雨宮処凛って人はいい意味でも悪い意味でも「単純な人」ってのが私の印象です。
正直なところ、今の若手オピニオンリーダーの中では、いい視点を持っているし、いい文章も書ける人でもあるんですよね。
そしてそれは、見たこと感じたこと経験したことを素直に考え素直に文章化しているという単純さがあるからだと思うんです。
そうじゃなければ簡単に右から左と変えることはないだろうし、左側サイドに移っても左側に対して批判的な目を向けるなんてことはできないでしょう。本書でも左側に対しての批判も加えてるわけだし。
ただ、残念なことに、こういう対談集になると、どうも相手の雰囲気や論調に飲まれてしまうか、逆に相手と話が組み合わないかどっちかに流れちゃってるような感じがするんですよね。
そして今回のこれもそういう傾向が出ちゃってるような感じがします。
逆に言ってしまえば、左側で昔から飯食ってきた文化人は、そうやって若手取り込んだり潰してきた歴史があるから、今回もそういう動きがあるだけのことなのかも知れないですが。
雨宮には自分を通して、そういう人にバンバン刃向かってほしいなあ…と思うのは私だけでしょうか？
それこそ「あんたらも同罪だよ」ぐらい言うつもりでｗ
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