「バカ」という言葉について、定義をひと言で表せるか。
否、バカとは多面的で多くの意味をもつ。
また、汎用性の高い言葉であるが故に、誰もが1つや2つのバカに当てはまる。
そして本書において大事な視点は、
<「バカ」とは差別語、侮蔑語でなく、むしろ叱責語、激励語と考えるべきである>
とはいえ、言われると腹が立つのが「バカ」という言葉。
以上は、著者の考えるバカ像の一部です。
そしてそれを踏まえた上で主張します。
<バカは原則的に治せるものだし、むしろバカを治そうとしない、向上心がない状態がもっともバカな状態だということ>
「バカ」の対義語として「リコウ」という言葉を本書では用いています。
バカを認識し、治したほうがよりよいと判断できる。それが「リコウ」の対応です。
「リコウ」という言葉もまた、「バカ」の対局に使われるだけあって、含まれる意味が多いのも事実ですが…
では「バカ」と「リコウ」の線引きはどこで行われるのか。
本当はリコウな人なのに、なぜかバカに見られる。
逆に、実際はかなりバカの定義に当てはまる人が、リコウだと思われていたりする。
そんなケースが少なくないと著者は分析します。
そして、
<結局のところ、バカかリコウかは結果で判断されるもの>
<リコウであってもバカに見られたら終わり> という結論に至ります。
科学、医学、心理学。
時代と共に変容するバカ像や、バカに見える構造。
多角的に「バカ」を検証し、考察した本書の執筆動機もここに起因します。
人からバカと思われたくない。バカに無自覚でいたくない。
著者と同様の気持ち、不安を抱く、「バカになりたくない人」 「バカにされたくない人」にとって、読み応えのある一冊かと思います。
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バカとは何か (幻冬舎新書 わ 1-1) 新書 – 2006/11/30
和田 秀樹
(著)
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- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2006/11/30
- ISBN-104344980166
- ISBN-13978-4344980167
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著者について
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1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神 科医。国際医療福祉大学教授。ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表。一橋大学国際公共政策大学院特任教授。川崎幸病院精神科顧問(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「できる!」と強く信じればあなたは9割成功している』(ISBN-10:4860813502)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何を持って馬鹿と解釈するのかIQを観るのか、野球バカ、パチンコ馬鹿…形容次第。
2006年12月19日に日本でレビュー済み
「本書はバカをバカにするために書かれた本ではなく、
バカは治るという立場から、バカとは何かをともに考え…」
ではじまる本書ほど「バカ」という単語を多く含む本を今まで
読んだことがない。
そこで、本書でいったい何回「バカ」という単語が使われているのか
数えてみようというバカな試みをしたのだが、途中で失念してしまい、
オレって何てバカなんだ!と自分のバカさ加減に嫌気が差した
矢先のことである。
そもそも「バカ」とは何であるのか。
「バカ」は治るもので、成果主義、知識社会、競争社会、格差社会の
現在では、バカになることが「負け組」につながり、自分のバカを
減らすことが「勝ち組」につながると著者はいう。
なるほど、いまのところ「負け組」である私にも将来「勝ち組」に
なるチャンスはあるのだ。という希望に溢れた読後感を得るには
至らなかったが、示唆に富んだ「バカ」を考える本である。
バカは治るという立場から、バカとは何かをともに考え…」
ではじまる本書ほど「バカ」という単語を多く含む本を今まで
読んだことがない。
そこで、本書でいったい何回「バカ」という単語が使われているのか
数えてみようというバカな試みをしたのだが、途中で失念してしまい、
オレって何てバカなんだ!と自分のバカさ加減に嫌気が差した
矢先のことである。
そもそも「バカ」とは何であるのか。
「バカ」は治るもので、成果主義、知識社会、競争社会、格差社会の
現在では、バカになることが「負け組」につながり、自分のバカを
減らすことが「勝ち組」につながると著者はいう。
なるほど、いまのところ「負け組」である私にも将来「勝ち組」に
なるチャンスはあるのだ。という希望に溢れた読後感を得るには
至らなかったが、示唆に富んだ「バカ」を考える本である。
2018年5月30日に日本でレビュー済み
10年以上前に書かれたものですが、今こそ真に迫る問題もちらほらと書かれてています。
最初のバカの連発にうんざりして読むのをやめたりした方もいるかもしれませんが、最後まで読まないのは勿体ないようなためになることもたくさん書かれています。
この本に書かれている「自分はバカだからできないのは仕方ない」というバカであった私だが、このままではいけないと強く思わされる内容でした。
