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予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書 495) 新書 – 2010/12/16
購入オプションとあわせ買い
効果、副作用、制度、陰謀論......
本当のところ、どうなの??
......の疑問に、感染症界のエースが答えます!
『街場のメディア論』の内田樹先生、大推薦!!
◎ 内 容
「本当に効くのか?」「副作用は?」「自閉症やぜんそくになる
のでは」「自然にかかるほうがいいに決まっている」......。
予防接種が感染症による死者や後遺症を減らしてきたという
功績は、歴史的に明らかなようでいて、未だにワクチンに対する
懐疑的な意見はあとをたたない。
また、世界的に医療の優れている国・日本だが、
こと予防接種となると、なぜか先進国の中でも遅れた状態にある。
なぜ、ワクチンは嫌われるのか。
開発と副作用による事故をめぐる歴史も振り返りつつ、
今の日本の医療政策、メディア、そして医療の受け手側の問題点
などを、一つ一つ明らかにしていく。
新型インフルエンザ、多剤耐性菌問題、ホメオパシー、ゼロリスク
など、最新のトピックも分析しながら、
ワクチン問題の「好き嫌い」と「正邪」の部分を切り離し、
読者を新たな視点に導く、新しいワクチン論。
◎ 目 次
はじめに
1章 ワクチンをめぐる、日本のお寒い現状
2章 ワクチンとは「あいまいな事象」である
3章 感染症とワクチンの日本史......戦後の突貫工事
4章 京都と島根のジフテリア事件......ワクチン禍を振り返る
5章 アメリカにおける「アメリカ的でない」予防接種制度に学ぶ
6章 1976年の豚インフルエンザ......アメリカの手痛い失敗
7章 ポリオ生ワクチン緊急輸入という英断......日本の成功例
8章 「副作用」とは何なのか?
9章 「インフルエンザワクチン」は効かないのか?
......前橋レポートを再読する
10章 ワクチン嫌いにつける薬
あとがき
◎ 著者プロフィール
1971年島根県生まれ。
神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。
1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。
沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院
内科などで研修後、中国で医師として働く。
NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。
2004年帰国し、亀田総合病院(千葉県)に勤務。
感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任し、現職。
著書に『バイオテロと医師たち』(最上丈二・ペンネーム、集英社新書)、
『感染症外来の事件簿』(医学書院)、『感染症は実在しない』(北大路書房)、
『麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか』(亜紀書房)
など、多数。
◎ 小見出しなど
「これが、予防接種の本質です」
それは予防接種の功績なのか?/ワクチン中止と感染症の復活/
高額で予約待ちのHibワクチン/2009年のパンデミックが
議論にもたらした成熟/ダブルバインドな予防接種/集団接種は
よくないものなのか/ゼロリスクという幻想/毒素そのものが混
入したワクチン/「副作用」と「副反応」/MMRと自閉症論文
捏造事件/個人の免疫、群れの免疫/ワクチンの外れ年?/ワク
チン嫌いとホメオパシー/パピローマウイルスワクチンで不妊に
なる?/陰謀論は常に流れる/...ほか。
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/12/16
- ISBN-104334035981
- ISBN-13978-4334035983
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登録情報
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- ISBN-10 : 4334035981
- ISBN-13 : 978-4334035983
