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ビンラディン、9・11へのプレリュード 大仏破壊 (文春文庫 た 63-1) 文庫 – 2007/4/10
高木 徹
(著)
世界を震撼させたバーミアン遺跡破壊。その陰にテロ戦争へ突き進むアルカイダとビンラディンの策略があった! 大宅壮一賞受賞作
- 本の長さ405ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/4/10
- ISBN-104167717212
- ISBN-13978-4167717216
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/4/10)
- 発売日 : 2007/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 405ページ
- ISBN-10 : 4167717212
- ISBN-13 : 978-4167717216
- Amazon 売れ筋ランキング: - 462,862位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 62位中東のエリアスタディ
- - 2,610位政治入門
- - 5,686位文春文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
別本の戦争広告代理店が面白過ぎてこちらの本も購入しました。今回も色々と考えさせられる内容でしたが、今までは9・11や付随する出来事は総て米国サイドからの見方でしかなかったので、タリバンやアルカイダ、オサマビンラディンの構図を違った立ち位置で伺い知る事が出来、とても興味深く読ませて頂きました。
2018年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2004年の刊行。2001年の同時多発テロ「9.11」には、アフガニスタンのバーミヤンの大仏破壊という伏線があったことを記録したノンフィクション。
9.11の首謀者とされていたタリバンは当初は地方の純朴な義勇軍だったがアフガニスタンに流れ着いたビンラディンに乗っ取られて変質したこと、タリバンの中にも良識派はいたがビンラディンの差し金によって左遷されるなどで力を削がれ、最後はなすすべもなくなったことが詳細な取材やインタビューから浮かび上がってきます。
著者の高木徹氏はNHKのディレクター。2002年に著された『戦争広告代理店』も読みやすく国際社会の現実を余すことなく描いており、おすすめできます。
9.11の首謀者とされていたタリバンは当初は地方の純朴な義勇軍だったがアフガニスタンに流れ着いたビンラディンに乗っ取られて変質したこと、タリバンの中にも良識派はいたがビンラディンの差し金によって左遷されるなどで力を削がれ、最後はなすすべもなくなったことが詳細な取材やインタビューから浮かび上がってきます。
著者の高木徹氏はNHKのディレクター。2002年に著された『戦争広告代理店』も読みやすく国際社会の現実を余すことなく描いており、おすすめできます。
2015年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争広告代理店が良く書けていたので、こちらも買ってみました。
こういう本は多くないので、このトピックについて書いているだけで価値はあると思うんですが、戦争広告代理店に比べると伝聞情報や主観が多いかなと思いました。
このトピックについて巷間で語りつくされているから、ということかもしれませんが、あまり情報が目新しくて衝撃を受ける、という感じではなかったです。
良書だとは思いますが。
こういう本は多くないので、このトピックについて書いているだけで価値はあると思うんですが、戦争広告代理店に比べると伝聞情報や主観が多いかなと思いました。
このトピックについて巷間で語りつくされているから、ということかもしれませんが、あまり情報が目新しくて衝撃を受ける、という感じではなかったです。
良書だとは思いますが。
2019年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年から2012年までバーミヤンで生活していた者にとって実の素晴らしいレポートとして読まさせて頂きました。
2019年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争広告代理店が素晴らしかったので同著者のこの作品も読んでみました。アフガニスタンのタリバン政権とそこにアラブからやってきた外国人のビンラディンとアルカイダの微妙なパワーバランスの変化など恥ずかしながら知らないことが多く勉強になりました。
2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タリバンは本来は戦乱に明け暮れるアフガニスタンに平和をもたらすための世直し運動グループであった
しかし、そこにビンラディンを筆頭とした国際テロリスト集団が加わることによって、次第に変質
圧倒的な資金力と人員動員力を誇るアルカイダによってタリバンはついに乗っ取られる
そして、原理主義的なイスラム主義がアフガン全土を覆うように
本書は大仏破壊をテーマにタリバンが原理主義者たちによって乗っ取られる過程を追ったものです
なにかに似てるなと思いましたが、これはイスラム国ができるまでの過程にそっくり
本来は反シリア政府グループだったのが、イスラム原理主義者たちの加入によって、ついにイスラム国という狂信的な組織が出現してしまいました
イスラム国を知りたいかたは本書も必読です
しかし、そこにビンラディンを筆頭とした国際テロリスト集団が加わることによって、次第に変質
圧倒的な資金力と人員動員力を誇るアルカイダによってタリバンはついに乗っ取られる
そして、原理主義的なイスラム主義がアフガン全土を覆うように
本書は大仏破壊をテーマにタリバンが原理主義者たちによって乗っ取られる過程を追ったものです
なにかに似てるなと思いましたが、これはイスラム国ができるまでの過程にそっくり
