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オネアミスの翼 王立宇宙軍 (朝日ノベルズ) 単行本 – 2010/9/17

4.8 5つ星のうち4.8 11個の評価

地球とよく似た惑星にある王国・オネアミス。ここには士官10名足らず、宇宙にも行った事のない「宇宙軍」が存在した。無力感を抱えて過ごす宇宙軍中佐のシロツグは、ある日街で少女リイクニと出会う。彼女への想いを胸に、シロツグは世界初の宇宙飛行士に志願するが、エリート士官のドムロットが立ちふさがる。飛行士に選ばれるのはどちらか? アニメ『王立宇宙軍 オネアミスの翼』ノベライズの復刻。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2010/9/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/9/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 364ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022739495
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022739490
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 11個の評価

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貞本 義行
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 アニメ映画「オネアミスの翼・王立宇宙軍」のノベライズ本ですが、映画という先入観を捨てて読むと有人ロケット打ち上げをめぐるハードボイルド小説に見えます。映画では端折られた場面や人物が描かれていて面白かったです。自分は何のために宇宙へ行くのかと老占い師に問い詰められた時のシロツグの苦悩するシーンは、読んでいて胸が締め付けられました。映画では描かれなかったシリアスなシロツグが見られます。エリートのドムロットやスパイのマジャホもキャラクター設定が深く掘り下げられていて面白かったです。マジャホの最期の言葉、思わず涙を誘います。
 不満だった点は、映画では迫力満点で描かれていた打ち上げ前後の戦闘シーンがなかったこと。オネアミス軍と共和国軍の戦闘シーン、とくにジェット機とレシプロ機の空中戦は描いてほしかったです。あの戦闘シーンがあったからこそ打ち上げの緊張感が演出されていたのに、この小説ではなかったので打ち上げシーンがあっけなく感じられました。「宇宙人以外のものに出会ったら…俺たちがいないいないしてやるよ」と嫌みたっぷりにシロツグらに啖呵を切った空軍パイロットたちの活躍が見たかった。
 逆に映画ではもう一人のヒロイン、博士エルフトを登場させてほしかった。シロツグに好意を寄せつつも布教の対象として見てるリイクニよりも、不器用ながらも必死に人を愛そうとしたエルフトのほうが純粋で好感が持てました。
 映画を見た人もそうでない人も映画とは一味違った「オネアミスの翼 王立宇宙軍」をぜひ読んでみてください。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オネアミスの翼 王立宇宙軍のノベライズということで、映画のファン
だったため、購入しました。
オリジナルキャラや、映画には無いシーンもあります。しかし主人公の
シロツグが紆余曲折を経て成長し、宇宙へ旅立つまでの心の動きや行動を
小説版は細かく描写しており、読み応えのある作品です。
読後、雨上りの青い空を見たような清々しい気持ちになりました。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きれいでした。
2010年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画版とは全然違った内容。特に映画版では皆さん「ふざけたやつら」なのですが、小説版では、仲間同士でいろいろな葛藤があります。
特に、共和国のスパイのマジャホの最後は、涙を誘います。映画版がお気に入りの人は、買って損はなし。ただ、旧小説版にあった「船乗りは船と運命を共にするそうだ」が割愛されているのは残念。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月21日に日本でレビュー済み
アニメ映画版はクオリティが高いのですが、正直あまり感動しませんでした。
(主人公の声がこもっているし、あまり感情移入できませんでした)

小説版は全然違いました。
登場人物の葛藤や心情など全体的に非常に細かく描写されています。

アニメ映画版とストーリーはけっこう違いますが、当時ものすごく号泣したのを覚えています。
読み応えたっぷりでおすすめです。
2014年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画と違うのは、ドムロットと宇宙飛行士を競い、エルフトという女性の博士が登場することです。シロツグの彼女のエピソードもあり、もうひとつの王立宇宙軍の物語といった内容。86年にソノラマ文庫から刊行された2冊をまとめた本ですが窪岡俊之さんの挿絵が削除されてしまったのが残念。しかし、貞元義行さんのイラスト3点収録されています。特にパレードカーのイラストは欲しかったので嬉しかった。山賀博之監督のロングインタビューもあり、満足できる内容です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月26日に日本でレビュー済み
 中学生の時に朝日ソノラマ文庫で読んでとても感動したことを覚えている。
 主人公は希望や展望が無い、虚しい日々を送っているがある少女との出会いで革命的に変わる。

 その後、「宇宙に行く」という目標に向かって俄然奮起する姿はまさに圧巻である。過酷な訓練の連続だが主人公はそれを全く苦にしない。むしろ精神の充実が著しく、以前とは別人のように楽しげである。

 ”人間は希望があるとこんなにも頑張れるのか”と、心底羨ましく感じた。今日という日が昨日と変わらない我が身と比べると眩しい限りだった・・・・。

 個人的にはドムロットと喧嘩をしたシロツグが自室で一人で泣くシーンが最も印象的。
 ”息をするのも苦しい。涙はなかなか止まらなかった。こんなに泣いたのは物心が付いて以来初めてのことだった・・・・・”

 この場面に胸が締め付けられた。

 

 

 

 
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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