あまりに分厚かったので、
後回しにしてました。
意を決して読み始めたら、
おもしろいこと、おもしろいこと。
この作家の知識の豊富さと、
その史実をベースにした創造力に脱帽。
半端じゃない。
舞台は琉球王国。
時代は日本で言えば幕末。
琉球は清国と冊封体制を結びながら、
薩摩藩にも従属国として扱われる。
南の島の小さな島国にとって、
王国体制を維持しながら、
生きていくとは、そういうことなのだ。
その属国としての従順さを示すために、
一切の武器を持たずに、
美と教養でこの国は世界に類を見ない、
特殊な王国体制を維持していた。
清の科挙よりも難しいといわれている科試という、
官僚になるための試験があり、
琉球中の男は、科試に受かるために必死に勉強していた。
それでも、1年に1人か2人しか受からないため、
科試浪人も珍しくない。
清がイギリスにより支配されつつあり、
世界地図の色が変わろうとしていたこの時代に、
科試合格最年少記録を塗り替えた一人の宦官が、
琉球王国を守ろうと、
王国府官僚への道を踏み出した。
【ネタばれ】
宦官の名前は、孫寧温(そん・ねいおん)。
実は彼は、宦官ではなく、
第一尚氏復興という望に命をかけた父を思い、
知識よりも美を極めたい兄を思い、
そして何よりも、あふれる知識欲に抗いきれない自らのため、
真鶴という女を捨て、
男の姿となり、科試に受かり、官僚となったのだった。
妖艶な美しさと、
誰をも寄せ付けない知識によって、
数々の難題を解決していく。
イギリス難破船問題、
王府の巫女である聞得大王の謀略、
薩摩藩からの無理難題、
王府には陰謀渦巻く、
あらゆる勢力が集まっている。
貴族、王族、そして、巫女や、女官たち、
清国の役人、薩摩藩の役人。
なかでも、紫禁城を追われた宦官により、
犯されてしまった孫寧温は、
最も自分を守ってくれていた理性を捨て、
自らの尊厳のために、その宦官を殺してしまう。
それがばれたがために、
八重山へ流刑となってしまうのだった。
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テンペスト 上 若夏の巻 単行本 – 2008/8/28
池上 永一
(著)
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美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。見せ場満載、桁外れの面白さ!
- 本の長さ426ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2008/8/28
- ISBN-104048738682
- ISBN-13978-4048738682
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商品の説明
著者からのコメント
見せ場は150回! 1800枚があっという間に終わります。どんでん返しの連続の果てに琉球王国が迎えた衝撃の結末とは!? 宦官のヒロインの波瀾万丈な人生をジェットコースターに乗ったようにお楽しみください
著者について
1970年沖縄県石垣市生まれ。のち那覇市へ。早稲田大学在学中に「バガージマバヌス」で第6回受賞する。
登録情報
- 出版社 : 角川グループパブリッシング (2008/8/28)
- 発売日 : 2008/8/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 426ページ
- ISBN-10 : 4048738682
- ISBN-13 : 978-4048738682
- Amazon 売れ筋ランキング: - 413,311位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,893位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1970年、沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に「バガージマヌパナス」で第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞。98年『風車祭』が注目される。沖縄の伝承と現代社会を融和させた独特の世界を確立し、2008年刊行の『テンペスト』はベストセラーとなる。他の著書に『夏化粧』『ぼくのキャノン』『シャングリ・ラ』『レキオス』『やどかりとペットボトル』などがある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池上氏の「わが島の話」を読んでとても面白かったので、購入しました。琉球王朝の華麗でダイナミックなストーリーだと思っていましたが、内容があまりにも稚拙で下品なのにがっかりしました。当時の琉球と清国、薩摩との関係や宮中の様子、庶民の生活など歌など細かく描かれているところはとても面白く興味を引きました。しかし登場人物の人間関係、各々の品性が疑われるような描写が目につき、(御内原など大奥顔負けの陰湿さ!)聞得大君や徐丁垓など人間とは思えない人物など、せっかくの壮大なストーリーなのに沖縄の風俗?習慣?を取り入れ過ぎて読み方を変えたら、これはパロディーなのかと笑えてしまう。「わが島の話」の時のドタバタをそのまま取り入れただけの感がある。主人公も強い決意で意気揚々と宮殿に乗り込んだわりにはちょっとしたことですぐ挫けるような弱さ。まだ上しか読んでいない状態で、
