本書の初版は平成17年の發刊ですが、令和5年に向けた「今」を考える上で参考になる古くて新しい内容です。圖星と言って良いかも知れません。子供へのインフルエンザ・ワクチンや關聯した投藥に起因する諸問題を心ある小児科醫を中心とした方々がインフルエンザへの理解、實際の對處、裏側の事情まで語る綜合的な觧說集です。嘗て、インフルエンザ用ワクチンの集団接種の有効性は「前橋レポート」により否定され、行われなくなった事が紹介されてゐます。
本書が刊行された後の15年間、其の様な過去の教訓に学ばない逆コースが續いて來ました。遥か昔に否定されている「学童防波堤論」をが再び持ち出され宣傳されてゐたのは記憶に新しいところです。藥害問題に取り組んでも、業界・学會・政界・官界の利益共同體から目の仇にされ、バッシングされ、良い事はひとつもありません。それでも國民の健康の為を思って努力された先人の足跡から學べる事は少なくありません。それにしても、目下の狀況において小児科醫からの言葉が余り聞こえて來ないのが氣になります。

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今年はどうする?インフルエンザ: 疑問だらけの予防接種と特効薬 単行本 – 2005/10/1
- 本の長さ118ページ
- 言語日本語
- 出版社ジャパンマシニスト社
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104880496065
- ISBN-13978-4880496061
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商品の説明
著者からのコメント
ここ数年、日本の秋の風物詩かのようです。ワクチンをいつ打つか、どの病院が安いか……。とくに幼い子や受験生、お年寄りのいる家庭や施設では、いつのまにかワクチン接種は受けてあたり前。そんな騒ぎを長らく“ウイルスや細菌”とつきあい、仕事としてきた私は複雑な思いでながめています。
この本の結論を申し上げるようですが、現在のインフルエンザワクチンは、発病をおさえることも、症状を弱めることもできません。ウイルスを専門とする人なら同じ見解をもっていることでしょう。
それなのに、なぜ、こんなにも多くの人たちがワクチンを信じているのか。テレビや新聞が「ワクチンは有効」といっているから? 害のないおまじないならいいのですが、ワクチンはときには人の命を奪うことさえあります。
ご自身はもとより、ご家族をインフルエンザから守ろうと接種をお考えの方、ぜひ、慎重に判断されることをおすすめします。
その判断に役立つ情報をやさしくまとめました。
この本の結論を申し上げるようですが、現在のインフルエンザワクチンは、発病をおさえることも、症状を弱めることもできません。ウイルスを専門とする人なら同じ見解をもっていることでしょう。
それなのに、なぜ、こんなにも多くの人たちがワクチンを信じているのか。テレビや新聞が「ワクチンは有効」といっているから? 害のないおまじないならいいのですが、ワクチンはときには人の命を奪うことさえあります。
ご自身はもとより、ご家族をインフルエンザから守ろうと接種をお考えの方、ぜひ、慎重に判断されることをおすすめします。
その判断に役立つ情報をやさしくまとめました。
出版社からのコメント
突然クローズアップされた、「特効薬?」タミフルの副作用。タミフルは新しい薬です。まだまだ未知の部分があり、安易な服用は危険です。二日体を休めますか? リスクを冒して薬を飲みますか?
しかし、怖いのはタミフルだけではありません。インフルエンザワクチンそのものや、解熱剤、市販の風邪薬でも副作用が報告されてます。
しかし、怖いのはタミフルだけではありません。インフルエンザワクチンそのものや、解熱剤、市販の風邪薬でも副作用が報告されてます。
著者について
国立公衆衛生院疫学部感染症室室長、保健所所長、老人保健施設施設長などをつとめる。
登録情報
- 出版社 : ジャパンマシニスト社 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 118ページ
- ISBN-10 : 4880496065
- ISBN-13 : 978-4880496061
- Amazon 売れ筋ランキング: - 764,492位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 345位感染症内科学
- - 95,547位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
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2022年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
疑問が解けてたいへん勉強になりました。よかったです。そのためかどうかわかりませんが、いまのところインフルエンザにかからず。
2008年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろなプロパガンダにより
どれだけの人が真実を知らずに生きていることか・・・
こうやって本当のことを伝えている人がこんなにたくさんいるのに、
心の目を開いて欲しいです。
この真実が書かれている本を多くの人が読み、
この世の作られた統計や宣伝を闇雲に信じることなく、
自分自身で自分の健康を維持できるように
最善の方法を探して欲しいと思います。
予防接種は必要ない!