本来は反シリア政府グループだったのが、イスラム原理主義者たちの加入によって、ついにイスラム国という狂信的な組織が出現してしまいました
イスラム国を知りたいかたは本書も必読です
2014年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は今までアフガニスタンなる国をよく理解できなかったが、この本を読んでよく理解できた。 だから高い評価を与えるものである。
しかも新しい視野を提供してくれる。 というのは、マスコミ報道は西側当局のある意味押し付けなのだが、この本はどちらかというとアフガニスタンの立場から書かれている。 また、単なるテロ集団という印象しかおそらく与えてこなかったタリバンの内実を、重要幹部の証言から説明している。
さて、バーミアンの大仏破壊に至る過程はA4の紙1枚で説明できるのため、本書は読み物として内容が薄まっているのは否めないが、最後の「エピローグ」と「特別インタビュー」は必読だと思う。 エピローグでは、「結局どうすればよかったのか、誰が非を問われるべきなのか」を論じている。 特別インタビューでは、タリバン崩壊後のアフガニスタンの現状を述べている。
最後に不満な点を挙げる。
①まずビンラディンが911テロの首謀者だと半ば断定的に論じていること。確かにビンラディンは米国を憎んでいた。だからといってテロを起こしたとは断定できるものではない。本書で描かれるアルカイダは大仏爆破にもてんてこ舞いをしているのに、あの軍事技術の粋を集めてしか可能ではないWTC爆破を起こしたと考えるには無理がある。あるいは、陰謀論で指摘された「さまざま」な不可解な点があるのは事実だが、その点はあえて無視し、なんら言及はしていない。 ②アフガニスタンを取り巻く、特に英米ロシア、パキスタン、中東諸国の外交的深慮への考察が浅いこと。 この点を考慮すると、議論の収拾がつかないし、本書のインタビューのアプローチでは特に興味深い結論に至ることができないことが予想されるからだろうが、一応不満な点として述べておきたい。
しかも新しい視野を提供してくれる。 というのは、マスコミ報道は西側当局のある意味押し付けなのだが、この本はどちらかというとアフガニスタンの立場から書かれている。 また、単なるテロ集団という印象しかおそらく与えてこなかったタリバンの内実を、重要幹部の証言から説明している。
さて、バーミアンの大仏破壊に至る過程はA4の紙1枚で説明できるのため、本書は読み物として内容が薄まっているのは否めないが、最後の「エピローグ」と「特別インタビュー」は必読だと思う。 エピローグでは、「結局どうすればよかったのか、誰が非を問われるべきなのか」を論じている。 特別インタビューでは、タリバン崩壊後のアフガニスタンの現状を述べている。
最後に不満な点を挙げる。
①まずビンラディンが911テロの首謀者だと半ば断定的に論じていること。確かにビンラディンは米国を憎んでいた。だからといってテロを起こしたとは断定できるものではない。本書で描かれるアルカイダは大仏爆破にもてんてこ舞いをしているのに、あの軍事技術の粋を集めてしか可能ではないWTC爆破を起こしたと考えるには無理がある。あるいは、陰謀論で指摘された「さまざま」な不可解な点があるのは事実だが、その点はあえて無視し、なんら言及はしていない。 ②アフガニスタンを取り巻く、特に英米ロシア、パキスタン、中東諸国の外交的深慮への考察が浅いこと。 この点を考慮すると、議論の収拾がつかないし、本書のインタビューのアプローチでは特に興味深い結論に至ることができないことが予想されるからだろうが、一応不満な点として述べておきたい。
2013年7月27日に日本でレビュー済み
9.11事件がその後割合とすぐに起こったこともあり、多くの人の記憶に強く残っていないと思われるタリバンによるバーミアン
の大仏破壊。当時は無知で野蛮なイスラム原理主義者のタリバンがその無知と傲慢さゆえに起こされた事件と思われていたが
著者はいろいろな人間とのインタビューや現地での取材を通じて、背後にビンラディンや、彼が率いるアルカイダがおり、その事件が
そのまま約半年後の9.11全米同時テロに繋がっていくと言い切る。彼の取材はフェアにタリバン側の人間にも幅広くされている
ことから、タリバンの中にも高い教養とバランス感覚を持った人間がかなり中枢にもいたことが分かる。ただ、一方では、
タリバンの創設者であり、最高指導者とされるオマル師があまりにも国家指導者としての知識、経験に欠け、ビンラディンに
良い様に利用されたことはその後の悲劇を考えると残念でならない。国家を追われたビンラディンを受け入れたオマルは
逆に彼にまさに母屋を取られることになる。ビンラディンはタリバンのような無知なイスラム教徒を巧みに操り、西欧世界
にテロルの嵐を引き起こそうとしているテロリストであり、決してイスラムの指導者ではなかったことを特にイスラムの指導者は知る
必要がある。このままでは最も損をするのはイスラム教徒になる。
の大仏破壊。当時は無知で野蛮なイスラム原理主義者のタリバンがその無知と傲慢さゆえに起こされた事件と思われていたが
著者はいろいろな人間とのインタビューや現地での取材を通じて、背後にビンラディンや、彼が率いるアルカイダがおり、その事件が
そのまま約半年後の9.11全米同時テロに繋がっていくと言い切る。彼の取材はフェアにタリバン側の人間にも幅広くされている
ことから、タリバンの中にも高い教養とバランス感覚を持った人間がかなり中枢にもいたことが分かる。ただ、一方では、
タリバンの創設者であり、最高指導者とされるオマル師があまりにも国家指導者としての知識、経験に欠け、ビンラディンに
良い様に利用されたことはその後の悲劇を考えると残念でならない。国家を追われたビンラディンを受け入れたオマルは
逆に彼にまさに母屋を取られることになる。ビンラディンはタリバンのような無知なイスラム教徒を巧みに操り、西欧世界
にテロルの嵐を引き起こそうとしているテロリストであり、決してイスラムの指導者ではなかったことを特にイスラムの指導者は知る
必要がある。このままでは最も損をするのはイスラム教徒になる。