現在のロシアはメドベージェフ大統領体制とはいえ、プーチンの影響力は未だに強く独裁的だ。
リトビネンコ事件は放射性物質を使った暗殺事件ってことで日本の報道特集で見た記憶がるものの、メディアで大きく取り上げられた印象はない。日本人はお隣の中国や北朝鮮情勢ばかり気にしていて頭上のロシアに対する関心度は低いがそれで良いのか・・・。
真実とすればかなりショッキングな内容が含まれています。チェチェン人が首謀者とされるロシアのベスラン学校占拠事件が元ロシア連邦保安庁(FSB)主導で行われていたとも。真実とすればとんでもなく恐ろしい話です。
大部分を占める監督とリトビネンコ氏や関係者のインタビューは一字一句見過ごせない。ドキュメンタリー作品として「面白い」とか「素晴らしい」だけで片付けられる作品でありません。
この作品を見た人がロシアに関心を持って目を向けるべきだし、監視してほしい。そうすれば死を恐れず聖域に踏み込んだリトビネンコ氏や作品を作った監督に報いる事になると思う。