すでに購入したことを後悔している。このままでは妖怪七変化で終わってしまうのかと不安になる。幕末物でも「篤姫」の重厚さとは正反対の軽さ。でも私は沖縄のそんな陽気さと楽天思考が大好きで何度も沖縄に行ってます。薩摩支配や第二次大戦の暗い歴史があるからこそ、あまりシリアスなストーリーにはできないのかなと思ったりします。
すでに購入したことを後悔している。このままでは妖怪七変化で終わってしまうのかと不安になる。幕末物でも「篤姫」の重厚さとは正反対の軽さ。でも私は沖縄のそんな陽気さと楽天思考が大好きで何度も沖縄に行ってます。薩摩支配や第二次大戦の暗い歴史があるからこそ、あまりシリアスなストーリーにはできないのかなと思ったりします。
2012年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白く、すばらしい小説だと思いました。いろいろ感じたので、レビューを書こうと他の方のレビューをみると、なんと評価が分かれ、酷評もされていることに驚きました。
確かに、言い回しには重厚さはないかもしれませんが、だからこそ読みやすいのです。漢文、候文、琉歌などあまり接することのないものにも触れられることもあり、文学作品ではないにしても、文学を学びたい気持ちにさせる効果はありそうです。
違うんです。この小説は文学作品や、歴史小説などではないんです。琉球王国の末期を舞台にした時代小説なんです。
池波正太郎さんの時代小説と同じくらいの位置づけだと思いました。
いたはずのないオスカルがフランス革命期を生きたベルサイユのバラを、このテンペストを読み始めてすぐに頭からはなれませんでした。
最近、レンタルコミックで漫画を読んで子育てなどの様々なストレス解消していました。それで、池田理代子さんの「聖徳太子」を読みましたが(面白さはベルバラにかないません)、それがきっかけで、なかなか気乗りがしなくて手を出さなかった、横山光輝さんの「三国志」を読んでみたくなり読み始めると、すっかりはまってしまい、横山さんの中国史シリーズ読み尽くしました(最後に読んだ殷周伝説が一番面白かったです)。読む漫画がなくなってしまった矢先、先日沖縄本島に旅行して、首里城にも行き、琉球王朝に興味を持ちながらもよくわからないなぁと思っていたので、テンペストの映画の宣伝で「琉球は私が守ります」という台詞に、なぜ、一人の人間がそんな台詞を言えるような話になるんだ?という疑問符がきっかけで、「テンペスト」手に取りました。
そんなときだったからこそかもしれませんが、この小説を通して、一気に琉球王国の風、現代の沖縄にも残る風習を、やっと理解するきっかけになりました。中山王だとか、尚円志だとかいう言葉は沖縄に移住しているのでよく耳に入ってはいたのですが、内容を知りたい、意味を分かりたいと渇望するようになりました。いやー、読んでよかったです。
最初の方から描かれていた、琉球士族の男子は美意識で競う?踊り奉行が美少年を挑発して冊封使の前で踊らせる?と、どーもピンとこないなぁと思っていたら、たまにテレビで見る琉球舞踊って、ほとんど男の人がやってるあれかぁとどうにかわかりました。近場ではほとんど女性が踊っているので、すぐには結びつきませんでした。しかも、琉球舞踊自体が中国からの冊封使をもてなすために発展してきたとは思いもしませんでした。
ほかにも、へぇーっと思うことも、いろんな発見もあり、終盤の紫禁城の宦官には辟易しますが、なかなかいい読み物だと思いました。
確かに、言い回しには重厚さはないかもしれませんが、だからこそ読みやすいのです。漢文、候文、琉歌などあまり接することのないものにも触れられることもあり、文学作品ではないにしても、文学を学びたい気持ちにさせる効果はありそうです。
違うんです。この小説は文学作品や、歴史小説などではないんです。琉球王国の末期を舞台にした時代小説なんです。
池波正太郎さんの時代小説と同じくらいの位置づけだと思いました。
いたはずのないオスカルがフランス革命期を生きたベルサイユのバラを、このテンペストを読み始めてすぐに頭からはなれませんでした。
