『ヒーローショー』は以下の実際にあった、大学生リンチ生き埋め殺人事件を、
ほぼ実録モノいっていいくらいに題材にして制作されています。
しかし、予告編や前宣伝ではそのあたりは伏せられていました。
実際、観た人の感想として、「騙された!!」
「詐欺だ!!」という感想もかなり多かったようです。
けれど、私は、井筒監督は、あるゆる意味においての「確信犯」として
『ヒーローショー』を作ったんだと思いました。
それは、もうこの映画の細かい細かいところに全部現れているとも思いました。
『ヒーローショー』は、“危険な映画”的な売り/煽りをしていません。
「実在の大学生リンチ生き埋め殺人事件を題材にした映画」
ということも、ある意味、隠蔽されています。
フツーに考えて、吉本が出資している映画で、吉本の若手イチバンのコンビを、
「実在の大学生リンチ生き埋め殺人事件を題材にした映画」の主演にさせてどないすんねん……という話です。
しかも映画の中では、殺人共謀犯となってしまう若者のひとりは、
漫才師志望の吉本NSC卒業直後の若者です。
親から金出させて、ダラダラ生きながら、いつかM−1で優勝を目指す、若者。
そんなヤツが、「リンチ生き埋め殺人事件」の共謀犯になってしまう……。
たとえば、どこかで『ヒーローショー』と同じような
コンセプセトの映画が企画されていたとしたら、
吉本興業は全力でツブしにかかったんじゃないか、と思います。
吉本の漫才師がそんな映画に出たいとかいったら、
「おまえアホか? なめんとか?」と一蹴されると、思います。
ではなぜ、井筒監督は、そんなムチャをしたのか。
それは必然性があったからだと思います。
「これは危険な映画ですよーー!!」
「衝撃的な映画ですよーー!!」
と目一杯宣伝して、「自称:危険な衝撃作」を上映して、
それがなんになるんのか?
――――ということなんじゃないのか、と。
『ヒーローショー』で井筒監督は今のこの国へ
“文化的テロ”を仕掛けたとすら、私は思いました。
観客動員が壊滅的で、
「あんな凄い映画なのに無視されるなんてかわいそう」的な意見もあるけど、
テロリストに同情は必要ない。
井筒万歳!
ヒーローショー [DVD]
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参考価格: ¥4,180 参考価格: ¥4,180¥4,180
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ちすん, 林剛史, 後藤淳平(ジャルジャル), 結城しのぶ, 阿部亮平, 米原幸佑(RUN&GUN), 桜木涼介, 井筒和幸, 石井あみ, 永田彬(RUN&GUN), 福徳秀介(ジャルジャル) 表示を増やす |
言語 | 日本語 |
ディスク枚数 | 1 |
稼働時間 | 2 時間 50 分 |
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商品の説明
井筒和幸監督、衝撃の最新作は、主演に若手お笑いNo.1ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介を迎えた
若者の今をリアルに描く青春★バイオレンス★エンターテインメント!!
【STORY】
気弱な専門学校生ユウキ(福徳秀介)が始めたアルバイトは、ヒーローショーの悪役だった。
ある日、バイト仲間のノボルが、ユウキの先輩の剛志の彼女を寝とってしまったことから
彼らは舞台上でリアルに殴り合いを始める。それだけでは収まらず、剛志は悪友たちを招集しノボルらを強請ろうとするが
ノボルたちも自衛隊上がりの勇気(ユウキ)(後藤淳平)を引き入れ報復にでる。
次第に彼らの暴走はエスカレートし、ついには決定的な犯罪が起きてしまう…。
製作:吉本興業 角川映画
配給:角川映画
R-15指定
第2回沖縄国際映画祭正式出品作品
監督:井筒和幸
【出演】
後藤淳平(ジャルジャル)/福徳秀介(ジャルジャル)/ちすん/米原幸佑(RUN&GUN)/桜木涼介/林剛史/阿部亮平/石井あみ
永田彬(RUN&GUN)/結城しのぶ/大森博史/筒井真理子/木下ほうか/升毅/光石研
【映像特典】
■メイキングドキュメンタリー“THE JARUJARU SHOW”
■第2回沖縄国際映画祭舞台挨拶・公開初日舞台挨拶・凱旋舞台挨拶
■予告編・TVスポット
【音声特典】
■オーディオコメンタリー by ジャルジャル
【初回生産限定封入特典】
ヒーローショーオリジナルポストカードセット(3枚組)
※初回生産盤出荷終了次第、通常盤(特典なし)となります
