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説得の科学: 何が人の心を動かすのか (PHP文庫 や 3-2) 文庫 – 1997/3/1
安本 美典
(著)
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日1997/3/1
- ISBN-10456956786X
- ISBN-13978-4569567860
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月22日に日本でレビュー済み
他人を説得することは必ずしも相手を操ることではないが、相手をこちらの主張に従わせるという意味では、確かにそれに近いものがある。とは言え、本書がいきなり洗脳(マインドコントロール)の説明から始まったのは、些か驚きであった。洗脳は「説得」の範疇に入るのか?まえがきで、本書執筆の契機がオウム真理教の地下鉄サリン事件だと知って、やや納得した。真面目で優秀なエンジニアが他人に操られて(洗脳されて)、あの忌わしい事件を起こしたのだ。
で、あれば、マインドコントロールに関する本にすべきだったのでは?と思ったのは、その後の章の内容があまりに散漫な印象だった為である。心理療法で患者に心を開かせる方法、自分に暗示をかける方法、あるいは孔子や日蓮、西郷隆盛がいかに人を説得したかの話、まあ、ここまでは良い。しかし、説得に比喩を使うと効果的、という話から比喩の種類とその使用例の話。説得とパラダイムとの深い繋がりから、そもそもパラダイムとは何でそれがシフトするとどうなるか(天動説→地動説)の話。論理で人を説得できるという視点から、科学における公理や帰納法、演繹法の話。などなど、「説得」にまつわる様々なトピックスを書斎で集めて本にした、と言う印象の内容だったのである。
はっきり申し上げて、本書は実用的な説得術の本ではない。だから題名が「説得の科学」なのか?というと、心理学や脳科学の新しい知見とか、著者独自で行った実験結果だとか、読者の好奇心を激しく刺激するそうした内容には乏しい。割とみんなが知っている科学的だが一般論をひたすら集め、纏めた書になってしまっている。
日本古代史に関するご著書を拝読させて頂く時の、この著者ならではの、あのワクワク感が、残念ながら本書には何処にもない。安本美典氏が「本業」でどんな本を書いていらっしゃるのか興味があって、最初に拝読したのが本書であったが、歴史学者としての大きな足跡に比べれば、ちょっと物足りない印象は拭えなかった。
で、あれば、マインドコントロールに関する本にすべきだったのでは?と思ったのは、その後の章の内容があまりに散漫な印象だった為である。心理療法で患者に心を開かせる方法、自分に暗示をかける方法、あるいは孔子や日蓮、西郷隆盛がいかに人を説得したかの話、まあ、ここまでは良い。しかし、説得に比喩を使うと効果的、という話から比喩の種類とその使用例の話。説得とパラダイムとの深い繋がりから、そもそもパラダイムとは何でそれがシフトするとどうなるか(天動説→地動説)の話。論理で人を説得できるという視点から、科学における公理や帰納法、演繹法の話。などなど、「説得」にまつわる様々なトピックスを書斎で集めて本にした、と言う印象の内容だったのである。
はっきり申し上げて、本書は実用的な説得術の本ではない。だから題名が「説得の科学」なのか?というと、心理学や脳科学の新しい知見とか、著者独自で行った実験結果だとか、読者の好奇心を激しく刺激するそうした内容には乏しい。割とみんなが知っている科学的だが一般論をひたすら集め、纏めた書になってしまっている。
日本古代史に関するご著書を拝読させて頂く時の、この著者ならではの、あのワクワク感が、残念ながら本書には何処にもない。安本美典氏が「本業」でどんな本を書いていらっしゃるのか興味があって、最初に拝読したのが本書であったが、歴史学者としての大きな足跡に比べれば、ちょっと物足りない印象は拭えなかった。
2016年5月3日に日本でレビュー済み
又聞き情報を整理羅列しただけ。
自ら経験を踏まえた話がひとつもない
自ら経験を踏まえた話がひとつもない
2018年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が薄すすぎ。内容に引き込まれないので挫折しました。
もう少し内容に厚みがあったほうがよいと思います。
もう少し内容に厚みがあったほうがよいと思います。