(2023.7/30記)今は何も発声練習をしないし齢のせいであまり声が出なくなった様に思うが、
佐渡先生にはかなり前のシエナ・ウインド・オーケストラ秋田公演で合唱に出演して直接にご指導を仰ぎ皆で誉められた事があり、当時の県民会館ホールでラフな姿の先生を中心に自分がお隣で男性(声)だけでABSが撮影した記念写真がある。今年12月にシエナの秋田公演(於・県民会館跡地に県市合同施設として新設されたあきた芸術劇場ミルハス)があるが自分は行けない。
いま改めてレビューする気になったのは5月に録っていた「新日本フィル創立50周年特別企画 佐渡 裕の挑戦~苦悩を超え紡いだ歓喜~」(BSフジ4K)に感銘を受けたからである。
フォン・カラヤンの愛弟子/小澤征爾マエストロやかのバーンスタインと密接し、1989年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝以来のご活躍は今更語るまでもないが、番組は東日本大震災で益々絆を強めたさだまさし氏との関連でも集約的に展開。巨匠佐渡氏は今年、小澤氏が創設に関わり最初の指揮を務められた新日本フィルの第5代音楽監督に就任、運営危機にあった同フィルのテコ入れを受託されて全国ツアーをショパンコンクール日本人最高位/反田恭平氏とのコラボで全公演チケット完売の快挙を立ち処に達成。バーンスタインの影響でウイーンにも自宅を構えられウイーン・トーンキュンストラー管弦楽団音楽監督兼任等々正しく世界のマエストロで、ベルリン・フイルハーモニー管弦楽団の指揮もされた。小澤氏がボストン交響楽団、ウイーン国立歌劇場管弦楽団(=ウイーン・フィル)の音楽監督を務めた様に、いずれベルリン・フィルやウイーン・フィルの音楽監督に就任する事は間違いないと思うし是非そうあってほしい。
(2023.11.12)午後に「鈴木 愛プロ」のコース傾斜等を計算した神技的パットをAABで視て、夜はEテレ・クラシック音楽館で9月2日の「ジョン・ウイリアムズinセイジオザワ松本フェスティバル2023」を視聴した。
「ジョン・ウイリアムズ氏」は「小澤征爾氏」を敬愛して30年振りに来日され、ウイーン・フィルやベルリン・フィルを指揮された事もある中で、91歳とは思えぬ立位の巧妙緻密な指揮で、「スーパーマン・マーチ」から始め「ハリー・ポッター」「スター・ウオーズ」からアンコールを含めて5曲、「シンドラーのリスト」「レイダース・マーチ」等主たる自作曲を、ハープの吉野直子女史を初めN驚奏者の支援を含む世界の錚々たる名手が名を連ねる「サイトウ・キネン・オーケストラ」の本領を見事に導き出した歴史に残る名演奏だった。殊に映画には不可分の名曲を大作サイドで作曲され世界を永久に楽しませている功績は多大である。自分は映画が大好きなので感動が蘇った事は言うまでもない。また自ら演奏出来る幸せは天から与えられた至高の芸術であり偉大な音楽家である。米寿を迎え車椅子でマスク姿ながら小澤氏も登壇し創設者として花を添えていた。会場は松本市に在るキッセイ文化ホールであり、日本三大県民歌と称される名曲は当長野県・秋田県・山形県である事を補記したい。
(2023.11.23)実は「特集・池辺普一郎80歳 帰ってきたN響アワー」を「ジョン・ウイリアムズin~」の前週にタイマーを掛けていた筈が心当たりのレコすべてで見つからず、NHKプラスやオンデマンドをあたったり諦め切れずにいた。きのうは22キロ先のショートステイ施設調査の為いつもより2時間程早く寝たせいで少しリズムがくるいきょうは起きたのが昼過ぎとなり、そこで閃きシャープ4Kレコの纏め欄で気が付いてやはり録れており歓喜して2時間視聴して堪能。番組は壇ふみ女史と池辺氏の対談で進行し「N響アワー」初司会の名アナ後藤女史、初期司会の芥川也寸志氏、岩城宏之氏等々も回想、池辺・壇コンビのN響アワーは6年間続いたのが一時復活した。