淡々と進む物語、ウォルターマッソーぎ最高の演技を見せてくれる。
何回見ても面白い。
突破口! [DVD]
フォーマット | ドルビー, 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジョン・ヴァーノン, ウォルター・マッソー, ドン・シーゲル, ジョー・ドン・ベイカー |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 51 分 |
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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988003982027
- 監督 : ドン・シーゲル
- メディア形式 : ドルビー, 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 51 分
- 発売日 : 2007/7/18
- 出演 : ウォルター・マッソー, ジョン・ヴァーノン, ジョー・ドン・ベイカー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B000MGBQ0A
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,084位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 452位外国の犯罪・ギャング映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕様も生産国もメディアも異なる商品頁のレビューがアマゾンの怠慢により共有されているがASIN:B016YDTMZU、JAN:4988003809850(2007年キングレコード社邦盤レンタル落ちDVD)のレビュー。
原題:Charley Varrick、73年、111分、ウォルター・マッソー、アンディ・ロビンソン、ジョー・ドン・ベイカー、ジョン・バーノン出演、ドン・シーゲル監督。オリジナルデータ、簡単な商品仕様は文末にあります。
片田舎の小さな銀行を襲撃したチャーリー(マッソー)その妻(ジャクリーン・スコット)ハーマン(ロビンソン)。襲撃は成功したが思いもよらない大金。それはマフィアの隠し金。マフィアはヒットマン(ベイカー)を差し向けて彼らを追い詰めるが・・。ドン・シーゲルの快作クライムアクション。原作小説は「Looters」(略奪者たち)。
本作の面白さは原題が示すように、まずチャーリーに扮するマッソー。「自由に空を飛ぶにはほかになかった」という台詞が妙に耳に残る。彼は昔は複葉飛行機の曲芸師。今は農薬散布を生業としているが時代が変わり、食うや食わず。そこで夫婦と友人で銀行強盗を・・。この時代に作られた落日の西部劇の現代版の趣も感じる。つまり、変わる時代へ乗れなかった、取り残された旧時代の男の挽歌。しかし、弟子であるペキンパー作品や他のニューアメリカンシネマ群とはやや異なり(ロケを多用しザラリとした感触ながら)、顛末はそれとは違う後味。哀愁を漂わせながらも、敗残感の中にどこか勇気づけられる力強さがあり、犯罪者ながら応援してしまう。ギラギラしたところはなくドライではあるが、その中に秘めた熱さ、しぶとく生き残るしたたかさ・ガッツが。妻の指輪を自分にはめ、言葉をかけるところなどに押さえた哀しみがちらりとのぞく(20分頃)。まさに適役。いい役者だなあ。
先行レビューが触れているように、特筆すべきはシーン毎に観客をひきつけるちょっとした工夫がされていること。ブランコの少女、売春宿、銃器店のおやじ、泣いている黒人の子供、筋には直接関係影響しないが、お、と思わせる人物や会話や何気ないショットが映画に活き活きとしたテンポを生み、観客を映画に引き込む。これがミレニアム以降のアクションものに欠けている点。常に筋だけに直接関係する事柄ばかりが、見せる工夫もなく繰り広げられ、真にエモーションに触れるところがない。世界をそれらしく作るだけで退屈このうえない。それらには「このシーンを面白くしよう」という創意がない。
