眼から鱗が落ちるような感覚であっという間に読了した。
最近読んだ孫子やクラウゼヴィッツの本に比べても、より突き刺さるものがあった。
さらに、改めて述べる必要がないかもしれないが、筆者の文体が良いため非常に読み易い。
一瞬、もっと若い頃に出会いたかったと思った。
しかし、社会の中で実際に挫折や失敗を経験したことが、この染み込むような感覚を生んだ要因であることに気がついた。
逆に、余程、想像力と思慮に富んでいなければ、多くの輝ける若者にとっては退屈に感じる一冊かもしれない。
しかし改めて、16世紀の人物の言葉が、これほど普遍的なものを捉えていることは驚嘆するばかりだ。
個人的なことだが、人生や過去に捉われるなかで、悩んだり苦しんだりしながら生きている。教えや未来への契機を求めて読書の旅を続けている。
自分と同じような、悩める現代人がもしいるならば、手に取る価値のある一冊だと感じた。
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マキアヴェッリ語録 (新潮文庫) 文庫 – 1992/11/30
塩野 七生
(著)
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「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」……。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1992/11/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101181063
- ISBN-13978-4101181066
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【新潮文庫】 塩野七生 作品 | 欲望、権謀のうず巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、激しく美しく恋に身をこがした女たちの華麗なる愛の物語 9 編。 | ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望をいだいた一人の若者──〈毒を盛る男〉としてその名を歴史に残した男の栄光と悲劇。〈毎日出版文化賞受賞〉 | 一千年余りもの間独自の文化を誇った古都も、トルコ軍の攻撃の前についに最期の時を迎えた──。甘美でスリリングな歴史絵巻。 | 一五二二年、トルコ帝国は遂に「喉元のトゲ」ロードス島の攻略を開始した。島を守る騎士団との壮烈な攻防戦を描く歴史絵巻第二弾。 | 一五七一年、無敵トルコは西欧連合艦隊の前に、ついに破れた。文明の交代期に生きた男たちを壮大に描いた三部作、ここに完結! | 浅薄な倫理や道徳を排し、現実の社会のみを直視した中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。その真髄を一冊にまとめた箴言集。 |
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「声なき少数派」の代表として、皮相で浅薄な価値観に捉われることなく、「多数派」の安直な正義を排し、その真髄と美学を綴る。 | 生身の人間が作り出した地中海世界の歴史。そこにまつわるエピソードを、著者一流のエスプリを交えて読み解いた好エッセイ。 | ここ、イタリアの風光は飽くまで美しく、その歴史はとりわけ奥深く、人間は複雑微妙だ。──人生の豊かな味わいに誘う 24 のエセー。 | オデュッセウス、サロメ、キリスト、ネロ、カリグラ、ダンテの裏の顔は?「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く傑作短編集。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 | イタリア・ルネサンスは、美術のみならず、人間に関わる全ての変革を目指した。その本質を知り尽くした著者による最高の入門書。 |
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信仰と権力の頂点から見えたものは何だったのか──。個性的な四人のローマ法王をとりあげた、塩野ルネサンス文学初期の傑作。 | 地中海の陽光に導かれ、ヨーロッパに渡ってから半世紀──。愛すべき祖国に宛てた手紙ともいうべき珠玉のエッセイ、その集大成。 | ローマ帝国の栄光と衰亡を描いた大ヒット歴史巨編のビジュアル・ダイジェストが登場。『ローマ人の物語』をここから始めよう! | なぜかくも壮大な帝国をローマ人だけが築くことができたのか。一千年にわたる古代ローマ興亡の物語、ついに文庫刊行開始! | ヴェネツィアの外交官マルコとローマから来た高級遊女オリンピアの恋の行方は──。塩野七生、唯一の歴史小説。豪華口絵を附す。 | 外交と貿易、軍事力を武器に、自由と独立を守り続けた「地中海の女王」ヴェネツィア共和国。その一千年の興亡史を描いた歴史大作。〈サントリー学芸賞〉 |
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著者について
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1937年7月7日、東京生れ。
学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。
1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年3月1日に日本でレビュー済み
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君主論だけでなくマキャベリの思想のエッセンスがうかがえる文書が塩野さん流にピックアップ引用されていて、手軽に読めました。
2023年7月20日に日本でレビュー済み
本書は何と、前書きと目次だけで60ページもあります。
私は今までこのような本は見たことがありません。
かなり損した感があります。
しかし、内容は非常に濃く、帝王学というよりは、まさに人間学であり、
人間を学ぶのに最適な一冊であると言えます。
