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すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) 新書 – 2008/8/12

3.9 5つ星のうち3.9 79個の評価

なぜ、サブプライムローンは世界的な金融危機を招いたのか?
なぜ、ジャンク(くず)と呼んでもよいようなサブプラム関連の金融商品に、欧米の投資銀行やヘッジファンドなど世界一流の投資家たちが殺到したのか?
なぜ、サブプライムショックの際に、日本の株価が最も暴落したのか?
なぜ、バブルは繰り返されるのか?
−−多くの投資家がリスクに殺到するがゆえに生じる、新時代のバブルの正体を、気鋭の学者であり、個人投資家でもあるアカデミックな成果を中心に、著者自らの投資体験も含めて分析する。
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商品の説明

著者からのコメント

サブプライムショックとは、バブルの崩壊のきっかけとなる事件でした。ゆえに、問題はサブプライムにとどまらないのは当然です。このバブルは21世紀型バブルで、リスクテイクバブルと本書では呼んでいます。この崩壊は、これまでの金融資本主義の崩壊の第一幕なのです。
本書では、証券化に始まるサブプライムおよびそのショックのからくり、バブルとリスクテイクバブルのメカニズムを解明することにより、21世紀の金融資本主義の崩壊のプロセスの可能性について考察しています。

著者について

小幡績(おばたせき)
個人投資家として積極的に投資し続ける行動派経済学者。株主総会やメディアでも積極的に発言。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2001~3年一橋経済研究所専任講師。2003年より現在、慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應ビジネススクール)助教授。2006年行動ファイナンス研究所設立。日本ファイナンス学会理事。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(編著、洋泉社)がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2008/8/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334034667
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334034665
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 79個の評価

著者について

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小幡 績
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カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
流石、東大経済学部首席にて卒業されただけあって、とても整理され、
論点が分かる文章であった。
経済の成長をねずみ講に例えたり、「リスクテイクバブル」や
「キャンサーキャピタリズム」などといった造語にしたりと、とてもユニークな
言い回し方もあり、興味深く読ませていただきました。
内容には賛否両論あると思いますが、仮説をたてて、その仮説を論証しており、
その筆者の仮説が合っているか否かより、その仮説を証明する方法などの手法が、
とても興味深かった(もちろん内容も良かった)。
今回のサブプライムの仕組み等が論理的に分かりやすく説明されており、自分なりに
スッキリしたと思っています。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とりあえずちょっと前に有名になった本なので買ってみた。250ページほどで、文章も平易で読みやすいので1日で十分読み終わる。

前半部でバブルとは何かについて説明し、それをもとに後半部では時系列にそって昨今の金融危機について解説を入れていく。つまり、サブプライム問題を発端とした金融危機を、投資家の群集心理によるバブルで説明していくというのが大まかな流れである。

というよりかはサブプライム問題を題材として金融資本が持つ本質をあぶりだそうとしていると言った方が正しいのかもしれない。筆者の言うところのそれは自己増殖とそれが生み出す、リスクテイクバブルなのであるが、筆者は我々がバブルについて持つ疑問に答え、常識を否定する。例えば、「なぜバブルとわかっていながらそれを避けないのか」、「なぜ一流の(機関)投資家、ヘッジファンドがバブルに引っかかるのか」といった疑問である。

ここら辺の話題に対する著者の説明の仕方は、非常にすっきりとしたものでわかりやすい。また証券化によって、本来資産のキャッシュフローに対するリスク(それを測るにはファンダメンタルの分析が必要)であるはずの証券の価値が、単なる流動性に対するリスクにすり替えられること、それによって投資家のすそ野が広がること、そして機関投資家やヘッジファンドによって彼らがリスクテイクバブルに飲み込まれていく、というストーリーは多少のデフォルメはあるだろうが興味深い。

初めに書いたとおり、表現は平易で読みやすいので同じ分野の「資本主義は嫌いですか」(竹森俊平著)がとっつきにくいという人にはおすすめ。

ただ、危機の原因をバブルに絞ってしまうのはいかがなものか。「資本主義は嫌いですか」ではこの辺はもっと多角的に分析していた。あと、著者は個人投資家らしいのだが、個人投資家としてここ1,2年の相場でどう動いたかももう少し書いてくれたらおもしろいのに、とも思った。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「まえがきがコンテンツのほぼ全て」というレビューを読んだ上で買いました