それは真実なのです。
本当のことを知る勇気を、
そして本当のことを実行できる勇気を
一人でも多くの人に持ってもらいたいです。
どれだけの人が真実を知らずに生きていることか・・・
こうやって本当のことを伝えている人がこんなにたくさんいるのに、
心の目を開いて欲しいです。
この真実が書かれている本を多くの人が読み、
この世の作られた統計や宣伝を闇雲に信じることなく、
自分自身で自分の健康を維持できるように
最善の方法を探して欲しいと思います。
予防接種は必要ない!
それは真実なのです。
本当のことを知る勇気を、
そして本当のことを実行できる勇気を
一人でも多くの人に持ってもらいたいです。
2008年10月8日に日本でレビュー済み
■■ 乳幼児(6歳未満)に対するインフルエンザワクチン接種について−日本小児科学会見解−
平成16年10月31日
厚生労働省 健康局
結核感染症課長 牛尾 光宏 殿
社団法人 日本小児科学会
会 長 衞藤 義勝
乳幼児(6歳未満)に対する
インフルエンザワクチン接種について
−日本小児科学会見解−
わが国では、1歳以上6歳未満の乳児については、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20-30%であることを説明したうえで任意接種としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える。
その根拠としたものは、主に平成12-14年度厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症事業)「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者 神谷 齊・加地正郎)」の報告である。
研究班の報告は、
1) 1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかった。
2) 1歳以上6歳未満児については、発熱を指標とした有効率は20-30%となり、接種の意義は認められた。
とまとめられる。・・・・以下 省略
20〜30%の有効率を評価できるか否か・・・
私は このワクチンは効果が低いと感じます
効果が低いことを理解し 副作用の頻度や 実際に報告されている副作用の内容を理解した上で 任意として判断するべきです
ちなみに
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の報告では
平成18年度に報告された主な副作用は,急性散在性脳脊髄炎(白質脳脊髄炎)20件,発熱11件,発疹等8件,注射部位の紅斑・腫脹等8件,肝機能障害等7件,ショック・アナフィラキシー様症状7件,痙攣6件,ギラン・バレー症候群4件などであった。このうち,急性散在性脳脊髄炎の年度毎の副作用報告件数は,平成16年度6件,平成17年度4件,平成18年度20件であるが,副作用発現年度毎の件数は,平成16年度9件,平成17年度11件,平成18年度7件であり,過去3年間では大きな変化はなかった。
平成16年10月31日
厚生労働省 健康局
結核感染症課長 牛尾 光宏 殿
社団法人 日本小児科学会
会 長 衞藤 義勝
乳幼児(6歳未満)に対する
インフルエンザワクチン接種について
−日本小児科学会見解−
わが国では、1歳以上6歳未満の乳児については、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20-30%であることを説明したうえで任意接種としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える。
その根拠としたものは、主に平成12-14年度厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症事業)「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者 神谷 齊・加地正郎)」の報告である。
研究班の報告は、
1) 1歳未満児については対象数が少なく、有効性を示す確証は認められなかった。
2) 1歳以上6歳未満児については、発熱を指標とした有効率は20-30%となり、接種の意義は認められた。
とまとめられる。・・・・以下 省略
20〜30%の有効率を評価できるか否か・・・
私は このワクチンは効果が低いと感じます
効果が低いことを理解し 副作用の頻度や 実際に報告されている副作用の内容を理解した上で 任意として判断するべきです
ちなみに
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の報告では
平成18年度に報告された主な副作用は,急性散在性脳脊髄炎(白質脳脊髄炎)20件,発熱11件,発疹等8件,注射部位の紅斑・腫脹等8件,肝機能障害等7件,ショック・アナフィラキシー様症状7件,痙攣6件,ギラン・バレー症候群4件などであった。このうち,急性散在性脳脊髄炎の年度毎の副作用報告件数は,平成16年度6件,平成17年度4件,平成18年度20件であるが,副作用発現年度毎の件数は,平成16年度9件,平成17年度11件,平成18年度7件であり,過去3年間では大きな変化はなかった。
2005年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コンパクトで読みやすい内容なのに、根拠をもとに思い切って主張した内容なので星4つです。
9名ほどの専門家が入れ替わりで各章を執筆していたり、ワクチンの副作用症例数、高齢者超過死亡や脳症数と接種率の関係が数値で示されています。タミフルについても医薬品機器総合機構で公開されている内容を忠実に引用しています。100ページ足らずのなかで、根拠や責任の所在を明らかにしながらこれだけの内容をわかりやすくまとめている価値は高いと思います。
一方で「解熱剤が使えなくなったから、タミフルが仕組まれて世に出てきた」「インフルエンザでもあわてて医者にかかることはない」「栄養状態や衛生状態が良いので鳥インフルエンザはそれほど恐くない」といった表現が見受けられること、タミフルの副作用については統計的な数値がまだ蓄積されていないことなど、一部お医者さま方のおごりがあるのでは?