傘寿記念コンサートでは自分の中学校社会科恩師の長男で高校同窓の中鉢 聡氏も歌劇部分を熱唱。東京藝大在学中に日本音楽コンクール作曲部門第1位に輝いた池辺氏はかつて病弱で成人まで生きられるかどうか診断された事があると言いそれが今年9月に傘寿を迎えられ今に至るのも奇跡。ちなみに自分も来月傘寿となるが諸々の著しい差異を感じる。大河ドラマの作曲等々NHKの発展に伴う半世紀以上に及ぶ氏の業績は多大である。今は亡きサヴァリッシュ氏等世界の名指揮者映像も懐かしい。番組フィナーレで前衛的な交響曲第11番が「オーケストラ・アンサンブル金沢」により演奏された。池辺節も独特の声も耳ざわりが実に良く知識が豊富で潤沢、滑舌トークが健在、言葉を重んじるダジャレの名手で今回も笑わせられた。間違えばNGアワーだ、等々。自分では県民会館でNHKのOBオーケストラを池辺氏が指揮したV協奏曲等の名演を鑑賞した事がある。また池辺氏から引き継いで「N響アワー」最後の司会者となり9月に亡くなったばかりの作曲家西村 朗氏の業績をも忍びつつ、日本を代表する世界的な作曲家兼指揮者として池辺先生の末永い御活躍を祈念したい。
(12.3)連記予定はなかつたがきょうのクラシック音楽館は東大寺大仏殿の前の境内野外ステージで行われたブラームスの著名な大曲/第1交響曲だった。演奏は自分の学生時の身元保証人の故飯塚定輔衆議院議員(外務政務次官)の誕生日である10.14に行われた。大仏殿には昔高校の京都・奈良の修学旅行と長距離ドライブで故両親と参拝した上、幼稚園生の息子を連れた距離旅でも京都主要観光後の奈良に行く発案希望でやはり大仏殿や新薬師寺等奈良のホテルに一泊して参拝している。家族ではいずれも夏休み利用だった。
さて第1番(運命と同じハ短調でベートーヴェンの10番とも称される)の指揮者は反田恭平氏の熱演でジャパン・ナショナル・オーケストラの演奏も見事。ピアニストによる指揮はアシケナージ氏やD・Bが知られる。放送では東京芸術劇場におけるN響と反田氏の共演もあった。そして中央の八角灯篭の在る広場では完全に聴衆を閉めだしつつ、大仏像を後に仰ぐ特設舞台上に降りしきる雨除けのテントが張られた中での演奏となり、前庭を埋め尽くす聴衆は全員が配られた雨合羽を着用していた事でこの様な演奏会光景は初めて見た。
日本の主要都市に優れたオーケストラがある中で日本初の株式会社である上記オーケストラは実業家でもある反田氏主導で創設され、奈良を活動拠点とし世界一流の演奏と音楽普及を一義とする組織。名称も実に良い。古代国家プロジェクトで作られた古都の大仏殿に西洋音楽を奉納した事は日本主導の発信の一環となる。又ある意味志半ばで1年3ヶ月前に奈良市で凶弾に倒れた安倍晋三元首相への哀悼ともなろう。
(2024.2.6)やはり記録せねばなるまい。世界のマエストロ小澤征爾氏が遂に旅立たれた。J・ウィリアム氏と車いすで登壇した時反応が鈍く実は痛々しさを感じざるを得なかったが、88歳は一般的にもまだまだ活動可能な筈なので惜しまれる。音楽の神は暖かく天上界に迎えられ、また生まれ変わるに相違ない。
(2.11)きょうは建国記念の日。戦後GHQによりまた国内の歴史学者によって歪められた結果、日本国の成立は神武天皇によるが、これは現在紀元前の神話として片づけられ、存在が考古学等科学的に証明されているにも係わらず空白期間となっており、教科書にも載らず戦後世界でも国家成立の歴史を教えないのは日本ぐらいのものである。神話としてではなく日本書紀等の文献を初めとして史跡/前方後円墳(田中英道東北大学名誉教授は前円後方墳と称する)、神社等の現存する物件と資料、伝承を精査して検証済であり、正式な建国記念日(紀元節)は2月1日となる。
