何故か最近、高松英郎さんの出ている作品を立て続けに見ている。「巨人と玩具」も然り、この「黒の試走車」でも完全に主役を喰っている。世代的に柔道一直線の車先生くらいしか知らなかったけど、こんな凄い役者さんだったとは…あと監督は違うが、こちらも高松さんが出ていると言うことでわざわざ見た「しとやかな獣」。また船越英二さんが同じような死に方してた。大映映画では、彼がやたらと悲惨な役ばかりしてるような気がするけど…気のせいだろうか。
どれも一見の価値ある面白い映画。
黒の試走車(テストカー) [DVD]
フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | 田宮二郎, 増村保造 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 35 分 |
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登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
- EAN : 4988111282484
- 監督 : 増村保造
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 35 分
- 発売日 : 2006/8/25
- 出演 : 田宮二郎
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 角川映画
- ASIN : B000GG4C4I
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 253,082位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,957位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 10,680位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ライバルの自動車メーカーとの情報戦が
サスペンス感満載で描かれています
とてもいやらしいライバル会社からの
露骨なる仕掛けに対し、
必死で対抗する主人公チームの
ピンチの連続に
手に汗握る展開が続きます
まとその映像も、コントラストが
とても強く表現されており
ノワール的映像がとてもカッコいいです!
物語が秀逸、というだけでなく
映像ととにかくカッコいいので
BGM的に流しておいても最高です!
サスペンス感満載で描かれています
とてもいやらしいライバル会社からの
露骨なる仕掛けに対し、
必死で対抗する主人公チームの
ピンチの連続に
手に汗握る展開が続きます
まとその映像も、コントラストが
とても強く表現されており
ノワール的映像がとてもカッコいいです!
物語が秀逸、というだけでなく
映像ととにかくカッコいいので
BGM的に流しておいても最高です!
2016年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すでにこの作品で、田宮二郎には、高松英郎の組み合わせがあったのかと、ふと思いました。
ずっと後のテレビドラマ「白い滑走路」でも、高松英郎さん出てましたね。
黒シリーズで始まり、白シリーズに終わり、、
自殺されてしまったのは、今も残念です。
やや短いところは難点ですが、懐かしく拝見しました。
ずっと後のテレビドラマ「白い滑走路」でも、高松英郎さん出てましたね。
黒シリーズで始まり、白シリーズに終わり、、
自殺されてしまったのは、今も残念です。
やや短いところは難点ですが、懐かしく拝見しました。
2021年6月17日に日本でレビュー済み
今でもそうですが、同じ人気俳優で、次々とシリーズや、話題作がつくられます。その中で見えてくる、大衆の興味や空気感。当時は生まれてませんが、ちらちらと、想像できる有名企業名などつけてあったり、車の走行中の安全性など、大きく話題になった時代だとわかります。
無線で盗聴する技術ってあったんだなあと、へぇ~ってなりました。
この時代のサラリーマンの感じ、戦後の軍隊からの上司などの人の流れ、などかけ合わさって、戦後は、ライバル企業同士で、勝、負けるの戦いになっていくのでしょうか。普通にサラリーマン、ビジネスで働く人々のノリがわかる。他のシリーズも見てみたいです。
無線で盗聴する技術ってあったんだなあと、へぇ~ってなりました。
この時代のサラリーマンの感じ、戦後の軍隊からの上司などの人の流れ、などかけ合わさって、戦後は、ライバル企業同士で、勝、負けるの戦いになっていくのでしょうか。普通にサラリーマン、ビジネスで働く人々のノリがわかる。他のシリーズも見てみたいです。
2016年7月14日に日本でレビュー済み
傑作スパイ映画。といっても東西冷戦ではなく産業スパイ。
新型スポーツカー開発をめぐる自動車会社の熾烈な情報戦。盗聴、盗撮、潜入、窃盗、罠、買収、脅迫、強要、美人局、果ては偽装事故!
田宮二郎、高松英郎達のメリハリの効いた演技。増村保造監督の無駄ないスピーディな演出が光る。思わずうーんと唸ってしまう社会派サスペンスの傑作!大映は凄い!
