上条さなえさんの10歳の放浪記を読んで胸を打たれました。そしてこの、キャラメルの木を、小学校の読み聞かせで読むために、急いで購入しました。自宅で中3の息子に読み聞かせをしていると、涙が止まらなくなりました。昔、私が小さい頃。祖母(父の母)が私に、長崎の原爆のために亡くなった父の姉の話を度々聞かせてくれようとするのですが、途中から泣き出して、「話さなければならんのに、胸が苦しくなって話しきらん。話さなければならんのに、」と言っていた姿を思い出しました。「戦争で、なんも苦しんどらん人はおらん。みんな苦しかったとよ。悲しかったとよ。」と、必ず言って泣いていました。話の続きを聞かせてほしかったけど、辛そうな祖母に無理をさせきらず、とうとう聞けないまま、お別れとなってしまいました。今、息子から、「お母さん。それでもやっぱり、聞いておくべきだったね。一緒に泣きながらでも、ちゃんと聞いてあげたかったね。」と言われて、本当だなぁ、、ばあちゃんは話したかったんだろうに、、と思いました。
キャラメルの木のおばあちゃんと、私の祖母が重なった大切な絵本になりました。

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キャラメルの木 (講談社の創作絵本) 単行本 – 2004/8/11
夏休みに初めてきいた戦争のおはなし
「おばあちゃんはね、むかし、うそをついたの」それは戦争中、物がなかった時代のお話。小学生のしんのすけの胸に、おばあちゃんの言葉がコトリと落ちてきました。
「おばあちゃんはね、むかし、うそをついたの」それは戦争中、物がなかった時代のお話。小学生のしんのすけの胸に、おばあちゃんの言葉がコトリと落ちてきました。
- 本の長さ34ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/8/11
- ISBN-104061322990
- ISBN-13978-4061322998
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/8/11)
- 発売日 : 2004/8/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 34ページ
- ISBN-10 : 4061322990
- ISBN-13 : 978-4061322998
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,061,501位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2009年8月7日に日本でレビュー済み
仲良しの司書の勧めで知ることになりました。
「『ひとつの花』だけでは、物が無い事を理解してくれないから、合わせて読んであげたい。」と。
おばあちゃんの家で、おねしょをしてしまう男の子。「あら、犬のクッキーがおしっこしたのね。」とフォローしてくれるおばあちゃんに正直に「僕がおねしょしたの。」といいます。
「本当に正直な子だこと・・・。」
「おばあちゃんはね、昔うそをついたの。」
そうして戦時中、今の男の子と同い年で亡くなった弟の話をしてくれます。
戦時中に、弟を元気付けようとついた「嘘」を、おばあちゃんはずっと気にしているのです。
おばあちゃんが倒れて入院したとき、男の子は「キャラメルの木」を作り「おばあちゃんはうそつきじゃない!」と枕元で叫びます。
戦争のほか、嘘について、世代間の交流について、大人から見ても色々考えさせられる本でした。
「『ひとつの花』だけでは、物が無い事を理解してくれないから、合わせて読んであげたい。」と。
おばあちゃんの家で、おねしょをしてしまう男の子。「あら、犬のクッキーがおしっこしたのね。」とフォローしてくれるおばあちゃんに正直に「僕がおねしょしたの。」といいます。
「本当に正直な子だこと・・・。」
「おばあちゃんはね、昔うそをついたの。」
そうして戦時中、今の男の子と同い年で亡くなった弟の話をしてくれます。
戦時中に、弟を元気付けようとついた「嘘」を、おばあちゃんはずっと気にしているのです。
おばあちゃんが倒れて入院したとき、男の子は「キャラメルの木」を作り「おばあちゃんはうそつきじゃない!」と枕元で叫びます。
戦争のほか、嘘について、世代間の交流について、大人から見ても色々考えさせられる本でした。
2004年8月14日に日本でレビュー済み
戦争をモチーフにした、男の子とおばあちゃんのお話です。戦争のおろかさや人の命の大切さ、想像力や優しい心、大切なことを沢山教えてくれる本で、自然に涙が止まらなくなりました。おばあちゃんっこの私にはたまらなくなる本でした。