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悪人 単行本 – 2007/4/6
吉田 修一
(著)
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なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。
- 本の長さ420ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞社
- 発売日2007/4/6
- ISBN-10402250272X
- ISBN-13978-4022502728
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対象商品: 悪人
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞社 (2007/4/6)
- 発売日 : 2007/4/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 420ページ
- ISBN-10 : 402250272X
- ISBN-13 : 978-4022502728
- Amazon 売れ筋ランキング: - 136,044位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,332位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年9月14日、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が第117回芥川賞候補となる。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を立て続けに受賞し、文壇の話題をさらう。2007年『悪人』で大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞した。
他に『東京湾景』『長崎乱楽坂』『静かな爆弾』『元職員』『横道世之介』など著書多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉田修一らしいジメジメ感。誰一人幸せな人はいなくて苦しくなるけど、つい気になって読み進めてしまう。
2020年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉田修一作品はほぼ全作品(最後の息子から逃亡小説集)まで読んだが、悪人を超えるものはない
2019年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語に引き込まれて、誰が悪人なんだろと考えました。
2011年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良かった。映画で理解し切れなかった全てが読み解けた。
小説の方が素晴らしいと思える部分と、映画の方が凄いと思える部分が、それぞれあって、どちらも完全ではなく、両方を経験するのがベストだと思える、不思議な作品だった。
映画のラスト近くになって、追いつめられた祐一が光代の首を絞めるところが、どっちの意味か、はっきりと分からなかったので、すぐに小説を買って読んだ。 「やっぱり」というか何と言うか、私が、そうであって欲しいと思っていた方の理由だった。いや、そうとは書いてはいなかったけれど、私は、はっきりとした確信を持ってそう読みとった。
光代を大切に思うからこそ、彼女を「殺人犯と逃走したバカな女」ではなく、「完全な被害者」として、自分のいない現実社会に返してやったのだ。 あの瞬間、狂おしく愛した女のために自分ができる最後のことを、力の限り、してやったのだ。
光代の最後のモノローグからは、祐一の偽りの証言に揺れる彼女しか見えず、「そうじゃないんだ!なぜわからないんだ!」と叫びたくなるような歯がゆさしか感じられない。後味が悪くてどうにもいけない。 性善説を信じる甘ちゃんの私は、映画のラストシーンの方を強く支持する。
祐一が実母にお金をせびるエピソードは、ラストに繋がる重要な伏線となっているんだけど、ちょっと出来過ぎの感があって、あまり好きではない。そんなに気の利く男なら、こんなことにはなってないよ。
祐一が風俗嬢に手作りの弁当を差し入れる場面では、不覚にも泣いてしまった。
風俗嬢の戯れ言を真に受けて、2人で住むためのアパートを借りる、という、わけの分からない痛さと唐突さが、友人が語るところの「起承転結の間がなくて起と結だけいきなりある」という祐一の全てを物語っていると思う。
この風俗嬢との一件が、祐一という人物を語る上で、何よりも重要な鍵だと思う。
祐一は、出会う全ての女に、乱暴なほどに、心も身体も、恐ろしいほどに、全てを全力でぶつけることしかできない、どうしようもなくバカで不器用な男なのだ。
そんな男が、母の罪悪感を軽減するために要りもしない金をせびり続ける、というのは、どうにも矛盾していて受け入れがたい。そんな器用な男であるはずないじゃん。
一方、被害者の佳乃は、父親の姿が切ない。 佳乃は、無惨に殺された上に、不名誉な事実を晒されてしまった。
嫌な思いさせてごめんと言う佳乃と、嫌な思いなんてしとらん、おまえの為ならどんなことも我慢できる、と言う父。
殺されても仕方のないような軽薄なビッチ、という見方に捕われた読者の心を、「あ!そうだようね。大切なひとり娘だよね。被害者だよね。ごめん、ごめん」と引き戻す、良い場面だった。
どのような娘でも、「お前は悪くなんかない」と全力で守ってくれる親がいることを、生きているうちに知れたなら、彼女だって、違う生き方をしただろう。 それまでの自分を悔いるチャンスが与えられていたなら!
