いかにも税理士を批判しているかのようなタイトルですが、
読んでみると、むしろ税理士さんを応援するような内容でした。
ぜひ税理士さんに読んで欲しい一冊ですね。
特に、若手の税理士さんが読むことで、間接的に、
これからの日本の中小企業を元気にすることができそうです。
もちろん中小企業の社長さんが読むのが一番良いのでしょうが、
残念ながら、中小企業の社長さんで読書の習慣がある人が少ないのが現実です。
本来なら、そういう人ほど読んで欲しい本ですが・・・・・・・・
だからこそ、
これから独立開業するであろう若い税理士さんがこの本を読み、
経営戦略の基本や、商売の感覚を学ぶことで、
本を読むのが苦手な中小企業の社長さんたちを救って欲しいと思います。
ま、情報は受け手次第ですので、
他の方のレビューにあるように、『税理士を貶めている』とか、
『タイトルが嫌らしい』とかの批判的な意見もあって当然かもしれませんが、
この、いかにも挑戦的なタイトルの本を、あえて手にとって、
なおかつ、素直な気持ちで読める税理士さんであれば、
著者の真意が伝わることは間違いないと思います。
きっと、税理士さんに読んで欲しいからこそ、
こんな刺激的&挑戦的なタイトルにしたのかな?
と思ってしまう私は、深読みしすぎでしょうか?(笑)
小さな会社を18年経営している中小企業の親父である私が、
ぜひ、若い税理士さんに読んで欲しいと思う一冊です。
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発送元: Amazon 販売者: 田山書店
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社長さん! 税理士の言うとおりにしていたら、会社つぶれますよ! 単行本(ソフトカバー) – 2010/5/21
河辺よしろう
(著)
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購入オプションとあわせ買い
●今、中小企業の経営が窮地に立たされています。 ●高度成長を成し遂げた「加工貿易立国」という”お国のビジネスモデル”そのものが崩壊したため、「下請け」というビジネスモデルが成り立たなくなったことが最大の要因です。 ●そこで、求められているのが、「お上」に頼らずに、自分の頭で「儲けの仕組み」=「ビジネスモデル」をつくり出すこと。●中小企業の社長さんにとって、もっとも身近な「先生」。それが税理士です。そのため、ついつい「ビジネスモデル」についても相談してしまいがち。しかし、これが「落とし穴」になるケースが多い。 ●税理士は「税金のプロ」であって「経営のプロ」ではないからです。本書では、「なぜ、税理士の経営指導」が誤るのかを明らかにしています。 ●さらに、どうすれば、社員30人以下の中小企業が「儲かるビジネスモデル」を作ることができるのか、わかりやすく解説しています。●500社を再生させた「ランチェスター経営」の旗手がまとめた「ビジネスモデルの教科書」です。
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社WAVE出版
- 発売日2010/5/21
- ISBN-104872904761
- ISBN-13978-4872904765
商品の説明
著者について
ランチェスターマネジメント株式会社代表取締役。
1962年岐阜市生まれ。若いころ、学業コンプレックスから30ヶ国を一人旅。米豪で、ブランドショップのユダヤ人や華僑の経営者のもとで働き、柔軟なビジネスモデル発想法に出会う。日本大学を卒業後、アメリカの大学へ留学しマーケティングを専攻。
ランチェスター経営の第一人者である竹田陽一氏の弟子として学んだ後、現在は、ありふれた商売をキャッシュフロー・マシンに変える、中京地区No.1のビジネスモデル・プロデューサーとして活躍。
社員3人の町の電気屋さんから、社員13万人の自動車メーカー系大手部品メーカーまで幅広く指導。斬新なアイデアで、中小企業の新規事業の構築や事業リノベーション(事業再構築)をサポートする手腕に定評がある。全国の商工会議所や金融機関などで講演多数。
1962年岐阜市生まれ。若いころ、学業コンプレックスから30ヶ国を一人旅。米豪で、ブランドショップのユダヤ人や華僑の経営者のもとで働き、柔軟なビジネスモデル発想法に出会う。日本大学を卒業後、アメリカの大学へ留学しマーケティングを専攻。