(C)2010「ヒーローショー」製作委員会
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 0.28 g
- EAN : 4571366480431
- 監督 : 井筒和幸
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 50 分
- 発売日 : 2010/11/26
- 出演 : 後藤淳平(ジャルジャル), 福徳秀介(ジャルジャル), ちすん, 米原幸佑(RUN&GUN), 桜木涼介
- 販売元 : よしもとアール・アンド・シー
- ASIN : B0040X2XSK
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,417位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月3日に日本でレビュー済み
2021年10月3日に日本でレビュー済み
ジャルジャルの起用は監督が2人の演技力を買ってという説明だが恐らく若いお笑い芸人
の起用で出捐費を抑えたいということからのようだ。 ひとつひとつのエピソードが
必用以上に長く描写されるのも劇場映画としての長尺の体裁を整える為で又撮影現場の
状況も低予算下でのやりくりの結果のようだがそれが工夫を伴った制作で無い限り
この映画のように冗長な印象のものに仕上がってしこれをまうだけのようだ。
僕は近年のジャルジャルのYOUTUBE動画が好きでこれを視たのだが結局この映画は2人の
演技力に助けられたところが大きいと感じた。福徳の演技が後藤のそれを上回っている
ように感じるのは福徳の役どころの為で後藤の演技も同様に良い。
最後に登場人物の若者や大人にしてもステレオタイプ化されていて描写にも新鮮味が無く
又ピンクレディーにしてもジャルジャルならこんな陳腐と思われるような表現は
とらないはずだと思ってしまった。
の起用で出捐費を抑えたいということからのようだ。 ひとつひとつのエピソードが
必用以上に長く描写されるのも劇場映画としての長尺の体裁を整える為で又撮影現場の
状況も低予算下でのやりくりの結果のようだがそれが工夫を伴った制作で無い限り
この映画のように冗長な印象のものに仕上がってしこれをまうだけのようだ。
僕は近年のジャルジャルのYOUTUBE動画が好きでこれを視たのだが結局この映画は2人の
演技力に助けられたところが大きいと感じた。福徳の演技が後藤のそれを上回っている
ように感じるのは福徳の役どころの為で後藤の演技も同様に良い。
最後に登場人物の若者や大人にしてもステレオタイプ化されていて描写にも新鮮味が無く
又ピンクレディーにしてもジャルジャルならこんな陳腐と思われるような表現は
とらないはずだと思ってしまった。
2012年1月21日に日本でレビュー済み
もう井筒監督は年なのでしょうか失速感が半端ないです。
監督名で見るのが多いのですが、もうこの監督の作品は追っかけてみるのを辞めます。
監督名で見るのが多いのですが、もうこの監督の作品は追っかけてみるのを辞めます。
2016年7月16日に日本でレビュー済み
井筒監督の作品だからという理由で低評価になりがちですが、これは名作でしょ。
まず暴力のシーンがリアルすぎる。
そんじょそこらのヤンキー映画と比較にならない。
話の展開もこれどうなるの?みたいなドキドキ感が襲ってくる。
もちろんエロシーンもあり。
でも最後の最後に流れるピンクレディーのSOSが最高に良かった。
主人公の心境をこれ以上ない形で表している。
興奮しました。
まず暴力のシーンがリアルすぎる。
そんじょそこらのヤンキー映画と比較にならない。
話の展開もこれどうなるの?みたいなドキドキ感が襲ってくる。
もちろんエロシーンもあり。
でも最後の最後に流れるピンクレディーのSOSが最高に良かった。
主人公の心境をこれ以上ない形で表している。
興奮しました。
2019年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画は実際に起こった事件(東大阪大生集団リンチ生き埋め)を元に制作されたというから、見てみたが"原作"のイメージとだいぶ違った。まず、発端となった「女に手を出した」というくだりが、”原作”のほうはただメールを送っているだけで、たぶん口説いているだけ(実際に徳満優多は佐藤勇樹に恋の悩みを相談して「応援している」と言われた)なのに対して、こっちの映画のほうは、半ば公然と寝取って、寝取られたほうにハメ撮りのメールを見せたりと挑発的な内容になっていて生き埋めしたほうにかなり憎しみがわくような内容になっている。