新型スポーツカー開発をめぐる自動車会社の熾烈な情報戦。盗聴、盗撮、潜入、窃盗、罠、買収、脅迫、強要、美人局、果ては偽装事故!
田宮二郎、高松英郎達のメリハリの効いた演技。増村保造監督の無駄ないスピーディな演出が光る。思わずうーんと唸ってしまう社会派サスペンスの傑作!大映は凄い!
2017年2月5日に日本でレビュー済み
先ず、お知らせしておきたいのは、Amazonの本商品(品番/DABAー91087)の見本写真と、実際の商品とのジャケデザインは異なっているって事です。
商品見本ではスチールが横に配置されておりますが、実物ジャケはキャストのみ縦に配置されており(画は同一)、さらに上から2番目の車のテールランプ(?)のスチールは割愛されていまして、もうひとつの車のバンパーとプレートが写るスチールは、いちばん下位に配置されております。
俳優は左から叶順子、高松英郎、田宮二郎、船越英二の順で列べられていますね。
従い「大映」や「DVD」の商標位置、加え題名とクレジットの位置も本サイトの商品見本と異なっています。
さて、私自身の本作に対する印象です。
既に旧盤レビューにて指摘されているので繰り返しになりますが(新たな着眼点がなく申し訳ないです)、主演のはずの田宮二郎の存在感が驚くくらい薄い点は、やはり観ていて気になりますね。
おそらく誰が見ても高松英郎演じる企画部のチーム・リーダーの存在感と個性が強烈だと感じるだろうし、クライマックスも高松が牽引するため、実質「高松英郎主演作」となっています。
じゃ、準主役的に田宮が二番手をガッチリ守っているかと言えば...其ほどでもなく、本来部外者の田宮の恋人役の叶順子が、田宮が所属する自動車会社が新車発売で優位に立ち、売り上げに勝利するため、好敵手たるライバル自動車会社から色仕掛けで情報を盗み出すよう叶は田宮から懇願され無理難題を押しつけられたあげく、開き直って快女ぶりを発揮し、二重スパイの暗躍にキリキリ舞いになり、憔悴しきりの田宮に対し言い放つ叶からの訣別の啖呵の方が断然際立っていて、残念ながら田宮は二番手ですら目立てていないんです。
それに前半は極端に影が薄いながら、後半に役者として様々な表現力を駆使し、秒単位でくるくる表情を変化させる船越の芝居はさすがで、自身の見せ場を一局集中させる配分に感心させられ、その末路を含め強い印象を残しますし、他にもタヌキおやじぶりが相変わらずアクの強さを醸す上田吉二郎にツンデレのメガネ嬢とか、隙あらば場をさらおうとするアクの強さを発揮する脇役に囲まれています。
それら共演者の頑張りに、田宮の存在感はどんどん隅に隅にと押しやられっぱなしになっているんですよ。
いちよう、人間の尊厳すら簡単に否定し、踏みにじる企業の利益優先主義に嫌悪感を感じ、急に高松相手に正論を一席ぶつ見せ場は用意されてはいるものの、何か取って付けた感じが拭えず、結局、終始「損な役回り」になっちゃっていますね。
しかし、ここまで自身の存在を消せる「主演俳優」てのも、ある意味スゴイかもしれませんが...