ランチェスター経営の第一人者である竹田陽一氏の弟子として学んだ後、現在は、ありふれた商売をキャッシュフロー・マシンに変える、中京地区No.1のビジネスモデル・プロデューサーとして活躍。
社員3人の町の電気屋さんから、社員13万人の自動車メーカー系大手部品メーカーまで幅広く指導。斬新なアイデアで、中小企業の新規事業の構築や事業リノベーション(事業再構築)をサポートする手腕に定評がある。全国の商工会議所や金融機関などで講演多数。
登録情報
- 出版社 : WAVE出版 (2010/5/21)
- 発売日 : 2010/5/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 207ページ
- ISBN-10 : 4872904761
- ISBN-13 : 978-4872904765
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,116,729位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,936位オペレーションズ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆるランチェスター本ですね。
「税理士〜」のタイトルは本当に必要?って内容ですが、
確かに著者が批判するトンデモ税理士も多々いるでしょうから、
あながち変なことを言ってるわけでもないのかな
と思いました。
税理士として参考になった面もありますが、
自分は著者が批判するマヌケなアドバイスはしてないので
少し安心した面もありました。
商業ベース的タイトルはちょっと引きましたが、
全般的にはまずまずってことで☆3つで!
「税理士〜」のタイトルは本当に必要?って内容ですが、
確かに著者が批判するトンデモ税理士も多々いるでしょうから、
あながち変なことを言ってるわけでもないのかな
と思いました。
税理士として参考になった面もありますが、
自分は著者が批判するマヌケなアドバイスはしてないので
少し安心した面もありました。
商業ベース的タイトルはちょっと引きましたが、
全般的にはまずまずってことで☆3つで!
2010年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
税理士が経営計画を立てる際に目標利益を最初に設定するのは、
著者が言うようにBSを偏重するからでもPLを軽視するからでもなく、
キャッシュフローを重視しているからだと思う。
中小企業の資金調達は借入金が主体で年間の返済額が決まっており、
その返済財源は基本的に利益しかない。
従って最低限確保すべきキャッシュフローとして返済額を基礎とした目標利益を設定する必要があり、
経営計画において、この数字は必達利益として重要な意味がある。
ここを出発点として、販売戦略を含む経営戦略全体を(前期比増減ではなく)ゼロベースで作り上げる
というのが本来の経営計画立案のプロセスだと思う。
会社は税理士の言うとおりにするからではなく、資金繰りがつかなくなるからつぶれるわけで、
特に借入金依存度の高い中小企業の場合は、キャッシュフローが極めて重要であると思う。
しかし残念ながら本書には、キャッシュフローのことが全く書かれていない。
本書の論理展開から考えると、著者自身が十分理解していないことが理由だと思う。
著者が本書の中でビジネスモデルとしている成長マトリックスは、
製品市場戦略の4つの方向性を示したもので、言うなれば販売モデルであり、
著者がゼロベースで立てるべきとする経営計画も、内容としては販売計画に過ぎない。
要するに本書は(税理士に関する部分はともかく)、
ビジネスモデルや経営戦略の一部分としての販売戦略の本である。
販売戦略としての手法や指標については、確かに参考になるものが多いと思う。
しかしながら、
その他の経営戦略やキャッシュフローを十分に考慮していない販売戦略だけが功を奏しても、
事業経営全体がうまく行くという保証はない。
本書のタイトルに何らかの危機感を覚えて本書を購入してしまう経営者がいるとすれば、
税理士の言うことではなく、この本のとおりに実践したとしても、
それだけで会社がつぶれないとは言えないという点は、十分に認識すべきだと思う。
著者が言うようにBSを偏重するからでもPLを軽視するからでもなく、
