まえがきと見出しだけを読んだ。現代の高等遊民は、管理社会にあってかなり精神的にタフな生活ということになるから、ぶれない軸がないと時間をもてあましてしまう。そんなことが書いてあった。本編こそが大事なのだろうけど、いずれ読もう。
高等遊民であることを人々にすすめることが、現代社会では批評になる。それが1冊の本になるのだ。

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欲しがらない生き方 -高等遊民のすすめ- (角川oneテーマ21 B 121) 新書 – 2009/6/10
岬 龍一郎
(著)
高等遊民という考え方と生き方。人間らしく生きるとは何なのか。先達の漱石、良寛、ソローからも学ぶ幸せの哲学を改めて問う本。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2009/6/10
- ISBN-104047101923
- ISBN-13978-4047101920
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著者について
1946年生まれ。評論家。「人間経営塾」を主宰する。
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2014年3月22日に日本でレビュー済み
名著です。
菜根譚はじめ中国のアフォリズムもほとんど読んだけど
昔のことなので参考にならない点もあります。
一方で、本書は現代の日本にいながら
清福の生活を送るための心構えを具体的に知ることができ、
読むたびにほっとさせてくれる素晴らしい本です。
私はすでに20回くらいは読んでいます。
貝原益軒の著作(清福について)とショーペンハウエルの幸福論も
合わせて読むと、健康で心おだやかな生活を送る智慧が身につくと
思います。
菜根譚はじめ中国のアフォリズムもほとんど読んだけど
昔のことなので参考にならない点もあります。
一方で、本書は現代の日本にいながら
清福の生活を送るための心構えを具体的に知ることができ、
読むたびにほっとさせてくれる素晴らしい本です。
私はすでに20回くらいは読んでいます。
貝原益軒の著作(清福について)とショーペンハウエルの幸福論も
合わせて読むと、健康で心おだやかな生活を送る智慧が身につくと
思います。
2009年8月8日に日本でレビュー済み
40歳を過ぎてからここ4,5年ほど、高等遊民的生活というものを模索していた。あと5年くらいしたら今の仕事を早期退職しようと考えている。もちろんその後の老後も含めた生活、すなわち経済的な基盤に目途があってのことではあるが。こんなことを考えていた矢先にこの本と出逢った。今の世の中、自分と同じようなことを考え、実践している人がいたんだなあと思った。
本の内容的には、哲学的・思想的なことが出てきますが、決して難しい哲学書などではありませんので、とても読みやすかったです。この本でいっている「高等遊民」とは、いわゆる夏目漱石などで知られるそれとは少し違う。100%世の中から関係を絶つというのではなく、著者の言葉で言えば「半隠棲」というもの。60歳、あるいは最近では年金の受給開始年齢の引き上げに合わせて65歳定年制もいわれるようになってきたが、定年退職したら本当に自分の好きなこと、仕事でも趣味でも研究でもやろうというのでは遅いというのである。人生80年時代といわれるが、自分も80歳まで生きられるとは限らないこと。そんな保証も確信も根拠もないのだから。
実はこの本を読んだ後にわかったことだが、著者の本で『お金持ちより時間持ち―モノ持ちよりもココロ持ち―』(1999年刊行:KKベストセラーズ:ワニの選書)というのを見つけた。早速読んでみると、どうやら本書の初版本ともいえるものらしい。こちらの方では「高等遊民」という語はひとつもでてこないが、言わんとしているところは同じであった。ただ、内容的には本書では書かれていない内容も含まれていて、本書を読んだらこちらも読んでみるといいと思う。
本書を読んで感じたことだが、著者もそう考えているように、この本で言おうとしていることは、20代から30代の方には理解されにくいのではないだろうか。人生の最盛期にあること、まだ社会経験が比較的浅いということなどから。著者もいうように何かをしようと思ったら、「50歳、60歳からでは時、すでに遅し。」人生の分岐点は45歳前後が良いという。私も読んでみて、だいたい40歳から50歳くらいの人にお勧めしたい。定年まで勤めて後は何もすることがない、仕事だけの人生で終わりたくないという人は是非読んでみてはいかがでしょうか。私も早期退職後は趣味の研究を活かした小さな教室を月に多くても2回くらいで自宅かどこかで開催しようと考えています。決してお金儲けのためではないので、高額な受講費用は頂かないつもりです。高等遊民的、半隠棲の生活を中心に送るにしても、何らかの形で社会とのつながり(人との出逢いやふれあい)は持っていたいと考えているからです。 お金持ちより時間持ち―モノ持ちよりもココロ持ち (ワニの選書)
本の内容的には、哲学的・思想的なことが出てきますが、決して難しい哲学書などではありませんので、とても読みやすかったです。この本でいっている「高等遊民」とは、いわゆる夏目漱石などで知られるそれとは少し違う。100%世の中から関係を絶つというのではなく、著者の言葉で言えば「半隠棲」というもの。60歳、あるいは最近では年金の受給開始年齢の引き上げに合わせて65歳定年制もいわれるようになってきたが、定年退職したら本当に自分の好きなこと、仕事でも趣味でも研究でもやろうというのでは遅いというのである。人生80年時代といわれるが、自分も80歳まで生きられるとは限らないこと。そんな保証も確信も根拠もないのだから。
実はこの本を読んだ後にわかったことだが、著者の本で『お金持ちより時間持ち―モノ持ちよりもココロ持ち―』(1999年刊行:KKベストセラーズ:ワニの選書)というのを見つけた。早速読んでみると、どうやら本書の初版本ともいえるものらしい。こちらの方では「高等遊民」という語はひとつもでてこないが、言わんとしているところは同じであった。ただ、内容的には本書では書かれていない内容も含まれていて、本書を読んだらこちらも読んでみるといいと思う。
本書を読んで感じたことだが、著者もそう考えているように、この本で言おうとしていることは、20代から30代の方には理解されにくいのではないだろうか。人生の最盛期にあること、まだ社会経験が比較的浅いということなどから。著者もいうように何かをしようと思ったら、「50歳、60歳からでは時、すでに遅し。」人生の分岐点は45歳前後が良いという。私も読んでみて、だいたい40歳から50歳くらいの人にお勧めしたい。定年まで勤めて後は何もすることがない、仕事だけの人生で終わりたくないという人は是非読んでみてはいかがでしょうか。私も早期退職後は趣味の研究を活かした小さな教室を月に多くても2回くらいで自宅かどこかで開催しようと考えています。決してお金儲けのためではないので、高額な受講費用は頂かないつもりです。高等遊民的、半隠棲の生活を中心に送るにしても、何らかの形で社会とのつながり(人との出逢いやふれあい)は持っていたいと考えているからです。 お金持ちより時間持ち―モノ持ちよりもココロ持ち (ワニの選書)