反面本作は脇役たちがみな映画の印象に貢献している。非情でタフなヒットマン、モリーのJ・ドン・ベイカー、チンピラながら憎めない相棒ロビンソン、偽造屋のシェリー・ノース(妙にやらしい)、ボスの秘書のフェリシア・ファー、そしてトレーラーハウスの隣人の婆さんのマージョリー・ベネットら。特にこの婆さんがいい味。こういう役が映画のカラーを左右し、忘れがたいものに。大風呂敷は広げず、ローカルな闘いだが血が通っている。
余談:本作は後の「ノー・カントリー」に影響を与えている気がする。作風・暴力の度合い・着地は大きく異なり、あの感じを期待されると困るけれども、要素・舞台・風景に多くの類似点がある(「ノー・カントリー」には固有の原作もあり、モリーはアントン・シガーとはだいぶ違う。コーエン兄弟がどう言っているかは知らない)。また「北北西に進路を取れ」を思わせるセリフ、複葉機が印象的。
閑話休題。OPの南西部の荒野の牧歌的映像が本編と対比され美しい。マイケル・バトラーの捉える青空と土埃。シーゲルの盟友シフリンの音楽も最高。質感・情感あり、骨太で眼を耳を離すことが難しい。苦労人シーゲルは今作で初めて自身のプロダクションでのびのびとメガホンをとった。冒頭、満月を背景に「a Siegel film」と出るところで何だかジーンとしてしまった。映画ファンを自認する方はぜひ。
★オリジナルデータ:
Charley Varrick, US, 1973, 製作・配給Universal Pictures, 111min. Color(Technicolor)、オリジナル・アスペクト比(もちろん劇場上映時比のこと)1.85:1(Panavision , Spherical)、Mono、ネガもポジも35mm
★このレビュー商品について(ASIN:B016YDTMZU、JAN:4988003809850(キングレコード社邦盤レンタルDVD):
全体では傷・パラ、ちらつき等ほぼない。しかし解像度は(ノイズのない)VHSレベル。見づらいということはないがぼんやりして、DVDとしてもあと一歩。発色は自然でいいが。
リージョン2対応、NTSC プレス盤
映像仕様は16:9LB(日本でいうスクイーズ)、画面アスペクト比:ヴィスタ。画面いっぱいに映る(1.78:1)のはいただけない。
片面 1層、111min、カラー
音声:英語疑似ステレオ、Dolby Digital
字幕:日本語 On・Off 可
メインメニュー、チャプターメニューあり
発売・販売:キングレコード、KIBF30418、2007年
〇映像特典:米劇場予告編(4:3仕様でスタンダードトリミング、2分20秒、日本語字幕なし)
〇音声特典:なし 〇付属物:なし
〇BDがDVDと同じキングから2017年に発売され、レビューによれば画質は従前のDVDより向上しているとのこと。この後2018年に再発と(それと同一マスターの)DVDが発売。これらは白味のジャケ。複葉機がデザインされているもの。買うなら2017年以降のものを。
〇import盤:邦盤DVD、BDが廉価で入手可能なので略。
下の画像は邦盤DVDより。
原題:Charley Varrick、73年、111分、ウォルター・マッソー、アンディ・ロビンソン、ジョー・ドン・ベイカー、ジョン・バーノン出演、ドン・シーゲル監督。オリジナルデータ、簡単な商品仕様は文末にあります。
片田舎の小さな銀行を襲撃したチャーリー(マッソー)その妻(ジャクリーン・スコット)ハーマン(ロビンソン)。襲撃は成功したが思いもよらない大金。それはマフィアの隠し金。マフィアはヒットマン(ベイカー)を差し向けて彼らを追い詰めるが・・。ドン・シーゲルの快作クライムアクション。原作小説は「Looters」(略奪者たち)。
本作の面白さは原題が示すように、まずチャーリーに扮するマッソー。「自由に空を飛ぶにはほかになかった」という台詞が妙に耳に残る。彼は昔は複葉飛行機の曲芸師。今は農薬散布を生業としているが時代が変わり、食うや食わず。そこで夫婦と友人で銀行強盗を・・。この時代に作られた落日の西部劇の現代版の趣も感じる。つまり、変わる時代へ乗れなかった、取り残された旧時代の男の挽歌。しかし、弟子であるペキンパー作品や他のニューアメリカンシネマ群とはやや異なり(ロケを多用しザラリとした感触ながら)、顛末はそれとは違う後味。哀愁を漂わせながらも、敗残感の中にどこか勇気づけられる力強さがあり、犯罪者ながら応援してしまう。ギラギラしたところはなくドライではあるが、その中に秘めた熱さ、しぶとく生き残るしたたかさ・ガッツが。妻の指輪を自分にはめ、言葉をかけるところなどに押さえた哀しみがちらりとのぞく(20分頃)。まさに適役。いい役者だなあ。