キャッシュフローを重視しているからだと思う。
中小企業の資金調達は借入金が主体で年間の返済額が決まっており、
その返済財源は基本的に利益しかない。
従って最低限確保すべきキャッシュフローとして返済額を基礎とした目標利益を設定する必要があり、
経営計画において、この数字は必達利益として重要な意味がある。
ここを出発点として、販売戦略を含む経営戦略全体を(前期比増減ではなく)ゼロベースで作り上げる
というのが本来の経営計画立案のプロセスだと思う。
会社は税理士の言うとおりにするからではなく、資金繰りがつかなくなるからつぶれるわけで、
特に借入金依存度の高い中小企業の場合は、キャッシュフローが極めて重要であると思う。
しかし残念ながら本書には、キャッシュフローのことが全く書かれていない。
本書の論理展開から考えると、著者自身が十分理解していないことが理由だと思う。
著者が本書の中でビジネスモデルとしている成長マトリックスは、
製品市場戦略の4つの方向性を示したもので、言うなれば販売モデルであり、
著者がゼロベースで立てるべきとする経営計画も、内容としては販売計画に過ぎない。
要するに本書は(税理士に関する部分はともかく)、
ビジネスモデルや経営戦略の一部分としての販売戦略の本である。
販売戦略としての手法や指標については、確かに参考になるものが多いと思う。
しかしながら、
その他の経営戦略やキャッシュフローを十分に考慮していない販売戦略だけが功を奏しても、
事業経営全体がうまく行くという保証はない。
本書のタイトルに何らかの危機感を覚えて本書を購入してしまう経営者がいるとすれば、
税理士の言うことではなく、この本のとおりに実践したとしても、
それだけで会社がつぶれないとは言えないという点は、十分に認識すべきだと思う。
2010年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さな会社を経営しております。
税理士の先生は専門的で説明がどうしても複雑に
聞こえてしまい、なかなか分かりづらいと思っていました。
この本を読んで一番分かりやすかったのは
営業は「経費」でなくて「投資」だということ。
過去の決算書をいくら分析してみたところで
そういった発想は今までまったく考えたことがありませんでした。
恐らくタイトルが少し刺激的なので批判的な専門家のような
方もいらっしゃるようですが、会計知識の低い私は
普段税理士さんとお付き合いさせて頂いていて
不安になるところや、よくわからなかったところを
「経営者のものの見方」で説明して頂けたような
印象をもちました。
高度な会計の専門知識を持たれている経営者の方には
満足度が低いかもしれませんが
普段、私のように知識が低く税理士の先生との関係性や
アドバイスなどで不安や疑問をもっている
経営者の方にはシンプルで読みやすかったです。
税理士の先生は専門的で説明がどうしても複雑に
聞こえてしまい、なかなか分かりづらいと思っていました。
この本を読んで一番分かりやすかったのは
営業は「経費」でなくて「投資」だということ。
過去の決算書をいくら分析してみたところで
そういった発想は今までまったく考えたことがありませんでした。
恐らくタイトルが少し刺激的なので批判的な専門家のような
方もいらっしゃるようですが、会計知識の低い私は
普段税理士さんとお付き合いさせて頂いていて
不安になるところや、よくわからなかったところを
「経営者のものの見方」で説明して頂けたような
印象をもちました。
高度な会計の専門知識を持たれている経営者の方には
満足度が低いかもしれませんが
普段、私のように知識が低く税理士の先生との関係性や
アドバイスなどで不安や疑問をもっている
経営者の方にはシンプルで読みやすかったです。
2010年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の会社のビジネスモデルではどうしようもないのに、
次に打つ手がない。
社会が、政治が悪い・・・と
つい言いたくなる世の中。
まず何をしなくてはならないのか?
そして次に何をするべきか?
さらにどこへ進んでいくべきか?
社員30人以下の会社を中心に、
儲ける仕組みを順番に
分かりやすく丁寧に解説してある本でした。
日本の約8割が社員10人以下の会社。
そうであるならば、日本の会社の殆どの社長さんが
一度は手にとって読んでみては・・・?