そんな主演俳優・田宮二郎の不運(?)が表立つものの、映画自体はスリリングに展開し、情無用な企業間戦争のあの手この手の戦略が興味深いから一見の価値はあろうかと思いますし、「黒シリーズ」の第1弾として、後続作品に恥ずかしくない仕上がりにはなっているので、テスト・ランとしては、まずまず合格ラインの走りをみせていたなとの個人的な印象です。
商品見本ではスチールが横に配置されておりますが、実物ジャケはキャストのみ縦に配置されており(画は同一)、さらに上から2番目の車のテールランプ(?)のスチールは割愛されていまして、もうひとつの車のバンパーとプレートが写るスチールは、いちばん下位に配置されております。
俳優は左から叶順子、高松英郎、田宮二郎、船越英二の順で列べられていますね。
従い「大映」や「DVD」の商標位置、加え題名とクレジットの位置も本サイトの商品見本と異なっています。
さて、私自身の本作に対する印象です。
既に旧盤レビューにて指摘されているので繰り返しになりますが(新たな着眼点がなく申し訳ないです)、主演のはずの田宮二郎の存在感が驚くくらい薄い点は、やはり観ていて気になりますね。
おそらく誰が見ても高松英郎演じる企画部のチーム・リーダーの存在感と個性が強烈だと感じるだろうし、クライマックスも高松が牽引するため、実質「高松英郎主演作」となっています。
じゃ、準主役的に田宮が二番手をガッチリ守っているかと言えば...其ほどでもなく、本来部外者の田宮の恋人役の叶順子が、田宮が所属する自動車会社が新車発売で優位に立ち、売り上げに勝利するため、好敵手たるライバル自動車会社から色仕掛けで情報を盗み出すよう叶は田宮から懇願され無理難題を押しつけられたあげく、開き直って快女ぶりを発揮し、二重スパイの暗躍にキリキリ舞いになり、憔悴しきりの田宮に対し言い放つ叶からの訣別の啖呵の方が断然際立っていて、残念ながら田宮は二番手ですら目立てていないんです。
それに前半は極端に影が薄いながら、後半に役者として様々な表現力を駆使し、秒単位でくるくる表情を変化させる船越の芝居はさすがで、自身の見せ場を一局集中させる配分に感心させられ、その末路を含め強い印象を残しますし、他にもタヌキおやじぶりが相変わらずアクの強さを醸す上田吉二郎にツンデレのメガネ嬢とか、隙あらば場をさらおうとするアクの強さを発揮する脇役に囲まれています。
それら共演者の頑張りに、田宮の存在感はどんどん隅に隅にと押しやられっぱなしになっているんですよ。
いちよう、人間の尊厳すら簡単に否定し、踏みにじる企業の利益優先主義に嫌悪感を感じ、急に高松相手に正論を一席ぶつ見せ場は用意されてはいるものの、何か取って付けた感じが拭えず、結局、終始「損な役回り」になっちゃっていますね。
しかし、ここまで自身の存在を消せる「主演俳優」てのも、ある意味スゴイかもしれませんが...
そんな主演俳優・田宮二郎の不運(?)が表立つものの、映画自体はスリリングに展開し、情無用な企業間戦争のあの手この手の戦略が興味深いから一見の価値はあろうかと思いますし、「黒シリーズ」の第1弾として、後続作品に恥ずかしくない仕上がりにはなっているので、テスト・ランとしては、まずまず合格ラインの走りをみせていたなとの個人的な印象です。
2004年1月18日に日本でレビュー済み
~ 梶山季之原作のベストセラー小説の映画化。ストーリーは今となってはあんまりリアリティを感じない滅私奉公風忠臣蔵的産業スパイものだが,若き日の田宮二郎がかっこいい。
~~
中堅自動車メーカーであるタイガー自動車の企画1課(実は産業スパイ部門)に勤めるアサヒナ(田宮二郎)は,上司オノダ(高松英郎)の命令で新発売のスポーツカー「パイオニア」の秘密を狙うライバル・ヤマト自動車を出し抜き,逆にヤマトの新製品情報を盗み出そうと画策する。会社のため目的のためには手段を選ばぬ彼は,恋人のマサコ(叶順子)にヤマトの~~重役・マワタリ(菅井一郎)と寝ることまでも強要……。対するマワタリはタイガーの新車を使って列車事故を演出する。エスカレートする企業競争の暗部とその中で人間性を失って行く男達を描いた傑作である。
~~
