従来路線とは一線を画し、Steve Jordan(Dr)、Pino Palladino(B)の強力なサポートにより、そのギタリストとしての技量を存分に発揮したBlues Rock Trioの(パーマネントグループとしての活動に願いを込めて)デビュー・ライブ・アルバム。 ここでの彼の演奏からは持ち味であるコンテンポラリーな香りを漂わせながらも、Jimi HendrixやStevie Ray Vaughanの影響を受けていることも、その系譜を継承するに足る才能ということも感じることができる。 GRAMMYでBest Male Pop Vocal Performanceを受賞した彼も魅力的ではあるが、願わくばこのトリオでの活動の継続を、更にできることであればStevieを長年支えたDouble Trouble - Chris Layton(Dr) Tommy Shannon(B)との共演を、などと夢見てしまうのはノスタルジーに過ぎるだろうか。