ピケティの「21世紀の資本」が出る3年前の本ですので、古さは否めません。
でも著者の経済学にかんする見解が垣間見れます。
できれば、アダム・スミス、マルクス、ケインズの古典についてはもう少しページを使ってほしかったです。
この3冊がメインだったら、未だに変らない価値を持ったと思います。

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使える経済書100冊 『資本論』から『ブラック・スワン』まで (生活人新書) 新書 – 2010/4/8
池田 信夫
(著)
経済が分からないじゃ、すまされない!
経済を理解するためのツール「経済学」をビジネスにおいて最大限活用するには__。「経済書読み」のプロである著者が、ビジネスマンのための効率的な読書法とともに、古典から話題の近刊書に至るまで本当に役に立つ経済書をピックアップ。大変化が訪れるであろうこれからの時代を生きるための実践的ブックガイド。
ブログやtwitterでも活躍し、取り上げた本の売れ行きにも影響を与える著者が、あえていま経済書という紙媒体で基礎知識を身につける必要性を力説します。
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ブログやtwitterでも活躍し、取り上げた本の売れ行きにも影響を与える著者が、あえていま経済書という紙媒体で基礎知識を身につける必要性を力説します。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2010/4/8
- ISBN-104140883189
- ISBN-13978-4140883181
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登録情報
- 出版社 : NHK出版; 第1版 (2010/4/8)
- 発売日 : 2010/4/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4140883189
- ISBN-13 : 978-4140883181
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,011,991位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 65,417位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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経済学者。1953年、京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。93年に退職後、国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は株式会社アゴラブックス代表取締役、上武大学経営情報学部教授。学術博士(慶應義塾大学)。著書に『使える経済書100冊』『希望を捨てる勇気──停滞と成長の経済学』、共著に『なぜ世界は不況に陥ったのか』など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、「はじめに」と第1章の「本の選び方・買い方・読み方」に著者の言いたいことが集中している。使える経済書として掲げている100冊については、ざっとながめて自分が読みたい本を読めばよいのであろう。
「大事なのは、何のために読むのかという目的を明確にして必要な部分だけ読むことだ。さらに重要なことは、何を理解したかということだ。・・・知識を体系化するには、本で体系的に勉強する必要がある。ビジネスマンは自分の仕事に関係する情報は収集するが、学問的な知識は意識的に努力しないと身につかない。」(本書はビジネスマンが「投資」として読む本を対象としている。)
「読書の価値は、何を読むかで決まる。だから、本を選ぶ作業には、コストをかけたほうがよい。」
「『語り下ろし』や対談本もやめたほうがよい。・・・中身が薄く話に脈絡がない。」
「手軽な解説書を読んだほうがいい。」
「目次と見て当たりをつけ、『まえがき』と結論に相当する最後の部分を読む。」
「読んだ感想をブログやSNSにまとめてみると、考えがまとまって記憶に残る。」
「自国語で大学教育のできる国は、英語圏以外ではほとんどない。・・・インターネットで流通している大量の英語を読む技術が大事だ。」
「内閣府などの出している経済データも、・・・結論だけを読めばよい。・・・最近の白書は、ほとんどがウェブで読める。」
著者の書評の特徴は、ほとんど評価文言が入っていないことである。本書はもともと「正解経済や日本経済を考える参考になる本を100冊選んだ」ものであるため、評価は不要かもしれないが、強く推奨されているかどうかを知りたい世俗的なニーズには応えてくれない。書評は概ね1000字強であるから、ダイジェストの役割は果たしてくれない。とすれば、辛口な批評か目的に応じた賛辞、あるいは対象となる読者の特定など、もう少し俗っぽさを出してもらいたかった。
「大事なのは、何のために読むのかという目的を明確にして必要な部分だけ読むことだ。さらに重要なことは、何を理解したかということだ。・・・知識を体系化するには、本で体系的に勉強する必要がある。ビジネスマンは自分の仕事に関係する情報は収集するが、学問的な知識は意識的に努力しないと身につかない。」(本書はビジネスマンが「投資」として読む本を対象としている。)
「読書の価値は、何を読むかで決まる。だから、本を選ぶ作業には、コストをかけたほうがよい。」