最近、レンタルコミックで漫画を読んで子育てなどの様々なストレス解消していました。それで、池田理代子さんの「聖徳太子」を読みましたが(面白さはベルバラにかないません)、それがきっかけで、なかなか気乗りがしなくて手を出さなかった、横山光輝さんの「三国志」を読んでみたくなり読み始めると、すっかりはまってしまい、横山さんの中国史シリーズ読み尽くしました(最後に読んだ殷周伝説が一番面白かったです)。読む漫画がなくなってしまった矢先、先日沖縄本島に旅行して、首里城にも行き、琉球王朝に興味を持ちながらもよくわからないなぁと思っていたので、テンペストの映画の宣伝で「琉球は私が守ります」という台詞に、なぜ、一人の人間がそんな台詞を言えるような話になるんだ?という疑問符がきっかけで、「テンペスト」手に取りました。
そんなときだったからこそかもしれませんが、この小説を通して、一気に琉球王国の風、現代の沖縄にも残る風習を、やっと理解するきっかけになりました。中山王だとか、尚円志だとかいう言葉は沖縄に移住しているのでよく耳に入ってはいたのですが、内容を知りたい、意味を分かりたいと渇望するようになりました。いやー、読んでよかったです。
最初の方から描かれていた、琉球士族の男子は美意識で競う?踊り奉行が美少年を挑発して冊封使の前で踊らせる?と、どーもピンとこないなぁと思っていたら、たまにテレビで見る琉球舞踊って、ほとんど男の人がやってるあれかぁとどうにかわかりました。近場ではほとんど女性が踊っているので、すぐには結びつきませんでした。しかも、琉球舞踊自体が中国からの冊封使をもてなすために発展してきたとは思いもしませんでした。
ほかにも、へぇーっと思うことも、いろんな発見もあり、終盤の紫禁城の宦官には辟易しますが、なかなかいい読み物だと思いました。
2008年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い。とにかく面白い。
ちょっとした暇つぶしのつもりで読み始めたものの
ページをめくる手は止まらず、上下巻850ページ一気読み。
友人との約束を一つすっ飛ばしてしまいました。
多少の誇張が含まれてるものと、宣伝文句は眉に唾つけて接してますが、
この本に関しては嘘偽りなしの100%保証つきですよ。
ちょっとした暇つぶしのつもりで読み始めたものの
ページをめくる手は止まらず、上下巻850ページ一気読み。
友人との約束を一つすっ飛ばしてしまいました。
多少の誇張が含まれてるものと、宣伝文句は眉に唾つけて接してますが、
この本に関しては嘘偽りなしの100%保証つきですよ。
2013年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
琉球版「ラスト・サムライ」?であります。
一見すると琉球王朝末期を描いた歴史小説なのですが、実在の王朝関係者が国王くらいしか見当たらなかったり、インディアンオーク号事件(1840年)よりも早くベッテルハイム博士が琉球に来ていたりで、政治・文化・時事等々、考証はわざといい加減にやっている模様。歴史上の琉球王朝ではなく、琉球のようで琉球ではない架空の国の物語と思って読みましょう。
ストーリーはまるでマンガかライトノベル、唐突な展開があまりに多く、寧温が出ていないシーンになるとほとんどコントのノリなのはいかがなものか。
その他、男装のヒロイン寧温が無警戒だわ公人の自覚が足らないわ学習能力がないわでとても有能官吏に見えなかったり、海に身投げしたところを引き上がられて人口呼吸してもらっても石抱き鞭打ちの拷問を数日にわたって受けても女性なのがばれなかったり、財政改革で予算削減されたら後宮が飢餓地獄に見舞われたり、城中でも街でも拉致殺人が横行していて簡単にもみ消せる無法地帯なのにお役所では治安の行き届いた法治国家のつもりでいたり、大事なところで出てこないせいで尚育王や麻先生がまるで口先だけのダメな大人みたいだったり、聞得大君が王族の身分を剥奪された時に国母がどうしたかについてまったく説明がなかったり、京の内でノロたちに神威を見せつけておいて後の展開に続かなかったり、素性がバレても騒ぎを起こしてもお兄ちゃんが役人生活を何事もなく続けていたり、儀間親雲上がいてもいなくても同じだったり、初めの方の設定がいつの間にか変わっていたりで、ツッコミどころ満載というよりも、ほとんどツッコミどころしかないようなお話なんですが、これはこういう小説なのだと割り切って、ジェットコースター感覚で展開される派手なイベントの連続を楽しまなくては。
下巻に続く。
一見すると琉球王朝末期を描いた歴史小説なのですが、実在の王朝関係者が国王くらいしか見当たらなかったり、インディアンオーク号事件(1840年)よりも早くベッテルハイム博士が琉球に来ていたりで、政治・文化・時事等々、考証はわざといい加減にやっている模様。歴史上の琉球王朝ではなく、琉球のようで琉球ではない架空の国の物語と思って読みましょう。
ストーリーはまるでマンガかライトノベル、唐突な展開があまりに多く、寧温が出ていないシーンになるとほとんどコントのノリなのはいかがなものか。