- Amazon 売れ筋ランキング: - 419,894位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,528位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について

島根県生まれ。島根医科大学卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学病院感染症内科診療科長、国際診療部長。
資格:日本内科学会総合内科専門医、日本感染症学会専門医・指導医、米国内科専門医、米国感染症専門医、日本東洋医学会漢方専門医、修士(感染症学)、博士(医学)、国際旅行学会認定(CTH),感染管理認定(CIC)、米国内科学会フェロー(FACP)、米国感染症学会フェロー(FIDSA)、PHPビジネスコーチ、FP2級。日本ソムリエ協会ワインエキスパートエクセレンスなど。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
メタファーなどもつかっていて、読みやすく、分かりやすいと思いますので、ぜひワクチンに興味をもっている親御さんなどは読んでみてください.しかし、本当に読んでほしい人は読まないんだろうなあ・・・
僕が一番思っているのは、「ワクチンをやっても一定の確率で事故はある.ワクチンをなくしたら病魔は社会に広がる」という、どちらにせよ被害がおこるような事象に対して、社会はどのように受けとめるのがいいのだろうかということです。
コンピュータのプログラムをかくように論理的に考えるならば、これは計算すれば簡単に解決できます.モノで考えれば分かりやすいのですが1000万台のPCがあったとします.これにコンピュータウイルスワクチンを導入すると100万台に1台はワクチンソフトをインストールする人がコーヒーをこぼしてしまったり、電源に足を引っかけたりしてPCに害を与えるとします。ここではシンプルにするためにPCは二度と回復しないことにしましょう。
一方で、ワクチンをしないと、10%くらいのPCはウイルスにやられてデータが一部消えてしまったり、困った事態がおきるとしましょう。ここでもシンプルにするためにウイルスにやられたPCは二度と回復しないことにします。
どれだけワクチンにコストがかかるかにもよりますが、ウイルスワクチンを導入すれば、1000万台÷100万=10台のPCがおしゃかになります。導入しなければ1000万台x10%=100万台のPCがおしゃかになります。
これをみれば、ワクチンは導入するに決まってる!となるわけですが・・・問題はウイルスワクチンを導入したPCで壊れる10台のうちの1台があなたのかけがえのないPCだったらどうするか、ということなのです。
人はモノではないのです。しかし、ワクチン行政としては、人をモノとして予防政策を取っている。取らざるを得ない。どうやら、そこに現場の悩みが生まれてくる原因があるようです。
もう一つ。気になる点。
現在のワクチン議論では、ワクチンを打つ人、うたれる人の存在を抜きにして、ワクチンそのものの成分だけで議論がなされています。しかし、ワクチンの副反応&副作用をカウントするときに、ワクチンを打つ人、打たれる人の状態は大きく影響してくるのです。
たとえば、打つ人。医師だったり、看護士だったりしますが・・・医師は全国で25万人います。その中にはやっぱり、針のさし方が下手な人、乱暴な人、レベルが様々で存在しています。みな、一律にロボットのようにできればいいのですが、ピアノと同じでうまい下手があります。大人に上手でも子どもには不慣れだったり。そもそもBCGの打ち方学んでないだろう、というようなBCGの打ち方をしている子どもの腕を見かけることもあります。
打たれる人にも様々な事情があります。医師が注射をうっている間に子どもを押さえている手を終わったと勘違いして離してしまう人。ワクチンというより針恐怖症で失神をおこしてしまう人。何を注射しても腫れてしまう人。病気のせいでワクチンがうてない人。暴れてしまう発達障害の子ども。薬をいれなくたって針をさしたまま、腕をぐるぐる振り回されたら、そこが腫れてもおかしくありません。
実はこうした人間側のパラメータの方がずっとワクチンの副反応・副作用という数字に作用している可能性は大きいと思っています.もちろん、ワクチンの種類によってこの関与は大きく異なりますし、ワクチン製剤の影響がゼロというわけでは絶対にありません。
ワクチンの副作用・副反応の認識、定義、基準もはっきりしていません。現場の医師に任せています。医学的には関係なくとも、患者救済のお金が、目の前の患者さんに届くなら、と患者のおきた疾病とワクチンを関連づけてしまう医師も少なくないと思います.もし、私だったらそうしてしまうと思います.