読んでからすぐにでも取り掛かることのできる事柄が
たくさんありました。
次に打つ手がない。
社会が、政治が悪い・・・と
つい言いたくなる世の中。
まず何をしなくてはならないのか?
そして次に何をするべきか?
さらにどこへ進んでいくべきか?
社員30人以下の会社を中心に、
儲ける仕組みを順番に
分かりやすく丁寧に解説してある本でした。
日本の約8割が社員10人以下の会社。
そうであるならば、日本の会社の殆どの社長さんが
一度は手にとって読んでみては・・・?
読んでからすぐにでも取り掛かることのできる事柄が
たくさんありました。
2017年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人数名から税理士さんによって解釈が随分違うということを聞いたことがあります。税理士さんの選び方のポイントが分かりやすく書いてありました。
2011年9月3日に日本でレビュー済み
レビューから本書の内容が推定できたが、レビュー意見が完全に二分された状況に興味が湧いたので購読してみました。
意見が別れた理由として、大まかに内容を踏まえるとまず第1章で「税理士は税務のプロだから、ビジネスモデルは社長自ら考えなさい」と言いつつも、税理士を叩き税務以外のビジネスも必死に勉強して中小企業の社長の真のパートナーになれと厳しい要求を課し矛先をずらすことによって、中小企業の社長たちの溜飲を下げる構成を取っているので税理士関連の読者には極めて不評となっています。
そして2章以降で竹田ランチェスター戦略を通じビジネスモデルを立て、中小企業の経営の今後の方向性の1つを示すことにより、「従来手法が悪で、今後正しい攻め姿勢に向かえば善くなる」という明確な論理構成を持ってきているため、中小企業の社長や一般読者には高評価となっていると思いました。
税理士の立場からみればこの展開は、知らぬ間に全責任の首謀者の悪代官役にされたあげく悔い改めて良き代官になれと言われ慚愧にたえない思いだと思われます。
評価ですが、導入本としてはいいが、様々な部分が中途半端感が大きいのでやや不満でした。
例えば1点目に税理士の税務中心の考え方の欠点に関しては、著者は税務・財務が専門でないため他の現状の税理士批判派(岡本吏郎氏など)に比べると深く言及できず切れ味がかなり劣ります。
2点目に(別レビューでもあったように)中小企業経営の生命線である資金繰りに関して言及がない上、本書の事例は借入不要な好業績の中小企業(エーワン精密など)なので実際の中小企業経営に応用しづらいです。
そして3点目に肝心のランチェスター方法については事例が少なく、数値の定義も粗いので実際に使用するにはこの本だけでは不十分です。
というように欠点が目立ちますが、「人件費以外の経費(特に営業経費)を投資」と考える視点は初見で有益だったことや、読みやすい論理構成と文章であること、中小企業経営の目指す方向性(販売戦略とビジネスモデルの重要性)には共感できる部分も多いことを考えて☆3つくらいが妥当だと思います。
私見として、経営はビジネスモデル(M&A〜)・販売戦略・資源投入などの攻めの部分と、財務内容悪化回避・資金繰り・税務などの守りの部分をバランスを取りながら経営していくことが大事だと思いますので、この手の片方のバイアスが強すぎる本は苦手でした。
もし次回もこれほど大きい釣り針(対税理士)で仕掛けるのなら、3倍の密度で出されることを期待してます。
意見が別れた理由として、大まかに内容を踏まえるとまず第1章で「税理士は税務のプロだから、ビジネスモデルは社長自ら考えなさい」と言いつつも、税理士を叩き税務以外のビジネスも必死に勉強して中小企業の社長の真のパートナーになれと厳しい要求を課し矛先をずらすことによって、中小企業の社長たちの溜飲を下げる構成を取っているので税理士関連の読者には極めて不評となっています。
