ある日、ひきこもりの青年が、
赤ん坊の世話をすることになってしまう。
そこから始まるこの物語・・・。
読後は、温かい感情がわきあがります。
各章は、オムニバス形式でさまざまな人物についての事情が
語られ、ラストに向けて、自然にそれらがつながっていきます。
ミステリーといえば「事件」
それも、「犯罪事件」のように勝手に思いこんでいたわたし。(恥ずかしい!)
たしかに事件(おおごとだ!)ではありますが、途中で語られるさまざまな感情は共感でき、
人間の温かさを感じる結末は、とても好きでした。
偶然、帰宅途中につけた車内のラジオで「最近オススメのミステリーはなんですか?」
との問いに、ゲストのミステリー小説を手掛けているらしい、編集者のような方があげた2冊のうちの
1冊でした。
ミステリーは奥が深いジャンルなんだなと知ることができました。

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さよなら、ベイビー 単行本 – 2010/10/1
里見 蘭
(著)
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/10/1
- ISBN-104103130121
- ISBN-13978-4103130123
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/10/1)
- 発売日 : 2010/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4103130121
- ISBN-13 : 978-4103130123
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,392,959位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物とその関係を、無理矢理こじつけてしまっている感じもするが、
特にベイビーの母親解明の瞬間など..白けてしまったが、
そんな問題は置いといても、メチャ面白い作品。
引きこもりとベイビーの組み合わせが、新鮮で痛快。
「さよならベイビー」と言うより「こんにちは赤ちゃん」かな?
買って損は無い作品です。
特にベイビーの母親解明の瞬間など..白けてしまったが、
そんな問題は置いといても、メチャ面白い作品。
引きこもりとベイビーの組み合わせが、新鮮で痛快。
「さよならベイビー」と言うより「こんにちは赤ちゃん」かな?
買って損は無い作品です。
2012年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それぞれの伏線が交わった時へーそうきたかと思いました。ただわりと単純なストーリーでスルッと読めます。でもふたたび読み返す小説ではないか。
2016年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み始めると、止まりません。
すごく読みやすくて、あっという間に読み終わりました。
最後にはとんでもないどんでん返しが。
すごく読みやすくて、あっという間に読み終わりました。
最後にはとんでもないどんでん返しが。
2010年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
引き篭りの主人公青年が、他人の赤ん坊の世話を嫌々するハメになるのですが、
だんだん赤ん坊に情が移っていく様子が見事に描かれています。
表題にもある「さよなら」の場面ではホロリときました。
叙述トリックを用いた謎解きでもあり、一見バラバラに描写されていた出来事
が見事に最後一つになります。なかなか素晴らしい作品です。
だんだん赤ん坊に情が移っていく様子が見事に描かれています。
表題にもある「さよなら」の場面ではホロリときました。
叙述トリックを用いた謎解きでもあり、一見バラバラに描写されていた出来事
が見事に最後一つになります。なかなか素晴らしい作品です。
2013年3月2日に日本でレビュー済み
ごめんなさい。全く期待していませんでした。
でも読み始めたら一気に読んでいました。
イメージは全く異なりますが、
湊かなえ著「告白」に似た文章構成だなーと
思いました。あちらの作品は読後何とも言えない
感情を抱きますが、こちらは全く逆の読後感になると思います。
でも読み始めたら一気に読んでいました。
イメージは全く異なりますが、
湊かなえ著「告白」に似た文章構成だなーと
思いました。あちらの作品は読後何とも言えない
感情を抱きますが、こちらは全く逆の読後感になると思います。
2012年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
構成が多少複雑だが、その分大変面白かった。ミステリーの醍醐味の一つは、最後の「あー、そっだたのか!」というカタルシスだが、この作品は、まさにそのカタルシスを味わわせてくれ、かつ、ほろりともさせてくれる。いいお話でした。
2011年3月1日に日本でレビュー済み
母親の死と、ある事実をきっかけに4年前からひきこもりとなった雅祥(まさよし)。ある日、彼の父親が知り合いから世話を頼まれて突然赤ん坊を連れてきたことによって、彼の生活は劇的な変化をとげることになった。
雅祥が苦労しながら赤ん坊の面倒を見る様子が楽しめた。赤ん坊の泣き声にイライラしたり、ちょっとした笑顔に癒されたり、子育てを経験したことがない雅祥の感情がリアルに描かれていたのがよかった。
メインストーリーとは別に、妊娠できずに不妊治療を行ったり、その一方で望まない妊娠をしてしまって中絶を考える、美佐、詩緒、松岡、成美の別ストーリーがあるのだが、最後はメインストーリーと見事に絡み合ってうまくまとめられていた。
物語の終わり方もよかったのだが、1ヶ月前までひきこもりだった雅祥が皮肉たっぷりに話す様子は別人のように感じられた。成長したのは分かるのだが、最後はちょっと駆け足だったような気がした。
雅祥が苦労しながら赤ん坊の面倒を見る様子が楽しめた。赤ん坊の泣き声にイライラしたり、ちょっとした笑顔に癒されたり、子育てを経験したことがない雅祥の感情がリアルに描かれていたのがよかった。
メインストーリーとは別に、妊娠できずに不妊治療を行ったり、その一方で望まない妊娠をしてしまって中絶を考える、美佐、詩緒、松岡、成美の別ストーリーがあるのだが、最後はメインストーリーと見事に絡み合ってうまくまとめられていた。
物語の終わり方もよかったのだが、1ヶ月前までひきこもりだった雅祥が皮肉たっぷりに話す様子は別人のように感じられた。成長したのは分かるのだが、最後はちょっと駆け足だったような気がした。