処で小澤マエストロの追悼番組はこの13日NHKBSで0:00~放送されるのでタイマーをかけた。きょうはBS4KのBS日本・こころの歌を録り損なったが、昨年6/5からこの2/5まで31回分の録画をダビングしつつある(25W低消費電力の28吋4Kモニターを編集用に本日設置)。これは日本人の郷愁を保ち呼び覚ますFORESTAによる独唱を含む混声合唱と男・女声合唱のユニークな優れた音楽番組である。開始して20年経ったとはあっという間で早いものである。またBS-TBSの「日本名曲アルバム」の合唱団毎の演奏とBS朝日の子供たちに残したい美しい日本のうたの「合唱部分」もよい。
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僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫) 文庫 – 2010/8/28
佐渡 裕
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「雑草」から頂点へ。世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルの指揮台に。
夢を追うすべての人を励ます「マエストロ佐渡」の若き日の軌跡。
「大人になったらベルリン・フィルの指揮者になる」──小学校の卒業文集に書いた夢を、佐渡裕はついに現実のものとする。指揮者としての正式な教育を受けていない自称「音楽界の雑草」が、なぜ巨匠バーンスタインに可愛がられることになったのか。
「ライフ・キャン・ビー・ビューティフルや! 」という師の言葉を胸に、世界中の名門オーケストラで指揮棒を振る男の人生讃歌。
【目次】
文庫版まえがき
プロローグ 演奏会ほど面白いものはない!
「いっぺん演奏会に来いひんか」?/演奏会でしか“凄い瞬間"は味わえない/欲しい音のためなら素っ裸になってもいい/クラシックの演奏会は、静けさの中にその醍醐味がある/音楽の知識が“凄い瞬間"を生むわけではない/心をシビレさせる感動は、言葉ではなく音楽にある/自分のためにもっと演奏会を楽しんで
第1章 僕が指揮者になった理由
音楽を表現することが僕の天職「?/音楽はすべてが創造です」/僕に音楽を教えてくれた人/初めて会ったおじさんに「君は指揮者か」?/僕の“守護(指導)霊"は燕尾服を着た指揮者だった!?/せっかくの弟子入りも、「キミね、もう来なくていいよ」の一言「/あんた!! 趣味でやってんのか!?」と言われても……/二度も同じオーディションに落ちたのは、“指導霊"のおかげ?/何でもありの、副指揮者という仕事/小間使い的副指揮者の考えること
第2章 “世界のオザワ"、そしてバーンスタインと出会う
小澤征爾に憧れてクラシックの世界に/とにかくブッ飛んでいた小泉和裕さん/指揮はミサイルゲームと同じ!?/ダメもとでタングルウッドに応募“/オマケ"のビデオが審査員の目にとまる/憧れの小澤先生から激励の言葉/僕の履歴書はゴミ箱行きだった/扉の隙間に耳を当てて聴いたバーンスタインの《巨人》/「セイジ、コイツはお前の弟子やないやろ」?/「面白い」ではなく「シブイ」と言ったバーンスタイン「/オレと結婚するか」?/カリスマ的な存在の小澤先生「/あんたね、バカじゃなかったら親に借金しなさい」/「きったない棒を振るんですけどね」/「どーも、あんたは遊んでいるような気がする」/小澤征爾がオーケストラに好かれる理由/僕が行くところ、小澤先生の影あり
第3章 バーンスタインのもとへ
佐野さんとバーンスタインの出会い/佐野さんとの不思議な出会い「/宝クジはな、買わな絶対に当たらへんで」/「ユタカ、お前、英語はうまなったんか」?/「二年経っても芽が出えへんかったら指揮者は辞める」/「音楽家を目指す者は、豊かな生活をせなあかん」/自分の枠を取り外すこと/見知らぬ二人のスポンサー
第4章 オーケストラで指揮したい!