新型インフルエンザのパンデミックという観点からは誤解を招きかねないのではないでしょうか。
例えば本書のワクチンにおける主張は、岩波新書の「感染症とたたかう」とは反対の意見であり、一般庶民には優劣つけがたく、たまたま手にとって読んだ本のほうを信じてしまいます。
本書の主張が正しいのか?判断を下すのはまだ早そうです。
9名ほどの専門家が入れ替わりで各章を執筆していたり、ワクチンの副作用症例数、高齢者超過死亡や脳症数と接種率の関係が数値で示されています。タミフルについても医薬品機器総合機構で公開されている内容を忠実に引用しています。100ページ足らずのなかで、根拠や責任の所在を明らかにしながらこれだけの内容をわかりやすくまとめている価値は高いと思います。
一方で「解熱剤が使えなくなったから、タミフルが仕組まれて世に出てきた」「インフルエンザでもあわてて医者にかかることはない」「栄養状態や衛生状態が良いので鳥インフルエンザはそれほど恐くない」といった表現が見受けられること、タミフルの副作用については統計的な数値がまだ蓄積されていないことなど、一部お医者さま方のおごりがあるのでは?
新型インフルエンザのパンデミックという観点からは誤解を招きかねないのではないでしょうか。
例えば本書のワクチンにおける主張は、岩波新書の「感染症とたたかう」とは反対の意見であり、一般庶民には優劣つけがたく、たまたま手にとって読んだ本のほうを信じてしまいます。
本書の主張が正しいのか?判断を下すのはまだ早そうです。
2006年12月11日に日本でレビュー済み
毎年インフルエンザの時期になるとワクチンやタミフルのことで頭を痛めます。
有名な「前橋データ」はワクチンに流行に対する予防効果がないことの証拠のひとつですし、厚生省宣伝の「高齢者の死亡率や入院を減らす」というのも眉唾な臨床研究のひとつを取り上げているにすぎません。
タミフルはインフルエンザの特効薬なんていってますが、「3日寝込むのが2日ですむかもしれない」という程度の代物です。
むしろ、最近の知見として重要なのは、ポンタールやボルタレンなど非ステロイド性消炎鎮痛剤がインフルエンザに禁忌となったことではないでしょうか。これらの強い消炎鎮痛剤はインフルエンザ脳症の発症に強い関係があった可能性があります。(このことはちっとも報道されません。)
タミフルは本当のパンデミック(これも眉唾ですが)のためにとっておいたらいかがですか?
むしろ小児科、産科、救急医療など日本国の本当の医療危機を回避しなければなりません。
金を使うところはココです。
有名な「前橋データ」はワクチンに流行に対する予防効果がないことの証拠のひとつですし、厚生省宣伝の「高齢者の死亡率や入院を減らす」というのも眉唾な臨床研究のひとつを取り上げているにすぎません。
タミフルはインフルエンザの特効薬なんていってますが、「3日寝込むのが2日ですむかもしれない」という程度の代物です。
むしろ、最近の知見として重要なのは、ポンタールやボルタレンなど非ステロイド性消炎鎮痛剤がインフルエンザに禁忌となったことではないでしょうか。これらの強い消炎鎮痛剤はインフルエンザ脳症の発症に強い関係があった可能性があります。(このことはちっとも報道されません。)
タミフルは本当のパンデミック(これも眉唾ですが)のためにとっておいたらいかがですか?