バカはなおるものであり、なおさないのが本当のバカ。
バカなままだと生きていくうえでリスクが高く、バカよりリコウなほうが生きやすく成功する確率も高い…。
全て鵜呑みにするわけではありませんが、リコウなやり方を試してみるのは、バカばかりで話して傷を舐めあうようなことをするよりはるかに有効な手段だと思うし、効率もいい。
リコウな人ほど常に勉強と努力は怠らないのだなと感じました。
読んで損はないと思います。
最初のバカの連発にうんざりして読むのをやめたりした方もいるかもしれませんが、最後まで読まないのは勿体ないようなためになることもたくさん書かれています。
この本に書かれている「自分はバカだからできないのは仕方ない」というバカであった私だが、このままではいけないと強く思わされる内容でした。
バカはなおるものであり、なおさないのが本当のバカ。
バカなままだと生きていくうえでリスクが高く、バカよりリコウなほうが生きやすく成功する確率も高い…。
全て鵜呑みにするわけではありませんが、リコウなやり方を試してみるのは、バカばかりで話して傷を舐めあうようなことをするよりはるかに有効な手段だと思うし、効率もいい。
リコウな人ほど常に勉強と努力は怠らないのだなと感じました。
読んで損はないと思います。
2008年6月4日に日本でレビュー済み
世の中バカと利巧がいるものだが、バカでいることがいかにおろかなことであるのかをあらゆる観点から知ることができた。
この本の趣旨としては、バカをいかに治すかであるが、その方法論よりはまじめに勉強をして利巧になることの大切さを学べる一冊になっている。
自分はバカであると思っていない方も積極的に日々勉強し時代の変化についていこうとしていない時点でバカも同然なのである。
勉強意欲が無い方はぜひこの本を読みバカを脱出するためのモチベーションを挙げてみてはいかがだろうか。
この本の趣旨としては、バカをいかに治すかであるが、その方法論よりはまじめに勉強をして利巧になることの大切さを学べる一冊になっている。
自分はバカであると思っていない方も積極的に日々勉強し時代の変化についていこうとしていない時点でバカも同然なのである。
勉強意欲が無い方はぜひこの本を読みバカを脱出するためのモチベーションを挙げてみてはいかがだろうか。
2011年5月16日に日本でレビュー済み
著名な精神科医が「リコウ」と「バカ」の違いを徹底的に論じた本。
論理は明解だが、何となくみみっちい。著者は灘高、東大理'V卒の秀才。賢さについてはオーソリティだろう。一方、スポーツやアートにはあまり親しまなかったらしい。そこで学べる、正しさ、強さ、美しさ、といったほかの美徳についてどこかなおざりのまま、賢さだけを論じてしまっているから、受け手の頭のなかでうまく広がらないのだ。
かといって不実な本ではない。終盤、「バカ」のままだと為政者や資本家に好きなように翻弄される、おまえはそれでいいのか、という鋭い問いを突きつけてくるのだ。この本の勘所はおそらくここ。多少の我慢は強いられるが、読了に値する本、多く読まれるべき本と断じる理由だ。
論理は明解だが、何となくみみっちい。著者は灘高、東大理'V卒の秀才。賢さについてはオーソリティだろう。一方、スポーツやアートにはあまり親しまなかったらしい。そこで学べる、正しさ、強さ、美しさ、といったほかの美徳についてどこかなおざりのまま、賢さだけを論じてしまっているから、受け手の頭のなかでうまく広がらないのだ。
かといって不実な本ではない。終盤、「バカ」のままだと為政者や資本家に好きなように翻弄される、おまえはそれでいいのか、という鋭い問いを突きつけてくるのだ。この本の勘所はおそらくここ。多少の我慢は強いられるが、読了に値する本、多く読まれるべき本と断じる理由だ。
2009年5月27日に日本でレビュー済み
内容は、筆者が思う「バカ」な状態を何度もと思いつくまま述べた本である。だたそれだけである。筆者は、灘高校から東京大学理3入学、医学部卒業し、心理学ビジネスシンクタンクを設立した「まがいもの」である。時々、雑誌で書評やコラムを目にするが、人物として「本物」ではない。明確に言える、読む価値なし。
2010年2月22日に日本でレビュー済み
バカという言葉がたくさん出てくる本。斜め読みしているとムカツクー、ってことになりかねない。
忍耐が要るが、文字通り「バカ」にされたと受け取らずに読むのが肝心。益になることも書いてある。
リコウかバカかは相対的なものであるし、事象によっても異なる。そもそも全知全能の人などいないが、自分で不得手なことを認識し、脱バカへの行動が人を磨くと述べる。
では、どうすればいいのか、の処方箋は曖昧だが、多面的に考え、落ち着くことは大事だと思う。
最後の方でリコウがバカを騙す社会について触れているが、筆者のキャリアからすれば、この本自体パラドックスに感じられないこともない。よくここまで、バカを書き続けられたと感心。ただ、2度は読まないと思う。
忍耐が要るが、文字通り「バカ」にされたと受け取らずに読むのが肝心。益になることも書いてある。
リコウかバカかは相対的なものであるし、事象によっても異なる。そもそも全知全能の人などいないが、自分で不得手なことを認識し、脱バカへの行動が人を磨くと述べる。
では、どうすればいいのか、の処方箋は曖昧だが、多面的に考え、落ち着くことは大事だと思う。
最後の方でリコウがバカを騙す社会について触れているが、筆者のキャリアからすれば、この本自体パラドックスに感じられないこともない。よくここまで、バカを書き続けられたと感心。ただ、2度は読まないと思う。