ウィーンでの最初の夕食はザーサイご飯/オーケストラで振りたい!/コンクール嫌いになった理由/招待状が届いたのは「ブザンソン」だけ/夢のお告げで判明、課題曲を間違えて練習していた僕!/僕は間違い探しに来たんやない!/オーケストラも審査員も聴衆も味方に/早々と優勝のスピーチを考える/初めての挫折――怖くて譜面が開けない/音楽をしに僕はブザンソンに来たんだ!/最後までわからなかった審査結果/僕のために一心に祈ってくれていたレニー
第5章 指揮者というもの
大好きなマーラーを感じるウィーンの街/ジェット機で移動するレニーを、夜行列車で追いかける僕「/ライフ・キャン・ビー・ビューティフルや! 」/「お前は、手を動かすためにここに来たんか! 」/僕のデビュー曲が決まった経緯「/ここからはレナード・バーンスタインなんや」/音符に自分の生命を吹き込んでから表現する「/オレの親友のルートヴィヒや」/指揮者に本当に必要なもの/僕の指揮を見たことがあるんやろか……/僕は人を集める天才!?/サービスの原点は、お客さんに喜んでもらうこと/指揮者の存在/体調を崩しても指揮台に立つレニー/音楽を愛し、また音楽を愛する人に優しかったレニー/レニーとの最後の別れ/今夜が僕の引退公演!
佐渡流「演奏会の楽しみ方」
おわりに
文庫版あとがき
解説 林田直樹
佐渡裕
1961(昭和36)年生れ。京都市立芸術大学音楽学部卒業。1987年の「タングルウッド音楽祭」で小澤征爾とレナード・バーンスタインに才能を認められ、バーンスタイン「最後の愛弟子」となる。1989(平成元)年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝し、翌年デビュー。以後、欧州各地の名門オーケストラを指揮。国内では2005年より兵庫県立芸術文化センター芸術監督、2008年より「題名のない音楽会」の司会も務める。2011年5月にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会で初めて指揮し、高い評価を得た。
夢を追うすべての人を励ます「マエストロ佐渡」の若き日の軌跡。
「大人になったらベルリン・フィルの指揮者になる」──小学校の卒業文集に書いた夢を、佐渡裕はついに現実のものとする。指揮者としての正式な教育を受けていない自称「音楽界の雑草」が、なぜ巨匠バーンスタインに可愛がられることになったのか。
「ライフ・キャン・ビー・ビューティフルや! 」という師の言葉を胸に、世界中の名門オーケストラで指揮棒を振る男の人生讃歌。
【目次】
文庫版まえがき
プロローグ 演奏会ほど面白いものはない!
「いっぺん演奏会に来いひんか」?/演奏会でしか“凄い瞬間"は味わえない/欲しい音のためなら素っ裸になってもいい/クラシックの演奏会は、静けさの中にその醍醐味がある/音楽の知識が“凄い瞬間"を生むわけではない/心をシビレさせる感動は、言葉ではなく音楽にある/自分のためにもっと演奏会を楽しんで
第1章 僕が指揮者になった理由
音楽を表現することが僕の天職「?/音楽はすべてが創造です」/僕に音楽を教えてくれた人/初めて会ったおじさんに「君は指揮者か」?/僕の“守護(指導)霊"は燕尾服を着た指揮者だった!?/せっかくの弟子入りも、「キミね、もう来なくていいよ」の一言「/あんた!! 趣味でやってんのか!?」と言われても……/二度も同じオーディションに落ちたのは、“指導霊"のおかげ?/何でもありの、副指揮者という仕事/小間使い的副指揮者の考えること
第2章 “世界のオザワ"、そしてバーンスタインと出会う
小澤征爾に憧れてクラシックの世界に/とにかくブッ飛んでいた小泉和裕さん/指揮はミサイルゲームと同じ!?/ダメもとでタングルウッドに応募“/オマケ"のビデオが審査員の目にとまる/憧れの小澤先生から激励の言葉/僕の履歴書はゴミ箱行きだった/扉の隙間に耳を当てて聴いたバーンスタインの《巨人》/「セイジ、コイツはお前の弟子やないやろ」?/「面白い」ではなく「シブイ」と言ったバーンスタイン「/オレと結婚するか」?/カリスマ的な存在の小澤先生「/あんたね、バカじゃなかったら親に借金しなさい」/「きったない棒を振るんですけどね」/「どーも、あんたは遊んでいるような気がする」/小澤征爾がオーケストラに好かれる理由/僕が行くところ、小澤先生の影あり
第3章 バーンスタインのもとへ
佐野さんとバーンスタインの出会い/佐野さんとの不思議な出会い「/宝クジはな、買わな絶対に当たらへんで」/「ユタカ、お前、英語はうまなったんか」?/「二年経っても芽が出えへんかったら指揮者は辞める」/「音楽家を目指す者は、豊かな生活をせなあかん」/自分の枠を取り外すこと/見知らぬ二人のスポンサー
第4章 オーケストラで指揮したい!
