新卒でゲーム会社に入社し、出版業界に転職。
アマゾンではカリスマバイヤーと呼ばれる実績を残し、
出版コンサルタントとして独立。
そんなプロフィールの持ち主である著者が
自分の経験から得た、キャリア構築に関する知識を
分かりやすい文章で説明している。
各章の冒頭にある象徴的なQ&Aや、
章の終わりにある合計36冊の参考図書の紹介を見るだけでも価値がある。
特に目からウロコが落ちたのは
著者がオススメする就職先が「斜陽産業」だということ。
その心は「潰れそうな会社にこそ、たくさんの知恵が詰まっている」からだそう。
特に「倒産は、会社のしくみを経営者感覚で学べる、貴重なチャンス」だという。
勤務先の好調、不調にかかわらず、人として成長したいという気持ちさえあれば
明日は明るいのだということを学んだ。
全体としては
これから就職活動をしていく人向けなのかもしれないが、
30代の私から見ても学ぶものの多い良書だった。
本書籍で著者のバッググラウンドに大変興味を持ったので
ほかの著作もぜひ読んでみたいと思う。
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イメージ付きのレビュー
20代以外の方にもぜひ読んでもらいたい1冊
・世の中で光っている人は、35歳までに何かしらの手がかりを得ている。年齢ごとの「やるべきこと」をクリアすれば、将来の不安は消えていく。・今の世の中、会社員、独立起業、フリーなど、どれから一つに働き方を定めなくてもいい時代になっている。・30歳は「自分づくりの最後の年」であり、本物のキャリアは30歳からスタートする。・多くの成功者は40代以降、①30代までのインプットの組み合わせ②成功パターンの応用③人の力を使うことのいずれかで成果を上げている。・資本主義の原則=いいものを持っていれば、いいものに引き寄せられる。一流のものを持っていると一流の人が集まり、お金は金持ちのところに集まる。・大企業で活躍する人は、①マネジメントがてきる②我慢強い③責任感が強い「長男・長女タイプ」④清濁併せ呑める(資本主義のロジックで動ける)人⑤数字に強い人である。・判断力よりも相手が何を欲しているかを確実に理解するための「洞察力」を磨くことが大事。洞察力を磨くには、観察力を磨く(周りをよくみて、話をよく聞く)こと。・仕事はやりたいことよりも、「ほしい結果」で選ぶこと。何かしら結果が欲しい場合、まず何が欲しいか(高収入、有名人に会える、人に認められるなど)を考える。・本書では、年齢ごとにやるべきこと(23歳までに高い評価で会社に入社、26歳〜28歳は自分のナンバーワンをつくる、31歳〜35歳は組織を切り盛りするなど)が書かれている。20代の皆さんは必読です！(そうでない方もぜひ読んで、知り合いの20代の皆さんに本書を紹介してください！)