むしろ小児科、産科、救急医療など日本国の本当の医療危機を回避しなければなりません。
金を使うところはココです。
2005年12月25日に日本でレビュー済み
今年、すでにインフルエンザの予防接種はしてしまいましたが、気になったので読んでみました。
書いている代表者がウィルス関係のことに長く携わっていた医者であることと、予防接種はすべきでないという各界関係者の言葉を終結させていること、インフルエンザの予防接種が重い副作用のリスクを負ってでも打つ有効性のないこと、その有効性がないことをデータで示していること、メディアがデータをどのように間違って解釈して人々の不安感をかき立てるようなニュースを発信しているか、などなど、内容はもりだくさんで説得力があります。
冒頭にまんがもあり、対談ありで読んでいて飽きさせず、かつ分厚い本ではないので、読むのも苦になりません。
医学的なことというのは、いろんな人がいろんなことを言っているので、なにが真実なのか容易にわかるものではありませんが、一般の人が「ニュースでいろいろ言ってるけど、インフルエンザってやっぱり受けたほうがいいの?」と思ったときに、知識のひとつとしてこの本の内容はとても有益だと思います。近頃、ホメオパシーの本を読んだりしていたのですが、それとちがってまず西洋医学の立場からでもこのようにインフルエンザの有効性は疑問視されているということを知り、ためになりました。
書いている代表者がウィルス関係のことに長く携わっていた医者であることと、予防接種はすべきでないという各界関係者の言葉を終結させていること、インフルエンザの予防接種が重い副作用のリスクを負ってでも打つ有効性のないこと、その有効性がないことをデータで示していること、メディアがデータをどのように間違って解釈して人々の不安感をかき立てるようなニュースを発信しているか、などなど、内容はもりだくさんで説得力があります。
冒頭にまんがもあり、対談ありで読んでいて飽きさせず、かつ分厚い本ではないので、読むのも苦になりません。
医学的なことというのは、いろんな人がいろんなことを言っているので、なにが真実なのか容易にわかるものではありませんが、一般の人が「ニュースでいろいろ言ってるけど、インフルエンザってやっぱり受けたほうがいいの?」と思ったときに、知識のひとつとしてこの本の内容はとても有益だと思います。近頃、ホメオパシーの本を読んだりしていたのですが、それとちがってまず西洋医学の立場からでもこのようにインフルエンザの有効性は疑問視されているということを知り、ためになりました。
2006年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ平成になっていなかったと思うので今から20年くらい前、なぜか大学病院の小児科でインフルエンザの予防注射を受けることになった。いってみると先生が私の目をじっとみて「ワクチン打つのか?」とまるでお前はバカかというような顔をされたのを記憶している。当時毎年風邪をひいていたので、その予防の意味で受けようと思ったのだが、先生にしてみれば元気そうな若い男がわざわざ打たなくても、という思いとワクチンの効果そのものへの疑問もお持ちだったんだと思う。
この本はインフルエンザ予防ワクチンと特効薬タミフルの効果が疑問、それより副作用の方が恐いと考えられているお医者様たちの意見でまとめられた本です。しかし、副作用以上に効果があると考えているお医者様もおられるでしょうから、この本だけで判断するのは早計だと思います。タミフルに関しては、この薬に限らず新薬というのはやはり恐いもので慎重に扱ってほしいと思いました。
この本はインフルエンザ予防ワクチンと特効薬タミフルの効果が疑問、それより副作用の方が恐いと考えられているお医者様たちの意見でまとめられた本です。しかし、副作用以上に効果があると考えているお医者様もおられるでしょうから、この本だけで判断するのは早計だと思います。タミフルに関しては、この薬に限らず新薬というのはやはり恐いもので慎重に扱ってほしいと思いました。