そして2章以降で竹田ランチェスター戦略を通じビジネスモデルを立て、中小企業の経営の今後の方向性の1つを示すことにより、「従来手法が悪で、今後正しい攻め姿勢に向かえば善くなる」という明確な論理構成を持ってきているため、中小企業の社長や一般読者には高評価となっていると思いました。
税理士の立場からみればこの展開は、知らぬ間に全責任の首謀者の悪代官役にされたあげく悔い改めて良き代官になれと言われ慚愧にたえない思いだと思われます。
評価ですが、導入本としてはいいが、様々な部分が中途半端感が大きいのでやや不満でした。
例えば1点目に税理士の税務中心の考え方の欠点に関しては、著者は税務・財務が専門でないため他の現状の税理士批判派(岡本吏郎氏など)に比べると深く言及できず切れ味がかなり劣ります。
2点目に(別レビューでもあったように)中小企業経営の生命線である資金繰りに関して言及がない上、本書の事例は借入不要な好業績の中小企業(エーワン精密など)なので実際の中小企業経営に応用しづらいです。
そして3点目に肝心のランチェスター方法については事例が少なく、数値の定義も粗いので実際に使用するにはこの本だけでは不十分です。
というように欠点が目立ちますが、「人件費以外の経費(特に営業経費)を投資」と考える視点は初見で有益だったことや、読みやすい論理構成と文章であること、中小企業経営の目指す方向性(販売戦略とビジネスモデルの重要性)には共感できる部分も多いことを考えて☆3つくらいが妥当だと思います。
私見として、経営はビジネスモデル(M&A〜)・販売戦略・資源投入などの攻めの部分と、財務内容悪化回避・資金繰り・税務などの守りの部分をバランスを取りながら経営していくことが大事だと思いますので、この手の片方のバイアスが強すぎる本は苦手でした。
もし次回もこれほど大きい釣り針(対税理士)で仕掛けるのなら、3倍の密度で出されることを期待してます。
2010年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の売り込む「儲ける仕組み」ですが、
事例の一つとして有名な「ジョイ家電いまい」を何度となく持ち出しています。
そんなところからも特に目新しい仕組みが紹介されているわけではないことが分かる。
また、タイトルから期待される税理士批判の書として読むと目新しさは全くない。
この本(著者)は税理士を落とすことで、
相対的に自社の事業を持ち上げることを意図している。
税務の専門家でしかない税理士が経営コンサルを気取るのは論外だが、
多くの頑張っている税理士を貶めるのはどうかという気がします。
私の部下で税理士資格を持つ者がいますが、
彼は税理士として食っていけずに転職してきました。
しかし頑張って難関試験に合格しただけのことがあり、
非常に真面目で、仕事に取り組む姿勢も高く評価できる。
そんな税理士でも業界環境が厳しいため淘汰されてしまった。。。
弱い者いじめをして仕事を取ろうという、
この著者の営業施策には共感できません。
かなり主観的なレビューとなってしまいましたm(__)m
事例の一つとして有名な「ジョイ家電いまい」を何度となく持ち出しています。
そんなところからも特に目新しい仕組みが紹介されているわけではないことが分かる。
また、タイトルから期待される税理士批判の書として読むと目新しさは全くない。
この本(著者)は税理士を落とすことで、
相対的に自社の事業を持ち上げることを意図している。
税務の専門家でしかない税理士が経営コンサルを気取るのは論外だが、
多くの頑張っている税理士を貶めるのはどうかという気がします。
私の部下で税理士資格を持つ者がいますが、
彼は税理士として食っていけずに転職してきました。
しかし頑張って難関試験に合格しただけのことがあり、
非常に真面目で、仕事に取り組む姿勢も高く評価できる。
そんな税理士でも業界環境が厳しいため淘汰されてしまった。。。
弱い者いじめをして仕事を取ろうという、
この著者の営業施策には共感できません。
かなり主観的なレビューとなってしまいましたm(__)m