ウィーンでの最初の夕食はザーサイご飯/オーケストラで振りたい!/コンクール嫌いになった理由/招待状が届いたのは「ブザンソン」だけ/夢のお告げで判明、課題曲を間違えて練習していた僕!/僕は間違い探しに来たんやない!/オーケストラも審査員も聴衆も味方に/早々と優勝のスピーチを考える/初めての挫折――怖くて譜面が開けない/音楽をしに僕はブザンソンに来たんだ!/最後までわからなかった審査結果/僕のために一心に祈ってくれていたレニー
第5章 指揮者というもの
大好きなマーラーを感じるウィーンの街/ジェット機で移動するレニーを、夜行列車で追いかける僕「/ライフ・キャン・ビー・ビューティフルや! 」/「お前は、手を動かすためにここに来たんか! 」/僕のデビュー曲が決まった経緯「/ここからはレナード・バーンスタインなんや」/音符に自分の生命を吹き込んでから表現する「/オレの親友のルートヴィヒや」/指揮者に本当に必要なもの/僕の指揮を見たことがあるんやろか……/僕は人を集める天才!?/サービスの原点は、お客さんに喜んでもらうこと/指揮者の存在/体調を崩しても指揮台に立つレニー/音楽を愛し、また音楽を愛する人に優しかったレニー/レニーとの最後の別れ/今夜が僕の引退公演!
佐渡流「演奏会の楽しみ方」
おわりに
文庫版あとがき
解説 林田直樹
佐渡裕
1961(昭和36)年生れ。京都市立芸術大学音楽学部卒業。1987年の「タングルウッド音楽祭」で小澤征爾とレナード・バーンスタインに才能を認められ、バーンスタイン「最後の愛弟子」となる。1989(平成元)年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝し、翌年デビュー。以後、欧州各地の名門オーケストラを指揮。国内では2005年より兵庫県立芸術文化センター芸術監督、2008年より「題名のない音楽会」の司会も務める。2011年5月にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会で初めて指揮し、高い評価を得た。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/8/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101335915
- ISBN-13978-4101335919
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2010/8/28)
- 発売日 : 2010/8/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4101335915
- ISBN-13 : 978-4101335919
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 216,220位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,241位新潮文庫
- - 17,652位エンターテイメント (本)
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2021年11月21日に日本でレビュー済み
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文庫本の方を購入しました。
内容は素晴らしいものですが、配送に問題があります。
袋にポンと入れられてるだけなので、角がまがり届いて開けた瞬間ガッカリしました。
ファンだから読みたいし、大事にしたいのに届いた時から曲がってると通販で買わない方が良かったかと思います。
内容は素晴らしいものですが、配送に問題があります。
袋にポンと入れられてるだけなので、角がまがり届いて開けた瞬間ガッカリしました。
ファンだから読みたいし、大事にしたいのに届いた時から曲がってると通販で買わない方が良かったかと思います。
2021年9月29日に日本でレビュー済み
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面白いのですぐ読めます。のだめカンタービレの千秋先輩は佐渡さんだなと思いました。
2015年12月29日に日本でレビュー済み
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2015年冬に徹子の部屋で、佐渡裕さんとさだまさしさんがゲストで出ておられてはじめて佐渡裕さんを知りました。最近NHK教育TVを見てないとは思っていましたが、最近ではなく、ここ30年ばかり見ていなかったらしいとわかりました。
手軽にネット検索出来るようになり、佐渡裕さんのことも調べて見て、この本を読みました。
人間に興味があり、魂に興味があり、偉人に興味があり、幼い子供にかかわる仕事を以前していましたが、Bブロックで一生懸命にイロイロな物を作っていた子は、理系の研究者になっていたり。
