ARTHUR THE ALBUM−The Album From The Orion Motion Picture (1981)
1.ARTHUR' S THEME ( Best That You Can Do )−Christopher Cross 3:54
2.FOOL ME AGAIN−Nicolette Larson 4:02
3.POOR RICH BOY−Ambrosia 3:17
4.IT' S ONLY LOVE−Stephen Bishop 2:53
5.TOUCH 3:17
6.IT' S ONLY LOVE 2:42
7.MONEY 2:19
8.MOVING PICTURES 3:21
9.ARTHUR' S THEME ( Best That You Can Do ) 3:27
こういう曲を本当の名曲と言うのだと思う。 邦題 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」 このタイトルも最高です。 優しく美しい調べに乗って歌う クリストファー・クロスの透き通ったヴォーカルがいい。 曲、 詩、 アレンジ、 ヴォーカル。 楽曲を構成する全ての要素が完璧に仕上がって 洋楽を代表する名曲として 語り継がれる作品となりました。 ダドリー・ムーア主演の映画 「ミスター・アーサー」 の主題歌としてバート・バカラックが作曲。 バートは この曲を是非ともクリストファーに歌わせたいと希望した。 そうしてバートとクリストファー、 作詞をキャロル・ベイヤー・セイガーとピーター・アレンが担当して完成。 そうして ここに世紀の傑作が誕生した。 この名曲は 当然のように全米チャートの 1位に輝き 映画と共に大ヒットを記録。 ロマンティックな 【1】 は 今聴いても 何の違和感も 古さも感じさせない素晴らしい楽曲です。 特に間奏のサックスは最高ですよ! バートにしても クリストファーにしても 有名なアーティストなので説明は不要でしょう。 今回 レビューを書くにあたり CD を引っぱり出し 何度か聴いてみたのですが 【1】 の良さは当然の事ながら 【2】 のメロディーの良さを再確認しました。 この曲はバート/キャロルの作品を ニコレット・ラーソンが歌っているのですが こうして久しぶりに聴くと ”ねかせたワイン” のような 味わい深さを感じました。 名曲 【1】 の後ろに隠れてしまった 珠玉のミディアム・ナンバー・・・ だと思いましたね。 良い曲です。 ニコレットは 70年代後半から 80年代に活躍した女性アーティスト。 【3】 は バート作曲のスコア曲 【7】 に L.A.のバンド、 アンブロージアのメンバーが書いた詩を乗せて歌った作品。 「ビゲスト・パート・オブ・ミー」 などのヒット曲を持つ 彼らのサウンドで聴かせるロック・ナンバー。 【4】 映画 「トッツイー」 の主題歌 「君に想いを」 のヒットで有名なスティーヴン・ビショップが バートの楽曲 【6】 に キャロルと共作した詩を乗せ 歌った楽曲。 【6】 は映画にとって愛のテーマ的な楽曲ですね。 そういう意味ではスティーヴンのヴォーカル・トラックも重要な曲かもしれません。 以上 アルバムの収録曲のヴォーカル・パートがこの 4曲です。 後半はスコア的な曲が並びます。 【6】 【7】 【9】 はヴォーカル・パートのインスト的な役割でもあるので 純粋なスコアは 【5】 【8】 となる。 でも この2曲 劇中で流れていたか確認できていないので 何とも言えませんが・・・ スコアなら 私は 【5】 が好きですね。 とてもムーディーです。 とにかく 知らない方は どんな形であれ 【1】 を 知って欲しい。 でなければ超絶に損をしますよ! サントラでもコンピでも DVD でもいいので 聴いた事のない方は 是非! お聴き下さい!