救命ポッドで脱出、追跡をふりきるため、危険なパワーツリーの森に逃げ込んだ。だがそこで遭遇したのは、はるか昔、地球を追放され死に絶えたはずの”ミュール”が乗る異形の船だった! 伝説の闇の船(ダークシップ)に囚われた美少女の波乱万丈の冒険。
- 本の長さ576ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2011/3/31
- ISBN-104150118019
- ISBN-13978-4150118013
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/3/31)
- 発売日 : 2011/3/31
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 576ページ
- ISBN-10 : 4150118019
- ISBN-13 : 978-4150118013
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,941,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,604位ハヤカワ文庫 SF
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前のレビュアーさまもおっしゃっているように、確かにハーレクインに片足つっこんでるかも!
けれど、ヒーローとヒロインが登場するSF恋愛小説という類でみると、SFの描写はハーレクインのそれとは到底及びもせず、恋愛描写としては、どれほどひどい??めにあってもヒーローは盲目的にヒロインの支えになっていて、恋愛小説としても本当に素敵!
SF映画といえば、スタートレックやスターウォーズ、SF漫画といえば私を月まで連れていって、くらいしか思い出せない私にとっては息をのむ展開でした。
表紙の絵が少し怖いけれど、なんど読み返してみてもなんともいえない優しい気持ちになります。
この方の小説がもっと翻訳されればいいのにな。
けれど、ヒーローとヒロインが登場するSF恋愛小説という類でみると、SFの描写はハーレクインのそれとは到底及びもせず、恋愛描写としては、どれほどひどい??めにあってもヒーローは盲目的にヒロインの支えになっていて、恋愛小説としても本当に素敵!
SF映画といえば、スタートレックやスターウォーズ、SF漫画といえば私を月まで連れていって、くらいしか思い出せない私にとっては息をのむ展開でした。
表紙の絵が少し怖いけれど、なんど読み返してみてもなんともいえない優しい気持ちになります。
この方の小説がもっと翻訳されればいいのにな。
2011年4月11日に日本でレビュー済み
ハインライン好きな女性作家のSF作品。個人的にはハインラインよりは、マキャフリーの歌う船シリーズ(本編ではなくシリーズのほう)にテイストが近いと感じる。マキャフリーの歌う船は悲恋が特徴ですからね。そういう背骨もありません。
キチンとSFをしている作品ではあるが、いかんせん主要テーマが「数奇なる運命によって人類圏最高の組み合わせとなる主人公カップル」という内容なので、SFという舞台を除けば昼ドラに近い。同じく女流作家であるビジョルドの作品の「死者の短剣シリーズ」は少しこういういっちゃった雰囲気を感じさせるが、アレに近い。勿論、ビジョルドの作品のほうが展開力は上だ。
舞台はSFだが、エルフとか、ノームとか、ファンタジー世界の種族をSFに置き換えた雰囲気なので理解するのは容易な安易な小説である。ある意味親切と言えるが、低俗でもある。
かなり初期から脳内お花畑の恋愛モードに突入し、その勢いで突っ走る。かなり女性視点で描かれているので、背景で動いている事象を知ることなく、彼女の目を通して語られる世界は、ちょっと力不足になる。徐々に明るみになる世界の秘密も、二人の宿命の深さを示唆しているようでげんなり。呼びかけも「お姫様」で、全編を通じてハードな困難を乗り越える愛というよりは、小手先ロマンティックな内容と感じた。ツンツンしているような主人公設定であるが実際はデレデレなのも、恋愛小説的に王道といえば王道なのだろう。
正直、今のハヤカワSFの中では不要な作品ではないかと思うし、金を払って読む価値があるかどうかは微妙。ライトノベルと比較すれば読める部類だと思うが、ハーレクインに片足を突っ込んでいる。男性読者諸氏にはおすすめは出来ない。
キチンとSFをしている作品ではあるが、いかんせん主要テーマが「数奇なる運命によって人類圏最高の組み合わせとなる主人公カップル」という内容なので、SFという舞台を除けば昼ドラに近い。同じく女流作家であるビジョルドの作品の「死者の短剣シリーズ」は少しこういういっちゃった雰囲気を感じさせるが、アレに近い。勿論、ビジョルドの作品のほうが展開力は上だ。
舞台はSFだが、エルフとか、ノームとか、ファンタジー世界の種族をSFに置き換えた雰囲気なので理解するのは容易な安易な小説である。ある意味親切と言えるが、低俗でもある。
かなり初期から脳内お花畑の恋愛モードに突入し、その勢いで突っ走る。かなり女性視点で描かれているので、背景で動いている事象を知ることなく、彼女の目を通して語られる世界は、ちょっと力不足になる。徐々に明るみになる世界の秘密も、二人の宿命の深さを示唆しているようでげんなり。呼びかけも「お姫様」で、全編を通じてハードな困難を乗り越える愛というよりは、小手先ロマンティックな内容と感じた。ツンツンしているような主人公設定であるが実際はデレデレなのも、恋愛小説的に王道といえば王道なのだろう。
正直、今のハヤカワSFの中では不要な作品ではないかと思うし、金を払って読む価値があるかどうかは微妙。ライトノベルと比較すれば読める部類だと思うが、ハーレクインに片足を突っ込んでいる。男性読者諸氏にはおすすめは出来ない。