まあ、例えるなら、月にプラスマイナス1秒狂うデジタル時計を買ってもらった人が、そもそも自分が30分とか平気で遅刻するくせに、それを棚にあげて、この1秒の狂いをなくすために電波時計を買い直したりすることにあくせくしてるのと同じように見えるのです。その前にやれることはもっとあるだろう、と思うこのごろです。
発売日が 2010年12月と古いので、以降のワクチン情報には言及できていませんが、「考え方」を提示するには十分と思われます。
まとめるとしたら、下記の式でしょうか。
◎接種すべきワクチン ⇒ 非接種で感染症に罹った人 > 接種して副反応が発生した人
※1…「人」とは、リスクの大きさ(発生率 × 影響度)を表しているものと推測します。
※2…ワクチンの有効率は 100%とは限りませんので、実際には「接種して副反応が発生した人」は「同 & 接種して感染症に罹った人」と推測します。
※3…本書では「ネガティブな事象をゴマかしている」として、「副反応」は「副作用」と記述しています。
この式で問題となるのは「副反応」なのですが、定義については詳しく言及していません。「副反応」と「副反応疑い」をゴチャ混ぜに考えている方もいらっしゃるようなので、はっきりと書いて欲しかったですね。
「ワクチン接種→健康被害」は「副反応疑い」として報告されて、ワクチンとの因果関係が認められたところで「副反応」となります。ワクチン接種後に死亡したからといって「副反応」とは限りません。厚生労働省の報告書等を読むと、実際の「副反応」はごく少数のようです。
本書では「副反応はあってはならないと考えることは、思考停止状態(進歩がない)である」としています。さらに「医療の本質は、リスクを超えるベネフィットを得るためのトレードオフの行為である」ともしています。
筆者は「ゼロリスク症候群」と言っていますが、原発とそっくりです。原子力への拒絶反応が大きすぎたため、「事故は発生しない」として思考停止状態に陥ってしまい(推測です)、その結果がアレですからね。恐れすぎるのも考えものです。
個人をないがしろにする、というわけではありません。集団と個人のバランスが大切でしょう。本書でも「集団は個人から構成されているので、集団と個人を分断して考えてはならない」としています。
ちなみに、現在では “ワクチンを接種して健康被害が発生” した場合、補償制度があります。医学的な因果関係までは必要としないそうです(厚生労働省ホームページより)。
以前、とある手術を受けたことを思い出しました。手術の説明で「xxx(良くない結果)になる可能性がある」と言われたので、「先生が執刀した中で、その状態になったことがありますか」と聞いたところ、「100回以上手術したけれど、0回ですね」…でした。
あとがきに、次のような記述があります。
「xxxの薬で副作用が生じた時、薬を飲むのを止めようと全否定をしてはいけません。なぜ、薬害が生じたのか、どのようにして回避すべきか、工夫するのが大人の態度です。しかし、我々は全否定のような幼児的な思考停止状態に、しばしば陥ります………」。
このご意見には、大いに賛同します。
でも、「大人の態度」「幼児的」の文言は “レッテル貼り” であり、反発を招きかねません(…そして物事停止状態へ)。筆者に問題点があるとしたら、ここでしょうか…。
そしてワクチン問題の「好悪」の部分と「正邪」の部分を切り離すこと。
岩田先生の深いお考えに感銘を受けました。
素晴らしき良書です。
歴史と共に振り返っており、客観的にわかりやすい。
現場医師の率直な意見を知りたい親御さんにはよいと思います。
参考になりました。
私は医者である程度の知識があったため、それほど新しい情報はありませんでしたが、
この本を読んでより説得力をもって人に説明できるようになれると思います。
予防接種を含めて医療は、メリット、デメリットをよく考える必要があるのは確かです。
でも、不確かで根拠のないデメリットを強調したり、確かにあるメリットを強調しないような人が派手な意見を
かましています(予防接種がいろんな病気を増やす、医学はほとんど不要とかいう極論など)。
そういったものに騙されないように、正しい知識をこういった本から得ることが大事だと思います。
一般の方にお勧めです。
どんなメリットがあってどんなデメリットがあるのでしょう?
という命題に対して、現場の専門家がわかりやすく書かれています。
ワクチンは白でもなく、黒でもなく、煮え切らないはっきりしない存在、
シートベルトのようなものという比喩がとても印象的です。
科学的・歴史的な視点で構成されているものの、
その道の専門科でないと理解できないというものでも無いので
非医療従事者である一般の方が読まれるも良いかと思いますし、
医療従事者にとっても、現場での問題に関して
我々が感ずるもやもやした部分を上手に言語されている点や
一般の方にワクチンを説明する上で、参考になるかと思います。
ゼロリスク神話の問題点、前後関係と因果関係の取り違え、
被害者がいれば必ず加害者が存在するであろうという思考、
自然なものはよくて自然ではないものは悪いという思考、
根拠を無視した理論構築、好悪と正邪のすり替え、
などに関して具体例を挙げながらわかりやすく解説しています。
本当にワクチンを使っても使わなくても批判されるダブルバインド
の状況なのか?幼児的思考停止状態に陥っていないか?
そこを考え抜くのが成熟ではなかろうか?
という著者の意見に賛同したく思います。