「『語り下ろし』や対談本もやめたほうがよい。・・・中身が薄く話に脈絡がない。」
「手軽な解説書を読んだほうがいい。」
「目次と見て当たりをつけ、『まえがき』と結論に相当する最後の部分を読む。」
「読んだ感想をブログやSNSにまとめてみると、考えがまとまって記憶に残る。」
「自国語で大学教育のできる国は、英語圏以外ではほとんどない。・・・インターネットで流通している大量の英語を読む技術が大事だ。」
「内閣府などの出している経済データも、・・・結論だけを読めばよい。・・・最近の白書は、ほとんどがウェブで読める。」
著者の書評の特徴は、ほとんど評価文言が入っていないことである。本書はもともと「正解経済や日本経済を考える参考になる本を100冊選んだ」ものであるため、評価は不要かもしれないが、強く推奨されているかどうかを知りたい世俗的なニーズには応えてくれない。書評は概ね1000字強であるから、ダイジェストの役割は果たしてくれない。とすれば、辛口な批評か目的に応じた賛辞、あるいは対象となる読者の特定など、もう少し俗っぽさを出してもらいたかった。
2013年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池田さん嫌いじゃないのでが・・・。原書批評のキレ悪し。紹介も下手です。残念でした。
2010年5月24日に日本でレビュー済み
本書全体として日本式の会社や経済運営はダメ、グローバルスタンダードは良いという典型的な戦後知識人の思考方法にハマっている。
また、本書内に記載されている著者自身による世界経済と日本経済に対する指摘が見事にハズレている。特に第2章の冒頭において「2008年秋、世界は終末に向かっているように見えた。(中略)しかし天は落ちてこなかった。(中略)危機は、資本主義の強さを証明したのだ。最大の打撃を受け、立ち直りがもっとも遅いのは、資本主義が機能していない日本である。」といった指摘は、オバマ政権がドルキャリートレードを誘発し、金融機関だけが短期的に優遇され、アメリカの中小企業や失業者が疲弊して今後アメリカの景気が立ち行かない現在の状況や、ヨーロッパのPIGS問題などを完全に見過ごしてしまった。
著者には深い洞察が無いことが証明された本ではあるが、たくさんの知識と文才は感じ取れる本ではある。
また、本書内に記載されている著者自身による世界経済と日本経済に対する指摘が見事にハズレている。特に第2章の冒頭において「2008年秋、世界は終末に向かっているように見えた。(中略)しかし天は落ちてこなかった。(中略)危機は、資本主義の強さを証明したのだ。最大の打撃を受け、立ち直りがもっとも遅いのは、資本主義が機能していない日本である。」といった指摘は、オバマ政権がドルキャリートレードを誘発し、金融機関だけが短期的に優遇され、アメリカの中小企業や失業者が疲弊して今後アメリカの景気が立ち行かない現在の状況や、ヨーロッパのPIGS問題などを完全に見過ごしてしまった。
著者には深い洞察が無いことが証明された本ではあるが、たくさんの知識と文才は感じ取れる本ではある。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
紹介している本は良いと思うが、書評?として書いている内容がダメ。脈略もなくまとまりもなく全くダメ。この人のブログも時々読むが詭弁ばっかりだ。とにかく他人を非難して自分の点数を稼ごうという人なのか? 使える経済書の観点のついての系統だった構想が欲しいと思った。
2011年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話題の経済書のレビュー集になっており、時間がないがざっくり内容を把握しておきたい人向け。著者のバイアスがはいっているが、レビュー集ゆえしょうがないところ。サントラCDやオムニバスCDのようなイメージで、レビューされている経済書に興味をもったものがあれば直接それを読めばよい。そのきっかけにはなる。
2015年8月8日に日本でレビュー済み
2010年5月読了。
「日本には1000兆円の借金があり今後も増えてゆく」
こういう単純な事実に対してさえ、専門家の間でも、“楽観論”と“(近いうちに)破綻論”があるのはなぜだろう?
書店には、「財政危機ではない」「日本経済はまだまだスゴい」といった本と同じ並びに、「日本破綻」「国債暴落」といったタイトルの本が並んでいるのだ。
日本経済の正確な実態を知ることは、国民(有権者)の義務だろう。
政府や政党・政治家は正しい事を言っているのか?
その方針(マニフェスト)に従えば、破綻への道は回避できるのか?
これらの「?」を無くすためには、マスコミなどが垂れ流す情報を鵜呑みにするのではなく、我々自信が(多少の苦労をして)学ばなければならないのではないか。
前置きが長くなったが、その学びの導入部として、このテの読書案内は役に立つ。
もちろん、これは筆者の池田さんが“使える”として選んだ100冊であって、そこには彼のフィルターがあることに留意しなければならないけれど、経済書の読み方や現実経済との整合性なども語られており、読みごたえがある。
この中で紹介されている本で興味があれば読んでみるとよい。
そこからさらに疑問がわいたり他の本へ派生したりするうちに、冒頭に述べた疑問に対する(自分自身の)答えが見い出せるかもしれない。
「経済学は教養ではない。生きるための道具だ」
「最後に頼れるのは、自身の体系的な専門知識だけである」
・・・経済に関する事だけではなく、情報の海に浮かぶ現在の我々が、肝に銘じておかねばならない言葉だと俺は思う。
「日本には1000兆円の借金があり今後も増えてゆく」
こういう単純な事実に対してさえ、専門家の間でも、“楽観論”と“(近いうちに)破綻論”があるのはなぜだろう?