先行レビューが触れているように、特筆すべきはシーン毎に観客をひきつけるちょっとした工夫がされていること。ブランコの少女、売春宿、銃器店のおやじ、泣いている黒人の子供、筋には直接関係影響しないが、お、と思わせる人物や会話や何気ないショットが映画に活き活きとしたテンポを生み、観客を映画に引き込む。これがミレニアム以降のアクションものに欠けている点。常に筋だけに直接関係する事柄ばかりが、見せる工夫もなく繰り広げられ、真にエモーションに触れるところがない。世界をそれらしく作るだけで退屈このうえない。それらには「このシーンを面白くしよう」という創意がない。
反面本作は脇役たちがみな映画の印象に貢献している。非情でタフなヒットマン、モリーのJ・ドン・ベイカー、チンピラながら憎めない相棒ロビンソン、偽造屋のシェリー・ノース(妙にやらしい)、ボスの秘書のフェリシア・ファー、そしてトレーラーハウスの隣人の婆さんのマージョリー・ベネットら。特にこの婆さんがいい味。こういう役が映画のカラーを左右し、忘れがたいものに。大風呂敷は広げず、ローカルな闘いだが血が通っている。
余談:本作は後の「ノー・カントリー」に影響を与えている気がする。作風・暴力の度合い・着地は大きく異なり、あの感じを期待されると困るけれども、要素・舞台・風景に多くの類似点がある(「ノー・カントリー」には固有の原作もあり、モリーはアントン・シガーとはだいぶ違う。コーエン兄弟がどう言っているかは知らない)。また「北北西に進路を取れ」を思わせるセリフ、複葉機が印象的。
閑話休題。OPの南西部の荒野の牧歌的映像が本編と対比され美しい。マイケル・バトラーの捉える青空と土埃。シーゲルの盟友シフリンの音楽も最高。質感・情感あり、骨太で眼を耳を離すことが難しい。苦労人シーゲルは今作で初めて自身のプロダクションでのびのびとメガホンをとった。冒頭、満月を背景に「a Siegel film」と出るところで何だかジーンとしてしまった。映画ファンを自認する方はぜひ。
★オリジナルデータ:
Charley Varrick, US, 1973, 製作・配給Universal Pictures, 111min. Color(Technicolor)、オリジナル・アスペクト比(もちろん劇場上映時比のこと)1.85:1(Panavision , Spherical)、Mono、ネガもポジも35mm
★このレビュー商品について(ASIN:B016YDTMZU、JAN:4988003809850(キングレコード社邦盤レンタルDVD):
全体では傷・パラ、ちらつき等ほぼない。しかし解像度は(ノイズのない)VHSレベル。見づらいということはないがぼんやりして、DVDとしてもあと一歩。発色は自然でいいが。
リージョン2対応、NTSC プレス盤
映像仕様は16:9LB(日本でいうスクイーズ)、画面アスペクト比:ヴィスタ。画面いっぱいに映る(1.78:1)のはいただけない。
片面 1層、111min、カラー
音声:英語疑似ステレオ、Dolby Digital
字幕:日本語 On・Off 可
メインメニュー、チャプターメニューあり
発売・販売:キングレコード、KIBF30418、2007年
〇映像特典:米劇場予告編(4:3仕様でスタンダードトリミング、2分20秒、日本語字幕なし)
〇音声特典:なし 〇付属物:なし
〇BDがDVDと同じキングから2017年に発売され、レビューによれば画質は従前のDVDより向上しているとのこと。この後2018年に再発と(それと同一マスターの)DVDが発売。これらは白味のジャケ。複葉機がデザインされているもの。買うなら2017年以降のものを。
〇import盤:邦盤DVD、BDが廉価で入手可能なので略。
下の画像は邦盤DVDより。
2020年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでに随分沢山の映画を見てきましたが、ホーと思わされた作品のトップの部類です。正に愛すべき一本となりました。皆さんも是非ご覧になってください。
2018年10月23日に日本でレビュー済み
