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緑の家(下) (岩波文庫) 文庫 – 2010/8/20
M.バルガス=リョサ
(著),
木村 榮一
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
インディオを手下に従えて他部族の略奪を繰り返す日本人、アマゾン奥地の村の尼僧院で暮らすインディオの少女、砂の降りしきる町に流れ着き、娼館「緑の家」を建てる盲目のハープ弾き……。広大なペルー・アマゾンを舞台に、さまざまな人間たちの姿と現実を浮かび上がらせる、物語の壮大な交響楽。現代ラテンアメリカ文学の傑作。(全2冊)
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/8/20
- ISBN-10400327962X
- ISBN-13978-4003279625
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/8/20)
- 発売日 : 2010/8/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 400327962X
- ISBN-13 : 978-4003279625
- Amazon 売れ筋ランキング: - 269,221位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月27日に日本でレビュー済み
波乱万丈の物語が重層的に語られ、メイン・ストーリーの主人公、ドン・アンセルモが死に、セバーリョス医師が死亡診断書を書くため、ガルシーア神父がミサを挙げるため、タクシーに乗って『緑の家』に駆け付けたところから最終章が始まります。三人称で語られていながら神の視点の語り手は存在せず、セバーリョス医師とガルシーア神父が語るドン・アンセルモは大きく食い違っていて、どちらが正しくどちらが誤りと判定する人物も現れません。それだけ物語の世界が現実の世界に似ています。
2019年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リクエストされたので購入。
2015年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
俺は訳あって、読書が嫌いで嫌いで仕方なかった。
漫画ですらあまり読まない。
昨年に25歳の誕生日を迎えて、
秋生まれと言うこともあり、
「読書の秋」と言う言葉が頭に浮かんだ。
苦手を克服したいと言う気持ちと、
文章を楽しめる人間になりたいという欲求から、俺はノーベル文学賞の事を調べていたら、
この作品が気になった。
最初は、上巻だけ注文してみた。
あまりの登場人物の多さと、
視点がコロコロ変わり、
しかも、時系列も無視していると
ハリー・ポッターすら読んだことの無い
俺は気づきもしなかった。
よって、意味不明だった。
意味不明なのに、ワクワクしていた
Ⅰを数回読み返して、少し
回想に入ったり時間が飛んでいる事に
気がつくと、鼻血が出るほど興奮した。
Ⅱに入ってから、文章を楽しめるようになってからは尋常じゃないエンターテイメント性を感じた。
もう、止まらなかった。
同時に、後悔も覚えた。
この歳まで、こんなエンターテイメントを知らなかった事が、純粋に悔しかった。
今はこの、下巻を読み終えて、
再び上巻を読み返している。
理由は、普段は同じゲームを何度も何度もやって、色んな感情をその作品から見出だそうとしているので、
同じように、緑の家を色んな角度から
感じとりたいと思ったから。
取り分け、マリオ自身が怒られていたと言う
神父の事が気になる今日この頃。
漫画ですらあまり読まない。
昨年に25歳の誕生日を迎えて、
秋生まれと言うこともあり、
「読書の秋」と言う言葉が頭に浮かんだ。
苦手を克服したいと言う気持ちと、
文章を楽しめる人間になりたいという欲求から、俺はノーベル文学賞の事を調べていたら、
この作品が気になった。
最初は、上巻だけ注文してみた。
あまりの登場人物の多さと、
視点がコロコロ変わり、
しかも、時系列も無視していると
ハリー・ポッターすら読んだことの無い
俺は気づきもしなかった。
よって、意味不明だった。
意味不明なのに、ワクワクしていた
Ⅰを数回読み返して、少し
回想に入ったり時間が飛んでいる事に
気がつくと、鼻血が出るほど興奮した。
Ⅱに入ってから、文章を楽しめるようになってからは尋常じゃないエンターテイメント性を感じた。
もう、止まらなかった。
同時に、後悔も覚えた。
この歳まで、こんなエンターテイメントを知らなかった事が、純粋に悔しかった。
今はこの、下巻を読み終えて、
再び上巻を読み返している。
理由は、普段は同じゲームを何度も何度もやって、色んな感情をその作品から見出だそうとしているので、
同じように、緑の家を色んな角度から
感じとりたいと思ったから。
取り分け、マリオ自身が怒られていたと言う
神父の事が気になる今日この頃。
2012年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
100頁程読んだ時点だったでしょうか、この語りは尋常ではないと思い、登場人物や各人の活動を自分なりにノートに筆記しながら読むことにしました。B5版のノートで納まるかと思っていたのですが、右頁にまでメモが及んでしまいました。誰が語っているのでしょうか。この語りは何時のことなのでしょうか。誰が中心人物なのでしょうか。複雑な構成を解き明かすことを読者に課する、読み手としてはわくわくするするような語りと構成です。さらに、登場人物たちの生き方や拘りや悲哀に関する表現も、醜い所も表現していながら、素晴らしいと思いました。『ドンキホーテ』は、エピソードの挿入と、現実と虚構の混交によって成立しているのに対して、この物語は、語るべきことに対して真っ直ぐに挑んだ成果なのだろうと思います。さらに、この国の歴史的・文化的・経済的等の混迷が想像されます。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
どこかヌーヴォーロマン的な特徴がある。人間同士の会話が時空を超えてキャッチボールのように呼応し、「お前が」で続く人称の部分があったり。
それでいて肉体的で生命感があるように感じられるのは、躍動する色彩感の豊かな文体のおかげだろう。本人はフォークナーの影響もあるが、彼の内面を精密に描こうとする特徴には与せないと言っており、人間の外に現れたものを重視する姿勢はヘミングウェイにむしろ似ているか。
内容が時空を飛び越え、混ざり合ったりしているので読みにくいことは読みにくい。だが読んでいるうちに登場人物たちに命が宿ってくる。
終わるに従って、誰だかわからなかったのがわかってくる。ラストはなんか人情味がある終わり方だ。
それでいて肉体的で生命感があるように感じられるのは、躍動する色彩感の豊かな文体のおかげだろう。本人はフォークナーの影響もあるが、彼の内面を精密に描こうとする特徴には与せないと言っており、人間の外に現れたものを重視する姿勢はヘミングウェイにむしろ似ているか。
内容が時空を飛び越え、混ざり合ったりしているので読みにくいことは読みにくい。だが読んでいるうちに登場人物たちに命が宿ってくる。
終わるに従って、誰だかわからなかったのがわかってくる。ラストはなんか人情味がある終わり方だ。
2021年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞の海外ミステリー書評を読んで興味を持ち、上をアマゾンで購入。
海外ものは、カタカナが多くて読破できないことも多いのですが、上を読んでみて、面白かったので下をアマゾンで購入しました。本屋だと取り寄せなので、早く安く買えて良かったです。
海外ものは、カタカナが多くて読破できないことも多いのですが、上を読んでみて、面白かったので下をアマゾンで購入しました。本屋だと取り寄せなので、早く安く買えて良かったです。