書店には、「財政危機ではない」「日本経済はまだまだスゴい」といった本と同じ並びに、「日本破綻」「国債暴落」といったタイトルの本が並んでいるのだ。
日本経済の正確な実態を知ることは、国民(有権者)の義務だろう。
政府や政党・政治家は正しい事を言っているのか?
その方針(マニフェスト)に従えば、破綻への道は回避できるのか?
これらの「?」を無くすためには、マスコミなどが垂れ流す情報を鵜呑みにするのではなく、我々自信が(多少の苦労をして)学ばなければならないのではないか。
前置きが長くなったが、その学びの導入部として、このテの読書案内は役に立つ。
もちろん、これは筆者の池田さんが“使える”として選んだ100冊であって、そこには彼のフィルターがあることに留意しなければならないけれど、経済書の読み方や現実経済との整合性なども語られており、読みごたえがある。
この中で紹介されている本で興味があれば読んでみるとよい。
そこからさらに疑問がわいたり他の本へ派生したりするうちに、冒頭に述べた疑問に対する(自分自身の)答えが見い出せるかもしれない。
「経済学は教養ではない。生きるための道具だ」
「最後に頼れるのは、自身の体系的な専門知識だけである」
・・・経済に関する事だけではなく、情報の海に浮かぶ現在の我々が、肝に銘じておかねばならない言葉だと俺は思う。
2010年5月20日に日本でレビュー済み
本書はプロのビジネス評論家の方が、どういう本を読み、どういう風に紹介して
いるか、少し興味があって(ミーハー的!)読みました。
かつて、コールマン・ホーキンスというサキソフォン奏者がいましたが、かれの
吹くスタンダードナンバーは(例えばスターダストのような)、出だしと終わり
のフレーズだけが原曲にのっとっているけれども、真ん中の大部分は、即興で自
由に吹かれていました。
それなのに、全体が原曲の精神にあふれていたのです。
本書の書評もそれに似ていると思いました。残念ながら、100冊のうち、当方が
持っていたのは、数冊なので、あまり断言はできないのですが。
現代的なトピックに関する書物のほかに、経済学の教科書とケインズなどの古典が
含まれているのが特徴です。
書評の書き方は、かなり自由闊達で、『資本論』のところで、資本主義は不等価交
換で利潤を追及するシステムだと書いたすぐ後でまた、等価交換で利潤を生み出す
システムだとも書いてあり、調子が合わない部分が見られます。
また、同じく自由闊達な書き方のためか、たとえば、フリードマンの「教育バウチ
ャー」が、推奨されたりしていますが、このバウチャーについては、ハーシュマン
の批判があるし、ジョーンズの新古典派流の『経済成長理論』だけでなく、ランス・
テイラーなどの成長理論についても、触れられたほうがよいのでは、と思いました。
「主観的な選択」だと初めに書かれてますが、できれば、反対意見や、対立する主張
の書物も、数冊は入ったほうがよかったと感じました。
そうしてこそ裏帯(ウラオビ)にある、「頼れる」「体系的な専門知識」の紹介になる
と思われます。
いるか、少し興味があって(ミーハー的!)読みました。
かつて、コールマン・ホーキンスというサキソフォン奏者がいましたが、かれの
吹くスタンダードナンバーは(例えばスターダストのような)、出だしと終わり
のフレーズだけが原曲にのっとっているけれども、真ん中の大部分は、即興で自
由に吹かれていました。
それなのに、全体が原曲の精神にあふれていたのです。
本書の書評もそれに似ていると思いました。残念ながら、100冊のうち、当方が
持っていたのは、数冊なので、あまり断言はできないのですが。
現代的なトピックに関する書物のほかに、経済学の教科書とケインズなどの古典が
含まれているのが特徴です。
書評の書き方は、かなり自由闊達で、『資本論』のところで、資本主義は不等価交
換で利潤を追及するシステムだと書いたすぐ後でまた、等価交換で利潤を生み出す
システムだとも書いてあり、調子が合わない部分が見られます。
また、同じく自由闊達な書き方のためか、たとえば、フリードマンの「教育バウチ
ャー」が、推奨されたりしていますが、このバウチャーについては、ハーシュマン
の批判があるし、ジョーンズの新古典派流の『経済成長理論』だけでなく、ランス・
テイラーなどの成長理論についても、触れられたほうがよいのでは、と思いました。
「主観的な選択」だと初めに書かれてますが、できれば、反対意見や、対立する主張
の書物も、数冊は入ったほうがよかったと感じました。
そうしてこそ裏帯(ウラオビ)にある、「頼れる」「体系的な専門知識」の紹介になる
と思われます。