一昔前は、オブザデッドのパチモンばかりでしたが、GATEKEEPERという原題の低予算
ゾンビ映画をバイオハザードもどきのタイトルにするのは最近の流行でしょうか。
パッケージにはサングラスをかけたいい女風の姿がありますが、本編には登場せず、
唯一の女子は、ぽっちゃりした田舎娘みたいな子がバイオのコスプレみたいなかっこで
出演するのみです。
パッケージにある、かっこいい爆破や炎上シーンもありません。
とにかく低予算のためか、冒頭の交通事故からしてしょぼく、実際に衝突のカースタントすら
していません。車が湖に転落するのも一目で安いCGとわかるものですし、空爆の爆撃
シーンもCGで爆発エフェクトを追加したのが丸わかりの安いものです。
ゾンビは100年前、ハイチから連れてきたゾンビ労働者が暴走したという設定ですが、
なぜか今風の若者のTシャツやジーパン、パーカーを着て襲ってきます。
ゾンビメイクも明らかにゴムのお面マスクを被っているだけのやつらもいます。
目に付くありとあらゆるものが低予算を感じさせるのですが、上映時間が74分と異様に
短いことと、展開がほぼナイトオブリビングデッドなお約束展開なためある程度
ゾンビファンの要求を満たしていることだけが唯一の救いです。
しかしながら、大抵の普通の人はまず満足できないでしょうし、ゾンビ映画が好きで、
なおかつ、よっぽど暇な人向けって感じでしょうか