その通りでした

本文は冗長で、非常に読み辛い。
2008年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「欲深くて愚かな人たちがいるからバブルになる」になるなどと言うのは、全くの素人考えであると言うことが本書を読むとよくわかる。ライバルに負けるわけにいかないプロが多額の資金を運用しているからこそバブルになるのであり、また彼らはバブルとわかっていても、なかなかそこから降りられないのである。

私は新聞に毎日1時間半ほど目を通すが、サブプライム問題にしても「住宅価格が永遠に上がり続けると信じていたがため」くらいにしか、解説されていなかったように思う。これは言葉が足りないと言うよりも、間違いと言った方が良いだろう。

バブルの発生から崩壊に至るメカニズムが、非常にわかりやすく書かれている好著である。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サブプライム問題の本質を直感的に理解するにはわかりやすい本。

金融に疎い人にとっても、サブプライムローン債権の証券化の本質を大づかみすることは可能であろう。

また、サブプライムローンの貸し手、借り手、そして、市場のプロの運用者にとって、それぞれの合理的な行動が結果としてバブルを生み出していく仕組みについて、一通りの理解が得られる。

難を言えば、印象論としては、説明の重複感によりすっきりと理解した感覚が得られないこと、各論では、投資銀行のビジネスモデルの中でこの債権の証券化がどのように扱われてきたかの説明が欠落をしていること。

でも、全体的には、個々の経済主体にとっての合理的な行動が全体の最適解にはならない、という現代の資本主義論を考える一つのきっかけにはなるのではないでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 私は有料の株式情報も購読していますが、きちんと図表も駆使して
見せる工夫がなされており、また長い期間の歴史と株価の推移や配当
率なども併せてうまく説明していました。

 それと本書を比べると、正直いまひとつです。単に文書を書くだけ
ではなく、もう少し見せ方の工夫があってもよかったかと思います。
できれば、改訂版でリベンジして欲しいところです。

 P142とP172で図表は使っていますが、期間があまりにも短いと思い
ます。また、筆者は「個人投資家として積極的に投資し続ける行動派
経済学者」との事ですが、ここ最近の投資行動と成績はいかがだった
のでしょう。それがオープンになれば、もう少し評価の星の数にも
変動があるかも知れません。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は慶応の大学院にて金融の准教授を務める御仁である。
バブルの生成、ピーク、崩壊について非常に分かりやすく、かつアカデミックな視点からも鋭い分析が為されている。
筆者はただの学者としてだけでなく、実際に株取引を行って実務家にも分かりやすい内容での著述となっている。
市場に対し、誠実に対面し、自分の職務に忠実に著述を行っている。
非常に分かりやすい一冊である。
株の初級者から上級者、職務として会社組織で運用を行うものにとっても、役に立つ一冊となろう。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに惹かれて読んだ。

「まえがき」が非常に秀逸である。

1、お金はなぜ殖えるのだろう?
2、経済はどうやって成長し続けるのだろう?
3、資本主義とは何だろう?

という問いに対する答えを、「ねずみ講」という一語で切って捨てるのは、
著者の言語センスと才覚の現れであると思う。

〇資本主義は、常に新たな参加者がいないと成り立たない、
〇産業資本から金融資本へと重心がシフトしたが、この傾向がいつまでも続かないことの兆候が、今起きている現象である

という指摘にも首肯する。

ところが、そのあとの本論の中身が薄く、同じことの繰り返しであるように見えた。
「まえがき」のような切れがない。ポイントは、まえがきで言い尽くされている。
皮肉を言ってしまうと、著者自身、まえがきの議論を90点と言っており、
残りは、90点の答案を99点にすることと、と言っているが、まさしく、まえがきが90%であるように思った。
本論にも、まえがきと同じような鋭さ、濃さが欲しかった。

(あと、別にこだわらないが、著者の論旨からすると、「すべての経済」がバブルに通じる、というわけではないような。。。)
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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