思いがけずマフィアの金を盗んでしまった、にしてはマフィアから送り込まれて来たのは一人だけで、しかも強くない。大風呂敷を広げた割にはスケールが大きくない。登場人物のキャラもステレオライプ。なぜか時々あるが、血糊の赤色が白みがかっていて血の赤ではなくリアルではない。バイオレンスにも、サスペンスにも徹し切れておらず中途半端。
2017年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前出ていたDVDは持っていますがTV吹替え目当てに購入。
DVDはシネマフォント字幕で予告編も入っていましたがこれは普通の字幕で映像特典無し。
その代わりBDは画質がDVDよりだいぶ良くなりました(DVDは寝ぼけた画質で見苦しい)。
吹替えのない部分は15分ほどで主に殺し屋や悪徳銀行家のシーン。
情けはあるがプロ精神が強く頭もキレる主人公をとぼけた顔のウォルター・マッソーが
演じているせいか犯罪者なのに感情移入出来てラストも痛快。
「ウォーキング・トール」で正義の熱血自警団を演じていたジョー・ドン・ベイカーが
ここでは余裕綽々の暴力マシーン。このソフトと同時発売の「殺人者たち」といい、
ドン・シーゲルは個性的な殺し屋を描かせると上手い。
DVDはシネマフォント字幕で予告編も入っていましたがこれは普通の字幕で映像特典無し。
その代わりBDは画質がDVDよりだいぶ良くなりました(DVDは寝ぼけた画質で見苦しい)。
吹替えのない部分は15分ほどで主に殺し屋や悪徳銀行家のシーン。
情けはあるがプロ精神が強く頭もキレる主人公をとぼけた顔のウォルター・マッソーが
演じているせいか犯罪者なのに感情移入出来てラストも痛快。
「ウォーキング・トール」で正義の熱血自警団を演じていたジョー・ドン・ベイカーが
ここでは余裕綽々の暴力マシーン。このソフトと同時発売の「殺人者たち」といい、
ドン・シーゲルは個性的な殺し屋を描かせると上手い。
2014年7月27日に日本でレビュー済み
1973年の「突破口」はドン・シーゲル監督作品の中でもあまり知られていないのではないかな?
ウォルター・マッソー主演の銀行強盗の話で、大金を盗むがそれはマフィアが銀行にあずけていた裏金で、警察だけでなく、マフィアからも追いかけられるって内容だ。
激しい銃撃戦やカーチェイスなんかは少なくどちらかというと地味な作りの映画だと思う。
まあラストの飛行機と車の追っかけはちょっと見どころありだったが。
しかしじわじわと映画を盛り上げて緊張感を高めていく演出はやっぱり秀でたもんを感じるなあ。
ウォルター・マッソーの映画ってほとんど知らないが、この映画はカッコイイと思う。
ウォルター・マッソー主演の銀行強盗の話で、大金を盗むがそれはマフィアが銀行にあずけていた裏金で、警察だけでなく、マフィアからも追いかけられるって内容だ。
激しい銃撃戦やカーチェイスなんかは少なくどちらかというと地味な作りの映画だと思う。
まあラストの飛行機と車の追っかけはちょっと見どころありだったが。
しかしじわじわと映画を盛り上げて緊張感を高めていく演出はやっぱり秀でたもんを感じるなあ。
ウォルター・マッソーの映画ってほとんど知らないが、この映画はカッコイイと思う。
2018年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今作品は、35年以上前、小学生(高学年)時にTV放映で何度か見ました❗❕この頃、我が家には、SONY ベ-タマックス というビデオデッキがございまして、収録した記憶がございます❕❗自分が洋画のビデオレンタルを知る前ですね。リー&クリントおじさんの作品も面白いですが、ウォルタ-おじさんの今作は、輪をかけて面白いし・楽しいし、何度🎬👀🎦も飽きません❕❗日本語吹替は、ひじょうに懐かしくて、言うまでもなく、各々のキャラにはまっておって、心底、嬉しかったです。とっても、お買い求めやすい価格でしたので、贅沢なことは、言えませんが、当時のメイキング、インタビューが入っていると洋画ファンとして再び今作品を購入しちゃうでしょうねぇ😁とにかく。Blu-ray化リリースに心より感謝致します❕❗
2018年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約10年前くらいから見たかった作品で、やっと手に入り満足している。