上記のマイナス点と、本の内容の良さを、どのように考えるかがポイントとなります。
私は今までこのような本は見たことがありません。
かなり損した感があります。
しかし、内容は非常に濃く、帝王学というよりは、まさに人間学であり、
人間を学ぶのに最適な一冊であると言えます。
上記のマイナス点と、本の内容の良さを、どのように考えるかがポイントとなります。
2018年11月7日に日本でレビュー済み
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主に君主論、政略論、そしてフィレンツェ史や手紙からの抜粋集です。
特に政略論からの引用に関して民衆の集団心理を良く理解しており
まるで現代まで生きてて世界を見てたのでは? と錯覚するほどの優れた目をもっています。
マキャベリの著書を読んだことない人はこれで他の著書にも興味を持つと思います。
特に政略論からの引用に関して民衆の集団心理を良く理解しており
まるで現代まで生きてて世界を見てたのでは? と錯覚するほどの優れた目をもっています。
マキャベリの著書を読んだことない人はこれで他の著書にも興味を持つと思います。
2019年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塩野七生先生の著作は、かねてから一度読みたいと思っていました。
本書は塩野七生先生による、マキアベリの「君主論」「政略論」および「フィレンツ史」からの語録集です。
高校時代に世界史を選択しながら、その後勉強らしい勉強をしていなかったので、当時の時代背景は
全く予備知識として持ち合わせていなかったのですが、現代語で平易な説明によりマキアベリの真髄を
コンパクトに知ることができました。
一読してみて感じたことは、指導者というものは古今東西変わらぬ「あるべき姿」というものがあり
それはマキアベリの時代から、幾ばくも変化していないということです。
私個人として組織を率いて決断することが多いのですが、決断までの過程には多くの迷いがあり
かつ(特に人事に関する)重大な決断をしたあとには「これで良かったのだろうか」と自問自答することが多いですが
マキアベリ語録を読むと、やはり「君主は時として非情な決断を下さなければならないことが正しい」と認識しました。
塩野七生先生の入門書として購入しましたが、今後も折りに触れ先生の著作を読んでいこうと思いました。
本書は塩野七生先生による、マキアベリの「君主論」「政略論」および「フィレンツ史」からの語録集です。
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一読してみて感じたことは、指導者というものは古今東西変わらぬ「あるべき姿」というものがあり
それはマキアベリの時代から、幾ばくも変化していないということです。
私個人として組織を率いて決断することが多いのですが、決断までの過程には多くの迷いがあり
かつ(特に人事に関する)重大な決断をしたあとには「これで良かったのだろうか」と自問自答することが多いですが
マキアベリ語録を読むと、やはり「君主は時として非情な決断を下さなければならないことが正しい」と認識しました。
塩野七生先生の入門書として購入しましたが、今後も折りに触れ先生の著作を読んでいこうと思いました。
2018年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マキャベリの“君主論”を読み,その内容の素晴らしさにすっかり取り憑かれてしまった.マキャベリが500年以上前に考えたこの箴言は,現代,というより今現在,十分に通用すると思われる.今回は塩野七生先生のお力を借りて,更に深く知ろうと思った.
本書に対する最も適切な書評は,塩野先生ご自身が冒頭に書かれている「読者へ」に集約されている.なのでここでは純粋な感想のみ投稿させていただく.
全ての言葉が重く感じられた訳ではないが,今の自分にとって大きな意味を持つ言葉がいくつも見られた.実生活上,有意義というだけでなく,気持ちの上でも勇気付けられた.
気になった言葉を書き写したい気持ちになりました.
本書に対する最も適切な書評は,塩野先生ご自身が冒頭に書かれている「読者へ」に集約されている.なのでここでは純粋な感想のみ投稿させていただく.
全ての言葉が重く感じられた訳ではないが,今の自分にとって大きな意味を持つ言葉がいくつも見られた.実生活上,有意義というだけでなく,気持ちの上でも勇気付けられた.
気になった言葉を書き写したい気持ちになりました.
2017年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いお話しを見っけました。こんな話です→純粋な意味での貨物機には窓は無い、また→、原子力商船には煙突が無い、でも、有るという矛盾したお話しです。
有るという意味は、貨物機のそれを絵で描いた窓ということなのです。原子力商船のそれは煙突の仮装なのです。
何故こんなひねり(前進のための技)をしたのでしょうか、それは、乗組員達の要望でした。窓のない飛行機なんて煙突のない舟なんて彼等の胸にストンと落ちて来ないのです。(何の役にもたっていない)
そこで、彼等はあるべき様式/技/生気/を求めて絵の窓と装の煙突を作りあげ、仕事の誇りと満足感を獲得したのです。
そして、何よりも、彼等は自分達の張り付けは面白いと思ったはずです。面白いと言うのは、方法の発見であり
恍惚です。また、何よりも小うるさい理屈は抜きにして彼等の大胆さと勇ましさはマキアヴェツリの要素でもあるのです。
有るという意味は、貨物機のそれを絵で描いた窓ということなのです。原子力商船のそれは煙突の仮装なのです。
何故こんなひねり(前進のための技)をしたのでしょうか、それは、乗組員達の要望でした。窓のない飛行機なんて煙突のない舟なんて彼等の胸にストンと落ちて来ないのです。(何の役にもたっていない)
そこで、彼等はあるべき様式/技/生気/を求めて絵の窓と装の煙突を作りあげ、仕事の誇りと満足感を獲得したのです。
そして、何よりも、彼等は自分達の張り付けは面白いと思ったはずです。面白いと言うのは、方法の発見であり
恍惚です。また、何よりも小うるさい理屈は抜きにして彼等の大胆さと勇ましさはマキアヴェツリの要素でもあるのです。