それと、この映画の”原作”の事件のほうは、徳満が藤本に暴行されたのちにさらに呼び出しを受けた際、心配した佐藤が同行を申しでるなど、また本当に困った末に佐藤の中学時代の友人(小林竜司、広畑ら)を最後に頼るなど、
今どきの若者にはほぼありえないようなかなり強い友情のようなものが裏に見え隠れしているのに対して、
この映画のノリは、そういうものが一切感じられない。
友情のために復讐したのが”原作”のイメージだったが、そもそも、復讐されるに足るほどの悪行を
ツヨシサイドが犯してない。金を受け取りに行く車の中で確かに最初に女に手を出したやつが
哀川似のチンピラに殴られてるけど、それはリンチ計画が確定した後だから辻褄が合わない。
ただただ狂ったように脈略なく逆切れしてボコりまくる映画。
それと、この映画の”原作”の事件のほうは、徳満が藤本に暴行されたのちにさらに呼び出しを受けた際、心配した佐藤が同行を申しでるなど、また本当に困った末に佐藤の中学時代の友人(小林竜司、広畑ら)を最後に頼るなど、
今どきの若者にはほぼありえないようなかなり強い友情のようなものが裏に見え隠れしているのに対して、
この映画のノリは、そういうものが一切感じられない。
友情のために復讐したのが”原作”のイメージだったが、そもそも、復讐されるに足るほどの悪行を
ツヨシサイドが犯してない。金を受け取りに行く車の中で確かに最初に女に手を出したやつが
哀川似のチンピラに殴られてるけど、それはリンチ計画が確定した後だから辻褄が合わない。
ただただ狂ったように脈略なく逆切れしてボコりまくる映画。
2012年1月14日に日本でレビュー済み
若手お笑い芸人のジャルジャルが主演ということで話題になった映画だけれど、ジャルジャルが主演という観念を抜きにしてぜひ観てほしい映画。
なぜかと言うと、凄く良い映画だからだ。どうせ人気若手芸人を起用したアイドル的な感じの映画なんでしょ?と偏見を持たれるには勿体ない作品なのだ。
鑑賞後にあなたの心は底なしの沼に落ちたかのように、深く深く沈んでいくことでしょう。
自分は映画館で観て、帰りの電車の中で沈んでいました。
なぜかと言うと、凄く良い映画だからだ。どうせ人気若手芸人を起用したアイドル的な感じの映画なんでしょ?と偏見を持たれるには勿体ない作品なのだ。
鑑賞後にあなたの心は底なしの沼に落ちたかのように、深く深く沈んでいくことでしょう。
自分は映画館で観て、帰りの電車の中で沈んでいました。
2012年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャルジャルが出てたので購入しました。
ジャルジャルの2人が演技が上手だったということを結構みなさん言ってますが
正直あんまり後藤さんの演技はそう思えませんでした・・。
そら、芸人のレベルではない演技だったけど。
映画について。
後半のぐだり感はまぁあるけれど前半が素晴らしい!
後藤さんがどうなったのかが気になってしょうがない(笑)
大人の暴力は正直リアルすぎて怖かったwww
特典も結構いいし買って損か得かは人それぞれかな?
ジャルジャルの2人が演技が上手だったということを結構みなさん言ってますが
正直あんまり後藤さんの演技はそう思えませんでした・・。
そら、芸人のレベルではない演技だったけど。
映画について。
後半のぐだり感はまぁあるけれど前半が素晴らしい!
後藤さんがどうなったのかが気になってしょうがない(笑)
大人の暴力は正直リアルすぎて怖かったwww
特典も結構いいし買って損か得かは人それぞれかな?
2011年2月20日に日本でレビュー済み
ここ数年の日本映画では傑作じゃないでしょうか。若者を扱った映画などでは
よく「こんな子おらんで!そんな会話せえへん!」とかつっこんだりするけど、
出演者がみんなリアルで、演技がうまいのもあると思うけど、
映画の世界に完全にひきこまれました。若者たちの虚無感や、
行き場のない思いが伝わります。だから余計に疲れる映画でした。若者の暴力描写でも
クローズとか、かっこいいだけでまったく絵空事にみえる映画も多いけど、
これは見てて痛い、怖いと感じる映画でした。
よく「こんな子おらんで!そんな会話せえへん!」とかつっこんだりするけど、
出演者がみんなリアルで、演技がうまいのもあると思うけど、
映画の世界に完全にひきこまれました。若者たちの虚無感や、
行き場のない思いが伝わります。だから余計に疲れる映画でした。若者の暴力描写でも
クローズとか、かっこいいだけでまったく絵空事にみえる映画も多いけど、
これは見てて痛い、怖いと感じる映画でした。