佐渡裕さんのこの本を読んで見ても、他の偉大な人の育ち方を見ていても、共通しているのは、生まれた直後からの環境が良い結果に繋がっているということ。
孟母三遷の教えはよくよく参考にすべきだと感じます。
その子の伸びて行く力を後押しする親や周りの環境には、気を配るべきだったのだなと。
才能を伸ばすということに関して、やはり幼児期や小学校低学年の貴重な時間には気を配るべきなんだなあと改めて感じました。
手軽にネット検索出来るようになり、佐渡裕さんのことも調べて見て、この本を読みました。
人間に興味があり、魂に興味があり、偉人に興味があり、幼い子供にかかわる仕事を以前していましたが、Bブロックで一生懸命にイロイロな物を作っていた子は、理系の研究者になっていたり。
佐渡裕さんのこの本を読んで見ても、他の偉大な人の育ち方を見ていても、共通しているのは、生まれた直後からの環境が良い結果に繋がっているということ。
孟母三遷の教えはよくよく参考にすべきだと感じます。
その子の伸びて行く力を後押しする親や周りの環境には、気を配るべきだったのだなと。
才能を伸ばすということに関して、やはり幼児期や小学校低学年の貴重な時間には気を配るべきなんだなあと改めて感じました。
2018年7月5日に日本でレビュー済み
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佐渡裕さんの本は、3冊とも読みました。佐渡ファン必見です。
2011年10月30日に日本でレビュー済み
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佐渡さんについてとても興味をもったのはNHKのドキュメンタリーで少年時代の夢であった
ベルリンフィルを指揮した番組を見てからです。
独学で指揮者を目指していく過程の演奏者としての自身や指揮者たらんとする葛藤など
自分の目指すものが焦点定まらない若い頃。
そしてチャレンジャーとしてオーディションにトライアルしていくところなどは
運がいいといわれる人もいるようですが、物事を左右するのは、「本当に実行する」という
ことにあると共感します。
多くの人が同じような発想をしたり、同じような意見を持っていても、
実際に本当に「動く」という勇気と情熱を持った人が少ない。そういつの時代も大衆は批評家。
佐渡さんの行動力が人の縁と運を結び付けていっていることに深い感銘を受けます。
また、その情熱が、小澤氏やバーンスタイン氏の心を動かしたのでしょう。
本人の知らぬところでそうした師匠達や取り巻く人々が応援やまなかったのは
本当に一流へと志決意決断して奮闘する佐渡さんの姿と人柄に呼応したものでもあったでしょうし、
バーンスタイン氏の生前最後の弟子への思いには、仕事を通じて多数の従業員を抱える自分にも
とてもグッとくるものがありました。感謝の念が一層自分を強くしていくのだと。
雑草魂、見習っていきたいと思います。
ぜひ佐渡さんがタクトされる演奏会に行く機会を得たいと思いました。
夢や目標を実現しようと奮闘される方にぜひご一読をお勧めします。
ベルリンフィルを指揮した番組を見てからです。
独学で指揮者を目指していく過程の演奏者としての自身や指揮者たらんとする葛藤など
自分の目指すものが焦点定まらない若い頃。
そしてチャレンジャーとしてオーディションにトライアルしていくところなどは
運がいいといわれる人もいるようですが、物事を左右するのは、「本当に実行する」という
ことにあると共感します。
多くの人が同じような発想をしたり、同じような意見を持っていても、
実際に本当に「動く」という勇気と情熱を持った人が少ない。そういつの時代も大衆は批評家。
佐渡さんの行動力が人の縁と運を結び付けていっていることに深い感銘を受けます。
また、その情熱が、小澤氏やバーンスタイン氏の心を動かしたのでしょう。
本人の知らぬところでそうした師匠達や取り巻く人々が応援やまなかったのは
本当に一流へと志決意決断して奮闘する佐渡さんの姿と人柄に呼応したものでもあったでしょうし、
バーンスタイン氏の生前最後の弟子への思いには、仕事を通じて多数の従業員を抱える自分にも
とてもグッとくるものがありました。感謝の念が一層自分を強くしていくのだと。
雑草魂、見習っていきたいと思います。
ぜひ佐渡さんがタクトされる演奏会に行く機会を得たいと思いました。
夢や目標を実現しようと奮闘される方にぜひご一読をお勧めします。
2014年10月5日に日本でレビュー済み
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You're Just A Country Boy を購入(ダウンロード)したものの、再生の方法が分からず、苦戦中です。
2017年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
佐渡裕さんの演奏会が大好きです。とてもきもちが良いコンサートです。それはやはり指揮棒を振る人のきもちが出るからでしょうね。とても柔らかい語り口で佐渡さんのお話を聞いているようでした。