「ドラマチック日露戦争」
正直なところ日露戦争は名前と年代ぐらいしかしりませんでした。。
でも、歴史書に手を出そうと思ってて、手始めにたまたま手にした本書。
衝撃が走りました、ほんとに。
題名の通り、ドラマチックです。
この本は、日露戦争を舞台に軍人、作家、政治家、兵士など13人のドラマを記した本。
「坂の上の雲」を読みたいけど、なかなか重い腰が上がらないという方に日露戦争をハイライトしているため、最初の一歩としてはいいかも。私もこれから「坂の上の雲」を読みます。
戦術を練り上げるために、ありとあらゆる海軍の書物を読み漁った秋山真之
大病を患いながらも、従軍記者を経て作家となり、死の直前まで句を書いた正岡子規
アメリカで奴隷同然になりながらも、帰国後総理大臣になった高橋是清
戦時中ながらも一貫して反戦を訴えた社会主義者、幸徳秋水
13人13人様のドラマが描かれた本書は、ただの昔話ではなく、現在に生きる私たちに多くの教訓を教えてくれる。
また、著者は司馬遼太郎も肯定する乃木希典愚将軍説に関しては、否定しています。
ここに関しては、鵜呑みにするのではなく、これから他の本も読んで自分なりに判断していきたいと思います。
日露戦争のことを全然わからないという人でも、読みやすくかかれており、本当に面白いです。

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ドラマチック日露戦争 近代化の立役者13人の物語 (ソフトバンク新書) 新書 – 2010/10/20
河合 敦
(著)
近代化の立役者13人の物語
世界一わかりやすい日露戦争の解説本が登場!
国家の存亡をかけて戦った男たちの魂のドラマを振り返る
日露戦争はそれまで世界史が経験したことのない未曾有の大戦であり、日本という新興の小国が、老大国ロシアに挑んだ極めて無茶な戦いでもあった。にもかかわらず運命の日本海海戦で、ロシアが誇るバルチック艦隊を全滅させるという空前絶後の大勝利を収めた日本。その撃滅作戦を編み出した秋山真之を筆頭に、秋山好古、正岡子規、東郷平八郎、与謝野晶子、高橋是清など、日本の近代化に大きな貢献をした立役者たち13人の波乱万丈な物語を追う。
秋山真之・・・優しすぎる天才兵術家は、軍人としては不適格だった
秋山好古・・・晩年は故郷の中学校長で終えた「最後の古武士」
正岡子規・・・秋山真之、夏目漱石らを魅了した底抜けの明るさ
東郷平八郎・・・戦闘の長期化による敗北を防いだ“神”の賭け
明治天皇・・・開戦には反対だった名君が流した涙の真意
森鴎外・・・軍人と作家の二足の草鞋。脚気蔓延の責任論を検証する
高橋是清・・・奴隷から総理大臣へのジェットコースター人生
与謝野晶子・・・「反戦」の誌に込められた近代への熱いメッセージ
幸徳秋水・・・一貫して反戦をとなえた社会主義者の過激な生涯
乃木希典・・・旅順攻撃の失敗等々、彼は本当に愚将なのか
小村寿太郎・・・誰もやりたくない大任を粛々とこなした「ねずみ公使」
広瀬武夫・・・無能な大本営によって祀り上げられた“軍神”の真実
桜井忠温・・・一兵卒にとっての日露戦争の貴重な語り部として
世界一わかりやすい日露戦争の解説本が登場!
