サイエンスライターの著者が、インテリジェンス(著者の言葉では知力)の獲得について何をすることを読者に提言するか、期待して読みましたが、内容はきわめて薄かったです。
還暦近いおじさんが、居酒屋で若者をつかまえて、酔っ払っいながら、論理的に整理しないまま、主観や、自分の自慢話ないし自分の青春時代の放浪を肯定する話を3時間ほど聞き続けることができる方なら、本書を読み終えることができるでしょう。つらいことでしたが、レビューを書くからには私は読み終えました。
読者の年齢に35歳を設定していますが、著者によるとこの年齢が転機である由。それはともかく、仮に読者の想定年齢が自分より若いとしても、上から目線でお説教やら自慢話やらをするのは、知性の高い人のすることではありません。本書の中に著者の写真が何点も掲載されていることには、苦笑しました。なにやってんだか。
Amazonのセールで96円で本書が販売されていましたので、つい買ってしまいましたが、知性については著者にはこれでこりごりです。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
自分の価値を高める 知力 単行本 – 2010/1/14
竹内 薫
(著)
デキる人とあなたの決定的な違いが分かる! 一生役立つ「学びの本質」と「ものの考え方」を余すところなく伝えた、自分の価値を高めるための教科書。
本書は、多くのステップアップ成功者が共通して持っている「知力」とは何であり、その力を身につけるにはどうしたらよいかを紹介した「考え方(人生哲学)」の本です。 「知力」という名の剣があれば、人生の「壁」は必ず突破できます。ステップアップを願う人、必読の一冊。
本書は、多くのステップアップ成功者が共通して持っている「知力」とは何であり、その力を身につけるにはどうしたらよいかを紹介した「考え方(人生哲学)」の本です。 「知力」という名の剣があれば、人生の「壁」は必ず突破できます。ステップアップを願う人、必読の一冊。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社すばる舎
- 発売日2010/1/14
- ISBN-104883998746
- ISBN-13978-4883998746
商品の説明
著者について
竹内薫(たけうち かおる)
1960年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学(カナダ)大学院博士課程修了。理学博士。猫好き科学作家として硬軟自在の執筆活動を展開。最近は「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ系)、「JAM THE WORLD」(J-WAVE)など、テレビやラジオでも活躍中。著書に『16歳の教科書』(共著:7人の特別講義プロジェクト&モーニング編集部 講談社)、『竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術』(実務教育出版)、『99.9%は仮説』(光文社新書)など多数。
<竹内薫オフィシャルサイト> http://kaoru.to/
1960年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学(カナダ)大学院博士課程修了。理学博士。猫好き科学作家として硬軟自在の執筆活動を展開。最近は「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ系)、「JAM THE WORLD」(J-WAVE)など、テレビやラジオでも活躍中。著書に『16歳の教科書』(共著:7人の特別講義プロジェクト&モーニング編集部 講談社)、『竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術』(実務教育出版)、『99.9%は仮説』(光文社新書)など多数。
<竹内薫オフィシャルサイト> http://kaoru.to/
登録情報
- 出版社 : すばる舎 (2010/1/14)
- 発売日 : 2010/1/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4883998746
- ISBN-13 : 978-4883998746
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,844,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1960年、東京都生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。カナダ・マギル大学大学院博士課程修了。理学博士。ノンフィクションとフィクションを股にかける 科学作家。小三から小五までニューヨークの現地校に通ったせいで、帰国後、カルチャーショックに悩まされ、学業も落ちこぼれる。現在は妻子とともに裏横浜 に在住(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『思考のレッスン』(ISBN-10:4062165082)が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年4月10日に日本でレビュー済み
知識を集め、智慧に変えて活用してくまでの守破離のステップを詳細に解説してくれる本です。守破離という言葉はまったく出てこないのですが内容は守破離そのものです。もちろん本書の内容は守破離のような古臭さは一切なくビジネスや生活に即した現実的なものになっています。
ビジネスにおける守破離を解説した本はたくさんありますが本書で特記すべきは手放すステップを解説しているところです。単に学んだものから新たなものを生み出すのではなく不要なものを切り捨てるステップをきちんと解説しており、知識から智慧への昇華においてたくさんの知識から無駄な知識を削っていき、残った必要な知識を使いこなして何かに特化していくということを記載しています。
役職があがるにつれ、より大きな広い目線でビジネスを見るようになりますがそれと同時に細かい仕事は部下に任せ自分ではできなくなっていきます。そういった現実をきちんと解説してある本は珍しいように感じます。よく入社3年目くらいのバリバリビジネスマンが「上司なんて自分がやってる仕事もできないくせに」などという愚痴をこぼしていますが守破離は技術の特化作業であり当たり前であると悟らせてくれます。
文章もわかりやすく、ステップ順に詳説してくれますので非上に良書だと思います。ただ、途中一部に数式などを用いた例えが用いられますのでそこで挫折してしまう読者がいるかもしれないのが残念なところです。数式などはガンガン飛ばして読んでも充分に全体観は理解できる書籍ですので気にせずわかるところだけ読み進めればよいと思います。文句なしに星5つです!
ビジネスにおける守破離を解説した本はたくさんありますが本書で特記すべきは手放すステップを解説しているところです。単に学んだものから新たなものを生み出すのではなく不要なものを切り捨てるステップをきちんと解説しており、知識から智慧への昇華においてたくさんの知識から無駄な知識を削っていき、残った必要な知識を使いこなして何かに特化していくということを記載しています。
役職があがるにつれ、より大きな広い目線でビジネスを見るようになりますがそれと同時に細かい仕事は部下に任せ自分ではできなくなっていきます。そういった現実をきちんと解説してある本は珍しいように感じます。よく入社3年目くらいのバリバリビジネスマンが「上司なんて自分がやってる仕事もできないくせに」などという愚痴をこぼしていますが守破離は技術の特化作業であり当たり前であると悟らせてくれます。
文章もわかりやすく、ステップ順に詳説してくれますので非上に良書だと思います。ただ、途中一部に数式などを用いた例えが用いられますのでそこで挫折してしまう読者がいるかもしれないのが残念なところです。数式などはガンガン飛ばして読んでも充分に全体観は理解できる書籍ですので気にせずわかるところだけ読み進めればよいと思います。文句なしに星5つです!