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西武事件: 「堤家」支配と日本社会 単行本 – 2005/5/1

4.0 5つ星のうち4.0 4個の評価

父親の呪縛を逃れられず、資本の論理に屈したカリスマ経営者。巧妙な支配構造を崩壊させた西武の起爆装置とは。事件の背景にある日本の血脈・土地資本主義の終焉とは。衝撃の事実を明かす渾身のノンフィクション。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2005/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 297ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4532351596
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4532351595
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 4個の評価

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吉野 源太郎
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年1月8日に日本でレビュー済み
すっかり忘れ去られた感のある「西武事件」とはどんな事件だったのかを再確認したく購入した。

事件が進行している時期に発表された作品ではあるが、ドキュメント的な作品ではない。日本社会においてこの事件はどう位置づけられるのか、ということに主眼が置かれている。その結果、義明氏ではなく先代康次郎氏の人物評に多くのページが割かれることになっているのがなんとも皮肉だ。

著者は、会社は株主のものであるという意識が希薄であり、経営陣の保身が生んだ不祥事が絶えない日本の社会の中で、西武グループを「特殊」な会社ではないと結論付ける。ベールに包まれていた西武グループも、事件によって明らかになった事実を考えてみると、極めて日本的な存在であったという意味においては、その結論は正しいのだと思う。

メディア関係者が書く事件関係の作品を読むと度々感じる違和感がある。

一つは、事件を起こした人物に対する評価だ。多くの場合、わたし(著者)は事件の起こるずっと以前から、こういう人物だと知っていたかのような書き方がされている。この作品では堤義明氏に対する評価だ。彼は独裁的で無能力な経営者であったとされている。過去においても優れた経営者であったとは描かれていない。

では、以前はどうだったのかといえば、巻末に掲載されている、初めて西武グループの経営に切り込んだという、著者が副編集長として手掛けた日経ビジネスの記事(84年)を読めばわかる。確かにこの記事には、経営手法に対する疑問点も提示されている。しかし、その論調はそれを暴いて糾弾するのではなく、だから西武グループは強いのだというものだ。逆説的に堤義明という人物の経営能力を評価していると言える。しかも、著者はこの作品中で何度も、この特集記事発表のときから西武はなにも変わっていないと記している。

もう一つは自分がメディアの人間だったということを忘れているのではないかという書き方だ。この作品では、度々、皆が事件の本質を見落としている、わかっていない、といった類の記述がある。では、本質を報道しなかったメディアの責任はないのか、と突っ込みの一つも入れたくなる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年2月6日に日本でレビュー済み
所有と占有というテーマに着眼しているのは面白い。でもこの本で取り上げるには余りに大きすぎるテーマでちょっと中途半端になっている。近代的所有権の確立には国民の財産権を保護する近代国家の成立が不可欠だが,一方でその国家は相続税を使って家財の維持をほとんど無に帰してしまう。それにしても日本は極端に相続税が重いんだろうな。
巻末に80年代の雑誌記事をそのまま載せているのは良心的だと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年10月5日に日本でレビュー済み
著者の記者としての気迫を全体から感じる、すばらしいルポルタージュだ。
未だ解決をみない西武事件。一般報道では全体が報道されることはないが、これを読むことですっきりと、この事件の背景・全体像が見えてくる。
関係者の証言、資料による裏づけ、堤家の歴史と日本の経済界で「闇」と呼ばれていた西武(コクド)グループの実態をつまびらかにしている。記録として読んでみるほうがいいのかも知れない。
創業家と西武経営陣の裁判が継続されている中、この事実は重い。メディアも社会も良く知っているはずの堤家による企業統治手法、この名義株を裁判所が認めない時には、吉野源太郎がすべてを創作したことになってしまうのか。まさに現在進行形の事件である。
そんな視点からも、ぜひ読んでみることをお勧めする。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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