国家の存亡をかけて戦った男たちの魂のドラマを振り返る
日露戦争はそれまで世界史が経験したことのない未曾有の大戦であり、日本という新興の小国が、老大国ロシアに挑んだ極めて無茶な戦いでもあった。にもかかわらず運命の日本海海戦で、ロシアが誇るバルチック艦隊を全滅させるという空前絶後の大勝利を収めた日本。その撃滅作戦を編み出した秋山真之を筆頭に、秋山好古、正岡子規、東郷平八郎、与謝野晶子、高橋是清など、日本の近代化に大きな貢献をした立役者たち13人の波乱万丈な物語を追う。
秋山真之・・・優しすぎる天才兵術家は、軍人としては不適格だった
秋山好古・・・晩年は故郷の中学校長で終えた「最後の古武士」
正岡子規・・・秋山真之、夏目漱石らを魅了した底抜けの明るさ
東郷平八郎・・・戦闘の長期化による敗北を防いだ“神”の賭け
明治天皇・・・開戦には反対だった名君が流した涙の真意
森鴎外・・・軍人と作家の二足の草鞋。脚気蔓延の責任論を検証する
高橋是清・・・奴隷から総理大臣へのジェットコースター人生
与謝野晶子・・・「反戦」の誌に込められた近代への熱いメッセージ
幸徳秋水・・・一貫して反戦をとなえた社会主義者の過激な生涯
乃木希典・・・旅順攻撃の失敗等々、彼は本当に愚将なのか
小村寿太郎・・・誰もやりたくない大任を粛々とこなした「ねずみ公使」
広瀬武夫・・・無能な大本営によって祀り上げられた“軍神”の真実
桜井忠温・・・一兵卒にとっての日露戦争の貴重な語り部として
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2010/10/20
- 寸法10.8 x 1.3 x 17.5 cm
- ISBN-104797358130
- ISBN-13978-4797358131
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商品の説明
著者について
河合 敦(かわい あつし)
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。都立白鴎高等学校で主任教諭として日本史を教えるかたわら、多数の歴史書を執筆している。また『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)の講師等、テレビ出演も多い。主な著書に『目からウロコの近現代史』(PHP研究所)、『早わかり日本史』(日本実業出版)、『岩崎弥太郎と三菱四代』(幻冬舎)、『読めばすっきり!よくわかる日本史』(角川SSC新書)、『ナビゲーター日本史B3、4』(山川出版社)、『なぜ偉人たちは教科書から消えたのか』(光文社)、『人物で読む平城京の歴史』(講談社)などがある。
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。都立白鴎高等学校で主任教諭として日本史を教えるかたわら、多数の歴史書を執筆している。また『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)の講師等、テレビ出演も多い。主な著書に『目からウロコの近現代史』(PHP研究所)、『早わかり日本史』(日本実業出版)、『岩崎弥太郎と三菱四代』(幻冬舎)、『読めばすっきり!よくわかる日本史』(角川SSC新書)、『ナビゲーター日本史B3、4』(山川出版社)、『なぜ偉人たちは教科書から消えたのか』(光文社)、『人物で読む平城京の歴史』(講談社)などがある。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2010/10/20)
- 発売日 : 2010/10/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4797358130
- ISBN-13 : 978-4797358131
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 985,246位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,023位SB新書
- - 114,389位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2011年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「坂の上の雲」を読んだ後に、情報を補完する形で色々な本を読んでいる。
この本は、登場人物で章が区切られているため、時系列に日露戦争の流れを追うことはできないが、
けっこう深掘りしていて、知らないことも多く記述されていたので、興味深かった。
ただし、他の本と異なった内容があったので、どちらが事実かよく分からない。
この本は、登場人物で章が区切られているため、時系列に日露戦争の流れを追うことはできないが、
けっこう深掘りしていて、知らないことも多く記述されていたので、興味深かった。
ただし、他の本と異なった内容があったので、どちらが事実かよく分からない。
2011年6月18日に日本でレビュー済み
歴史についてカジッたり学んだりしようとする時、歴史的事件の起承転結を時系列に沿って読み解いていく方法と、歴史上のキーマンとなる人物の人生・生き様を垣間見る事により、その真髄・エッセンスに近づいて行く方法とが有るかと思います。本書は主に後者のアプローチによって、歴史の醍醐味と奥深さとを伝えてくれます。
筆者はテレビ番組等にも出演して、歴史の面白さ・興味深さを解説してくれている方で、本書の文章も視聴者に対するのと同様に、歴史初心者にも入り易い語り口となっていますし、そうかと思えば、”武田の騎馬軍は存在しなかった…”とか、”バルチック艦隊を破ったのは、丁字戦法では無かった…”とか、歴史好きには常識とも思えるこれ等の定説に反駁していたりもします。そういった意味では、歴史好きにも歴史初心者にも興味を持って読める内容かと思います。
個人的には、「高橋是清」と「与謝野晶子」の章などが知らない事実も多くて、読んでいてとても面白かったです。特に高橋是清氏は、当時こんなに破天荒な日本人が居た事に随分と驚かされます。
この後日本は、暗くて辛い太平洋戦争(大東亜戦争)へとひた走って行く訳ですから、現代史に於ける、ある意味日本人のハイライトを形作った人々の逸話だと捉える事も出来るかも知れません。
筆者はテレビ番組等にも出演して、歴史の面白さ・興味深さを解説してくれている方で、本書の文章も視聴者に対するのと同様に、歴史初心者にも入り易い語り口となっていますし、そうかと思えば、”武田の騎馬軍は存在しなかった…”とか、”バルチック艦隊を破ったのは、丁字戦法では無かった…”とか、歴史好きには常識とも思えるこれ等の定説に反駁していたりもします。そういった意味では、歴史好きにも歴史初心者にも興味を持って読める内容かと思います。
個人的には、「高橋是清」と「与謝野晶子」の章などが知らない事実も多くて、読んでいてとても面白かったです。特に高橋是清氏は、当時こんなに破天荒な日本人が居た事に随分と驚かされます。
この後日本は、暗くて辛い太平洋戦争(大東亜戦争)へとひた走って行く訳ですから、現代史に於ける、ある意味日本人のハイライトを形作った人々の逸話だと捉える事も出来るかも知れません。