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世に棲む日日 3 (文春文庫 し 1-6) 文庫 – 1975/2/25
司馬 遼太郎
(著)
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1975/2/25
- ISBN-104167105063
- ISBN-13978-4167105068
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著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月1日に日本でレビュー済み
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松陰死後の高杉晋作の活動を描く第三巻。松陰への思いや、攘夷を標榜しつつ海外の技術の導入を考えていたところ、先進的でありながら、藩への忠誠に厚いところなど、幾多の矛盾を抱えた描写がとても面白いし、共感できる。人間は、まっすぐに割り切れるような心を持っているわけではない。久坂や来島又兵衛、周布、井上、伊藤といった長州人の描写もステロタイプではなく個性がそれぞれ感じられてまさに活写である。司馬遼太郎の作品は司馬史観であり、現実ではないという言い方は確かにその通りであろう。基本的に小説なのだから。ただ、これだけの調査を経たうえで書かれている小説は少なかろうと思うし、描く文章の躍動感や説得力も併せ持つ作家は司馬遼太郎しかいない。
2019年3月11日に日本でレビュー済み
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井上馨、伊藤博文がイギリスから帰国した時、四カ国連合艦隊は長州を破滅させる寸前。その時、高杉晋作が牢から出獄。英雄達が劇的状況下で革命を起こしていき、緊張感を持って物語が進んでいく。
司馬遼太郎が日本の役人文化を示した部分が面白い。
・日本にあっては上司とは責任ある個人ではなく祠であり、ヤクニンとは祠に仕える神主のようなぐあいであるのかもしれない。
・一国一藩の安危よりも自分の保身から物事を思考し、大事をきめるときは、かならず会議をし、すべての責任は「会議」がとるという建前をとり、責任を問われれば、 「自分一個はそうはおもっていないが、会議でそうきまったことだから」という理屈をつかって責任の所在を蒸発させてしまう世界である
司馬遼太郎が日本の役人文化を示した部分が面白い。
・日本にあっては上司とは責任ある個人ではなく祠であり、ヤクニンとは祠に仕える神主のようなぐあいであるのかもしれない。
・一国一藩の安危よりも自分の保身から物事を思考し、大事をきめるときは、かならず会議をし、すべての責任は「会議」がとるという建前をとり、責任を問われれば、 「自分一個はそうはおもっていないが、会議でそうきまったことだから」という理屈をつかって責任の所在を蒸発させてしまう世界である
2015年9月24日に日本でレビュー済み
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28歳で亡くなった高杉晋作の短い一生とそのなかでの活躍ぶりを見ると
「天の配剤」という言葉を思い出す。いいところで登場して、大仕事を
こなしたあとは、さっといなくなってしまう。
こんな人を千両役者と言うんだろう。
上海視察で西洋の強さを改めて実感した高杉晋作は、将来の開国と
西洋の長所を日本に取り入れることの必要性を実感。しかし徳川幕府を
倒すためには、あえて攘夷という狂気をもって国民的元気を盛り上げ
沸騰させるしかないと決意。そのためテロリスト的行動にでる。
○ 外国公使の暗殺計画(未遂)
○ 英国公使館焼き討ち
○ 松陰改葬と御成橋事件
○ 箱根関所破り
○ 加茂行幸での「いよっ、征夷大将軍」呼び捨て事件
ところが薩摩・会津による宮廷クーデターで京都を追われた長州藩は、
藩をあげて(高杉の過激さを通り越して)大発作を起こす。
高杉は(桂、久坂、周布らと共に)逆におさえる立場になるが、
結局、長州藩の大発作は蛤御門の戦いで壊滅する。
京都での敗北、四カ国艦隊との戦いで惨敗、幕府の長州征伐とつぎつぎ
おこる困難な事態に長州藩では佐幕政権が復活。高杉は薄氷を踏みながらも、
それぞれの局面でしぶとく生き残り反撃の機会を狙う。
「天の配剤」という言葉を思い出す。いいところで登場して、大仕事を
こなしたあとは、さっといなくなってしまう。
こんな人を千両役者と言うんだろう。
上海視察で西洋の強さを改めて実感した高杉晋作は、将来の開国と
西洋の長所を日本に取り入れることの必要性を実感。しかし徳川幕府を
倒すためには、あえて攘夷という狂気をもって国民的元気を盛り上げ
沸騰させるしかないと決意。そのためテロリスト的行動にでる。
○ 外国公使の暗殺計画(未遂)
○ 英国公使館焼き討ち
○ 松陰改葬と御成橋事件
○ 箱根関所破り
○ 加茂行幸での「いよっ、征夷大将軍」呼び捨て事件
ところが薩摩・会津による宮廷クーデターで京都を追われた長州藩は、
藩をあげて(高杉の過激さを通り越して)大発作を起こす。
高杉は(桂、久坂、周布らと共に)逆におさえる立場になるが、
結局、長州藩の大発作は蛤御門の戦いで壊滅する。
京都での敗北、四カ国艦隊との戦いで惨敗、幕府の長州征伐とつぎつぎ
おこる困難な事態に長州藩では佐幕政権が復活。高杉は薄氷を踏みながらも、
それぞれの局面でしぶとく生き残り反撃の機会を狙う。
2019年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治維新に影響を与えた吉田松陰先生の生き方
2018年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3冊とも、案内に記載されていた通りとても綺麗な状態で購入できました。
2015年9月26日に日本でレビュー済み
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維新の様子と、山口県民の特徴が良く理解できた。
人の有るべき姿を思い知る事ができ、鳥肌がたつ様な感激を覚えた。
人の有るべき姿を思い知る事ができ、鳥肌がたつ様な感激を覚えた。
2015年4月18日に日本でレビュー済み
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司馬作品は、「坂の上の雲」「竜馬が行く」と読んできました。どちらも引き込まれるように読み進めました。この作品も同様で、松蔭の思想が少しずつかたちを変えながら晋作に引き継がれ、世が変革へと向かっていく力になっていくところが面白い。魅力的な作品です。
2017年10月6日に日本でレビュー済み
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激動の幕末が始まった。
攘夷に傾いていく長州の行動と高杉の動き。
藩を潰して革命を起こすという発想で、高杉が活躍する
攘夷に傾いていく長州の行動と高杉の動き。
藩を潰して革命を起こすという発想で、高杉が活躍する