放送作家でゆるキャラ、くまもんの産みの親である小山薫堂が筆者であることを知れば一層興味が増すであろう表題作フィルム。
このなかに興味深い一節があった。
かいつまんでみると、家族など持たず独り身であるほうが気楽でいいもんである、と。
なるほどそれは確かかもしれない。
この作品は音信不通だった父親が亡くなったことを突然知ることになった僕。
悲しく、苦くそして切ない作品であった。
だが読み終えると不思議な懐かしさといとおしさを覚える作品でもある。
※(株)バリューブックスさんは休日発送もされており、商品も問題ありませんでした。

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フィルム (講談社文庫) 文庫 – 2009/6/12
小山 薫堂
(著)
まじめに働き、真剣に恋をする。だけど、うまく行かないときだってある――。
映画「おくりびと」の脚本家の、原点ともいうべき第1小説集。
30年間も音信のなかったあの人の訃報は縁もゆかりもないはずの山梨・勝沼の老人ホームから届いた。顔も知らない父親の残したわずかな遺品のなかから見つけた1本のフィルムには、何が写っているのか? 我々の暮らす街の片隅で仕事をし恋をする人々の切なさや喜びをこまやかに描いた、初めての短編小説集。
映画「おくりびと」の脚本家の、原点ともいうべき第1小説集。
30年間も音信のなかったあの人の訃報は縁もゆかりもないはずの山梨・勝沼の老人ホームから届いた。顔も知らない父親の残したわずかな遺品のなかから見つけた1本のフィルムには、何が写っているのか? 我々の暮らす街の片隅で仕事をし恋をする人々の切なさや喜びをこまやかに描いた、初めての短編小説集。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2009/6/12
- ISBN-104062763788
- ISBN-13978-4062763783
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2009/6/12)
- 発売日 : 2009/6/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4062763788
- ISBN-13 : 978-4062763783
- Amazon 売れ筋ランキング: - 267,251位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,103位講談社文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月4日に日本でレビュー済み
悪くない作品群だと思いました。
休憩、としては良いと思いました。
だけど、計算、が見えて、見えすぎて、心の奥底までに届いてくれないような、そんな感じがしました。
ごめんなさい。
休憩、としては良いと思いました。
だけど、計算、が見えて、見えすぎて、心の奥底までに届いてくれないような、そんな感じがしました。
ごめんなさい。
2013年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、小山薫堂さんがとっても気になり購入させていただきました。伏線多いおしゃれなテーマや、人情味ある優しいテーマなどの短編集で大変読みやすく良かったです。
2016年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小山薫堂さんの当書籍を探していました。文庫で出会えたのには感激でした。エッセイ的な著者の小気味よい作品群は、皆様にも参考になると思います。
2009年12月23日に日本でレビュー済み
東京から長野のある都市までの出張の電車の中で、読みました。
丁度、仕事で忙殺される日々で心がカサカサした感じの時でした。
「フィルム」では記憶にない父の人生を知った主人公とともに泣いてしまい、
「タワシタ」ではこんな素敵な仲間と仕事ができるなんて羨ましいと微笑んでしまったり。
とにかく心が温まります。
ホッとしたい時にお薦めしたい本です。
丁度、仕事で忙殺される日々で心がカサカサした感じの時でした。
「フィルム」では記憶にない父の人生を知った主人公とともに泣いてしまい、
「タワシタ」ではこんな素敵な仲間と仕事ができるなんて羨ましいと微笑んでしまったり。
とにかく心が温まります。
ホッとしたい時にお薦めしたい本です。
2011年7月18日に日本でレビュー済み
「フィルム」(小山薫堂)読了。ひとはだれでもふと立ち止まってしまう時がある。道を見失ったり行き止まりだったり恐怖や悲しみのせいだったりして立ち止まる。そんな時この本を読んでみてください。さりげなくそっと背中を押してくれますよ。もしかすると忘れていた何かを思い出すかもしれません。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薫堂さんが小説を?と言う感じで前から短編集「フィルム」は知っていましたが、読む機会を失っていました。最近、あまり良さそうな本がないので「フィルム」を読んだら、さすが薫堂
さんだなぁ〜という箇所が随所にあり、短編集が好きでない私も楽しく読ませて頂きました。
10の物語で私のお気に入りは、パイナップル・ラプソディです。10の物語の中で多分、薫堂さんの実生活を小説にしている所が多々あるのでは?「考えないヒント」を読まれた方は特にオススメです。
さんだなぁ〜という箇所が随所にあり、短編集が好きでない私も楽しく読ませて頂きました。
10の物語で私のお気に入りは、パイナップル・ラプソディです。10の物語の中で多分、薫堂さんの実生活を小説にしている所が多々あるのでは?「考えないヒント」を読まれた方は特にオススメです。
2009年7月1日に日本でレビュー済み
全10編からなる短編集。どのエピソードも小気味よくすぅっとぼくに入ってきて、ぼくの乾いた心のひび割れた隙間を潤わせてくれるような気がしました。
“セレンディピティ”・・・「探しても見つからない、価値ある楽しいものを偶然に見つける能力」・・・きっと小山薫堂さんはこの能力にもきっと長けているんだろうな・・・この本を読んでいてそう思いました。
読み終えたあと、この本に出会う前の自分が気付いてなかった自分の人生の中にあるちょっといいコト、小さな幸せを見つけた気がする、そんな素敵な1冊でした。
“セレンディピティ”・・・「探しても見つからない、価値ある楽しいものを偶然に見つける能力」・・・きっと小山薫堂さんはこの能力にもきっと長けているんだろうな・・・この本を読んでいてそう思いました。
読み終えたあと、この本に出会う前の自分が気付いてなかった自分の人生の中にあるちょっといいコト、小さな幸せを見つけた気がする、そんな素敵な1冊でした。