デビュー当時のような暗く、重く、遅いアルバムになった5作目。
オープニングの「血まみれの安息日」から、ブラック・サバス節全開で、パワー溢れる傑作。
トニーの重く、荒々しい最高のリフに、オジーの絶妙なシャウト、ギーザーのマグマのようにどろどろした重低音のベース、そして、ビルのテクニカルながら重いドラム。
歌詞もこれぞ、ブラック・サバスといった内容。
また、実験的な要素が多く見られ、リック・ウェイクマンが参加した「サブラ・カタブラ」はその成功例。
他には、「ルッキング・フォー・トゥデイ」での、トニーのフルートはどこかもの悲しげなのや、
「スパイラル・アーキテクト」でのオーケストラの参加で壮大さが増したもよかった。