その他、男装のヒロイン寧温が無警戒だわ公人の自覚が足らないわ学習能力がないわでとても有能官吏に見えなかったり、海に身投げしたところを引き上がられて人口呼吸してもらっても石抱き鞭打ちの拷問を数日にわたって受けても女性なのがばれなかったり、財政改革で予算削減されたら後宮が飢餓地獄に見舞われたり、城中でも街でも拉致殺人が横行していて簡単にもみ消せる無法地帯なのにお役所では治安の行き届いた法治国家のつもりでいたり、大事なところで出てこないせいで尚育王や麻先生がまるで口先だけのダメな大人みたいだったり、聞得大君が王族の身分を剥奪された時に国母がどうしたかについてまったく説明がなかったり、京の内でノロたちに神威を見せつけておいて後の展開に続かなかったり、素性がバレても騒ぎを起こしてもお兄ちゃんが役人生活を何事もなく続けていたり、儀間親雲上がいてもいなくても同じだったり、初めの方の設定がいつの間にか変わっていたりで、ツッコミどころ満載というよりも、ほとんどツッコミどころしかないようなお話なんですが、これはこういう小説なのだと割り切って、ジェットコースター感覚で展開される派手なイベントの連続を楽しまなくては。
下巻に続く。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリー展開が面白くて、ページが次々に進んでいく
フィクションではあるんでしょうけど、あまりに面白くて、結局琉球史をちょっと調べてみようというところまで、引き込まれてしまいました。 つい映画化されたときのことを想像して、主人公は誰になるんだろうって。
一気に下巻へと突入していきました
フィクションではあるんでしょうけど、あまりに面白くて、結局琉球史をちょっと調べてみようというところまで、引き込まれてしまいました。 つい映画化されたときのことを想像して、主人公は誰になるんだろうって。
一気に下巻へと突入していきました
2011年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在ドラマ放送中のため、同時に読み進めて、楽しんでます。やっぱり、本の方が奥深いです。
2008年12月30日に日本でレビュー済み
ゴテゴテと装飾過多な描写があったり、「ハートを射止める」「○○は△△にメロメロだ」と
いった陳腐な表現が頻繁に出てきてげっそりした。
また、セリフも「○○で〜す」「○○ですぅ〜」「○○だわぁん」といった、軽薄な調子の
ものが多く、なんとかならないのかと思う。
特にひどかったのが、ペリー提督一行が王宮へ向かうのをなるべく長く足止めすべく菓子で
接待した側室の真美那が、これ以上は無理というときに泣き落としにかかるのだが、
そのセリフが「真美那、泣いちゃう」で、あまりの稚拙さに、ハァ!? と呆れてしまった。
(このセリフは作者のお気に入りのようで、その後も何度も出てきて読む気を萎えさせて
くれた)
また、主人公の真鶴が男装したり女装したりするだけで、周囲の者が別人だと思うという
のも非常に無理がある。
評価できる点は作者に候文や琉球の短歌の素養があることと、琉球王朝の歴史や王宮のことが
わかる点だけだった。
波乱万丈の物語という触れ込みだが、上巻を4分の1読んだあたりで、これ、いつになったら
面白くなるのかな、と、早くも飽きてしまった。
確かに栄光をつかみかけては叩き落され、つかみかけては叩き落されの繰り返しで、
波乱万丈といえば言えるのだが、展開が出来の悪い漫画のように非常にベタで
薄っぺらく、先が読めてしまう。
分厚い上下巻を読み終えても、何も充実感がなかった。買わずに図書館で借りてよかったと
心から思った。もっと言うなら貴重な時間を返せと言いたい。
いった陳腐な表現が頻繁に出てきてげっそりした。
また、セリフも「○○で〜す」「○○ですぅ〜」「○○だわぁん」といった、軽薄な調子の
ものが多く、なんとかならないのかと思う。
特にひどかったのが、ペリー提督一行が王宮へ向かうのをなるべく長く足止めすべく菓子で
接待した側室の真美那が、これ以上は無理というときに泣き落としにかかるのだが、
そのセリフが「真美那、泣いちゃう」で、あまりの稚拙さに、ハァ!? と呆れてしまった。
(このセリフは作者のお気に入りのようで、その後も何度も出てきて読む気を萎えさせて
くれた)
また、主人公の真鶴が男装したり女装したりするだけで、周囲の者が別人だと思うという
のも非常に無理がある。
評価できる点は作者に候文や琉球の短歌の素養があることと、琉球王朝の歴史や王宮のことが
わかる点だけだった。
波乱万丈の物語という触れ込みだが、上巻を4分の1読んだあたりで、これ、いつになったら
面白くなるのかな、と、早くも飽きてしまった。
確かに栄光をつかみかけては叩き落され、つかみかけては叩き落されの繰り返しで、
波乱万丈といえば言えるのだが、展開が出来の悪い漫画のように非常にベタで
薄っぺらく、先が読めてしまう。
分厚い上下巻を読み終えても、何も充実感がなかった。買わずに図書館で借りてよかったと
心から思った。もっと言うなら貴重な時間を返せと言いたい。