心をいろんな方向に揺さぶられて、どうしたら良いのかまだ整理がつかない。そんな作品だった。
小説の方が素晴らしいと思える部分と、映画の方が凄いと思える部分が、それぞれあって、どちらも完全ではなく、両方を経験するのがベストだと思える、不思議な作品だった。
映画のラスト近くになって、追いつめられた祐一が光代の首を絞めるところが、どっちの意味か、はっきりと分からなかったので、すぐに小説を買って読んだ。 「やっぱり」というか何と言うか、私が、そうであって欲しいと思っていた方の理由だった。いや、そうとは書いてはいなかったけれど、私は、はっきりとした確信を持ってそう読みとった。
光代を大切に思うからこそ、彼女を「殺人犯と逃走したバカな女」ではなく、「完全な被害者」として、自分のいない現実社会に返してやったのだ。 あの瞬間、狂おしく愛した女のために自分ができる最後のことを、力の限り、してやったのだ。
光代の最後のモノローグからは、祐一の偽りの証言に揺れる彼女しか見えず、「そうじゃないんだ!なぜわからないんだ!」と叫びたくなるような歯がゆさしか感じられない。後味が悪くてどうにもいけない。 性善説を信じる甘ちゃんの私は、映画のラストシーンの方を強く支持する。
祐一が実母にお金をせびるエピソードは、ラストに繋がる重要な伏線となっているんだけど、ちょっと出来過ぎの感があって、あまり好きではない。そんなに気の利く男なら、こんなことにはなってないよ。
祐一が風俗嬢に手作りの弁当を差し入れる場面では、不覚にも泣いてしまった。
風俗嬢の戯れ言を真に受けて、2人で住むためのアパートを借りる、という、わけの分からない痛さと唐突さが、友人が語るところの「起承転結の間がなくて起と結だけいきなりある」という祐一の全てを物語っていると思う。
この風俗嬢との一件が、祐一という人物を語る上で、何よりも重要な鍵だと思う。
祐一は、出会う全ての女に、乱暴なほどに、心も身体も、恐ろしいほどに、全てを全力でぶつけることしかできない、どうしようもなくバカで不器用な男なのだ。
そんな男が、母の罪悪感を軽減するために要りもしない金をせびり続ける、というのは、どうにも矛盾していて受け入れがたい。そんな器用な男であるはずないじゃん。
一方、被害者の佳乃は、父親の姿が切ない。 佳乃は、無惨に殺された上に、不名誉な事実を晒されてしまった。
嫌な思いさせてごめんと言う佳乃と、嫌な思いなんてしとらん、おまえの為ならどんなことも我慢できる、と言う父。
殺されても仕方のないような軽薄なビッチ、という見方に捕われた読者の心を、「あ!そうだようね。大切なひとり娘だよね。被害者だよね。ごめん、ごめん」と引き戻す、良い場面だった。
どのような娘でも、「お前は悪くなんかない」と全力で守ってくれる親がいることを、生きているうちに知れたなら、彼女だって、違う生き方をしただろう。 それまでの自分を悔いるチャンスが与えられていたなら!
心をいろんな方向に揺さぶられて、どうしたら良いのかまだ整理がつかない。そんな作品だった。
2017年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物全員の造形の細やかな事。
動機と犯行へいたる描写。
被害者、加害者、親族、友人の心の変遷。
どれひとつ書き込みがおろそかにされていない
まるで小説とはこういうものだという見本のような
小説です。
うまいな~。
動機と犯行へいたる描写。
被害者、加害者、親族、友人の心の変遷。
どれひとつ書き込みがおろそかにされていない
まるで小説とはこういうものだという見本のような
小説です。
うまいな~。
2014年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を先に観たのですが、とても心に残りました。
小説が原作になっているのは知らなかったのですが、小説の売り込み通り良い内容でした。
ストーリー自体は世の中の理不尽さを感じられずにはいられませんが、人と人との繋がりや心の葛藤を美味く表現できているように思いました。
人を殺めることが悪人なのか、殺められようなことをするのが悪人なのか‥
こんなことを考え始めるとマイケル サンデルを思い出しますが、それはそれとして、人間らしさを思い起こさせる内容に感動しました。
人間の欲望が見え隠れするところをどう捉えるか、そこも面白かったです。
小説が原作になっているのは知らなかったのですが、小説の売り込み通り良い内容でした。
ストーリー自体は世の中の理不尽さを感じられずにはいられませんが、人と人との繋がりや心の葛藤を美味く表現できているように思いました。
人を殺めることが悪人なのか、殺められようなことをするのが悪人なのか‥
こんなことを考え始めるとマイケル サンデルを思い出しますが、それはそれとして、人間らしさを思い起こさせる内容に感動しました。
人間の欲望が見え隠れするところをどう捉えるか、そこも面白かったです。