カタキ役・マワタリの元関東軍特務部隊将校という経歴や,盗み出した重要書類が青焼きコピー(今の若いヒトは知らないかも)であることなどいろいろ時代を感じさせるが,こないだの日本テレビの視聴率不正操作事件なんかをみても会社のエライ人らのメンタリティというのはたいして変わっていないらしいことに愕然とする。やっぱそういうヤツが「勝ち組」と~~して偉くなり続けているってコトなんだろうかねぇ。~
~~
中堅自動車メーカーであるタイガー自動車の企画1課(実は産業スパイ部門)に勤めるアサヒナ(田宮二郎)は,上司オノダ(高松英郎)の命令で新発売のスポーツカー「パイオニア」の秘密を狙うライバル・ヤマト自動車を出し抜き,逆にヤマトの新製品情報を盗み出そうと画策する。会社のため目的のためには手段を選ばぬ彼は,恋人のマサコ(叶順子)にヤマトの~~重役・マワタリ(菅井一郎)と寝ることまでも強要……。対するマワタリはタイガーの新車を使って列車事故を演出する。エスカレートする企業競争の暗部とその中で人間性を失って行く男達を描いた傑作である。
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カタキ役・マワタリの元関東軍特務部隊将校という経歴や,盗み出した重要書類が青焼きコピー(今の若いヒトは知らないかも)であることなどいろいろ時代を感じさせるが,こないだの日本テレビの視聴率不正操作事件なんかをみても会社のエライ人らのメンタリティというのはたいして変わっていないらしいことに愕然とする。やっぱそういうヤツが「勝ち組」と~~して偉くなり続けているってコトなんだろうかねぇ。~
2017年1月17日に日本でレビュー済み
1962年~1964年にかけて全11作製作された黒シリーズの第1作です。
監督は、私の大好きな増村保造、主演は、今は亡き田宮二郎、そして、私が大好きな叶順子・・割合早く引退してしまいました・・・、
原作は、鬼才の梶山季之です。
1962年といえば、日本が高度成長期の真っただ中で、その副作用というのですか、社会のいろんな歪み、軋みが目立ってきた時期でもあります。
本作は、自動車会社間のし烈なスパイ合戦を取り上げていますが、これはどんな企業間でもあったことで、
自動車会社が象徴的に取り上げられている、ということでしょう!!
新型自動車の発売をめぐっての産業スパイの暗躍!!ライバル会社とのスパイ合戦、盗聴、盗撮、
美人局を使っての脅し、ゆすり、2重スパイ、さらには、恋人を使っての色仕掛けのスパイ・・・ありとあらゆるものが出てきます。
しかし、ライバル会社の産業スパイの元締めが、元関東軍とはいささか時代を感じてしまいます!!
一応、田宮二郎が主役ということになっていますが、
この映画では、高松英郎、菅井一郎、そして、上田吉二郎のような悪役が、影の主役ということになるのでしょう!!
ただし、叶順子は別ですよ!!
本作は、増村保造のベストな作品とは思いませんが、感情を排したスタイリッシュな演出はやはり非凡なものを感じます!!
そして、本作がやはりこの黒シリーズでは、ベストな作品だと思います。
監督は、私の大好きな増村保造、主演は、今は亡き田宮二郎、そして、私が大好きな叶順子・・割合早く引退してしまいました・・・、
原作は、鬼才の梶山季之です。
1962年といえば、日本が高度成長期の真っただ中で、その副作用というのですか、社会のいろんな歪み、軋みが目立ってきた時期でもあります。
本作は、自動車会社間のし烈なスパイ合戦を取り上げていますが、これはどんな企業間でもあったことで、
自動車会社が象徴的に取り上げられている、ということでしょう!!
新型自動車の発売をめぐっての産業スパイの暗躍!!ライバル会社とのスパイ合戦、盗聴、盗撮、
美人局を使っての脅し、ゆすり、2重スパイ、さらには、恋人を使っての色仕掛けのスパイ・・・ありとあらゆるものが出てきます。
しかし、ライバル会社の産業スパイの元締めが、元関東軍とはいささか時代を感じてしまいます!!
一応、田宮二郎が主役ということになっていますが、
この映画では、高松英郎、菅井一郎、そして、上田吉二郎のような悪役が、影の主役ということになるのでしょう!!
ただし、叶順子は別ですよ!!
本作は、増村保造のベストな作品とは思いませんが、感情を排したスタイリッシュな演出はやはり非凡なものを感じます!!
そして、本作がやはりこの黒シリーズでは、ベストな作品だと思います。