システム的には2つの世界があり、行き来でき、過去にも何度でも戻れる、
というものです。
主人公は情報部に所属しており、
そこに残るか、
親友の部隊に入るかで運命が分かれます。
普通のゲームならルートが2つある。といった感じだと思うのですが、
主人公は「白示録」というものを使い、そのどちらも行けます。
つまり、そのどちらかの世界で問題が起こったとき、
片方の世界へ飛び、その問題の原因を取り除く、
というシステムになっています。
まあ、もっとわかりやすく言えば、結局2つのルート必ず行かなきゃいけないので、
実際は1本道です。
2つの世界を体験でき、最後にはその2つのルートは1本につながり、
隠れた真の敵を倒しクリアです。
戦闘システムは思ったより簡単でした。
相手を突き飛ばしたり、横に動かしたり、敵を重ねて効率よくダメージを与える、
というものです。
後半、トラップなど仕掛けられるようになりますが、
そこまで来たらもう慣れているので説明は不要です。
とにかくこれまでにない、RPGというか、
ストーリーはシミュレーションRPGみたいに重厚です。
SRPGをRPGにしたみたいな感じです。
問題点は、ルートによって、
ロッシュなどが仲間から外れている機会が多いので、
レベルがばらつく。全員のレベルが同じ、という感じは無理で、
どうしても主人公のレベルだけ高くなります。
つまり、全員バランスよく使いたいとき不便。
そういうキャラは必ずメンバーに入れ、
バランスを取らなくてはなりません。めんどくさい。
あと、過去に何度でも戻れるため、
2週目のプレイをやる意味があまりない。
イベント、ボスとも最初から全部やり直せるし、
何度でも倒せるため2週目やる価値が少し下がっています。
総論・・ストーリー、システムとも問題なし。少しの欠点はあるものの全体的によく考えられており最後まで楽しめる。
クリア時間はヒストリア達成度にもよるが、早くて30時間、じっくりやりこみ40時間といったところ。名作。