先ず、この書物が311〔東日本大震災〕の前年の2010年に発行された…という事実。
次に、著者が、311の発生を予見していたか!?どうかはともかく、少なくとも、90年代の湾岸戦争~21世紀初頭の911〔アメリカ同時多発テロ〕までの流れから逆算し、この117〔阪神・淡路大震災〕の異様さを炙り出していること。
最後に、私自身が、80年代の812〔日航ジャンボ123便墜落"事件"〕とはニアミスだったこと、件の117では発生の1ヶ月前(直前!?)に運良く(!?)神戸から大阪へ引っ越していたこと、あの311では偶然にも関東には居なかったこと…要するに、自分はいつもエポック・メーキングな出来事の際は、何故か!?直撃を免れてきたこと。
GEQから34年…今秋にも消費"増税"を敢行しようとしている現政権〔自公政権〕の姿は、あの117当時の村山・自社さ政権の姿とダブって見えなくもない。今年の415にはマクロン政権下のフランスで"ノートルダム大聖堂大火"が起きた(起こされた!?)。
まだまだキナ臭さの漂う世界情勢を再考するためには、地震では亡いが、34年前に起きた812〔日航ジャンボ123便墜落"事件"〕⇒『プラザ合意』へと突き進んだ当時の社会情勢を今一度思い出すべきではないか?とさえ思えるのである。
その意味では、この本は決して荒唐無稽な"陰謀論"などではなく、歴史というものが20-30年というスパンで動いている〔支配者層たちはそれほど長い目で見ている〕ことを指し示す格好の証拠と言えるのではないか。117はもちろん、812も知らない世代にこそ、読んで欲しい書物である。〔因みに、私は文庫本が出た13年が初見で、熊本地震の16年に2度目で読み、そして今3度単行本版を購入して読んでいる〕

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GEQ 単行本 – 2010/2/26
柴田 哲孝
(著)
1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災勃発――。未曾有の大惨事の裏に隠された巨大な陰謀とは……。『下山事件』『TENGU』で読者を熱狂させた著者が贈る、新たなる代表作!
- 本の長さ433ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/2/26
- ISBN-104048740237
- ISBN-13978-4048740234
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商品の説明
著者について
1957年東京生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞と日本冒険小説協会の評論・実録部門賞を受賞。07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/2/26)
- 発売日 : 2010/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 433ページ
- ISBN-10 : 4048740237
- ISBN-13 : 978-4048740234
- Amazon 売れ筋ランキング: - 782,673位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
阪神大震災はその破壊の規模もさることながら、生きながら焼かれてゆくという地震後のむごたらしさが強く脳裏に残った大惨事だった。
都市と命の屍が累々と横たわるその情景はまさに地獄絵図だった。
さまざまな謀略説が流されたのも無理はない。
9・11のテロも同様で、衝撃の映像があったためにかえって真実が見えなくなってしまったのかもしれない。
日米のその二つの大惨事を軸に、まだ記憶に新しいアチェや四川の大地震まで盛り込んだ物語で、荒唐無稽と言われてしまえばそのとおりかもしれないストーリー展開が続いてゆく。
だが、今はファッションもクチコミも政治も事件もいったい何が真実なのか、正義なのか、しかけだらけですべてが操作されているといってもおかしくはない。
これが100パーセント真実でなければいいのだが…。
結構面白く読んだが、気になることがひとつ。
この手の物語にはラブロマンスは必要不可欠なのだろうか?
大震災の生き残りというキャラクター設定は必要であるかもしれないが、恋愛的な要素はかえって邪魔になった。
せっかくのラストが締まらないのは、そのあたりに一因がある。
都市と命の屍が累々と横たわるその情景はまさに地獄絵図だった。
さまざまな謀略説が流されたのも無理はない。
9・11のテロも同様で、衝撃の映像があったためにかえって真実が見えなくなってしまったのかもしれない。
日米のその二つの大惨事を軸に、まだ記憶に新しいアチェや四川の大地震まで盛り込んだ物語で、荒唐無稽と言われてしまえばそのとおりかもしれないストーリー展開が続いてゆく。
だが、今はファッションもクチコミも政治も事件もいったい何が真実なのか、正義なのか、しかけだらけですべてが操作されているといってもおかしくはない。
これが100パーセント真実でなければいいのだが…。
結構面白く読んだが、気になることがひとつ。
この手の物語にはラブロマンスは必要不可欠なのだろうか?
大震災の生き残りというキャラクター設定は必要であるかもしれないが、恋愛的な要素はかえって邪魔になった。
せっかくのラストが締まらないのは、そのあたりに一因がある。
2012年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1985年1月17日に阪神淡路大震災発生。
死者6,434名、負傷者43,792名、被害総額は10兆円を超えた。
震災から13年後、謎のメールによって日系人ジャーナリスト、松永は神戸に導かれる。
地震発生直前に淡路海峡で目撃された謎の船舶、
多くの人が見た真っ白な閃光、
観測された二か所の震源地、
震災のおきる数か月前の描かれていた京阪神における大地震時のシミュレーション、
震災直後に欧米人400人がまるで地震を予知していたかのように用意された大型チャーター船で関空のポートターミナルから脱出、
それらの事実を結びつけることで浮かび上がる国際的謀略の影。
その後も世界を震撼させるGreat Earth Quake(GEQ)は続く。
1994年1月17日 ロサンゼルス地震
2004年12月26日 スマトラ沖地震
2008年5月12日 四川大地震
2010年1月12日 ハイチ地震
まるで世界のsuper minorityにとって都合の良いように起こる大地震。
あれは、果たして本当に自然災害だったのか?
地震で、多くの生命が失われる代わりに、誰かが大きな利益を得た…
実際の国際政治は様々な思惑が混在し、あるトリガーを引くことで全てが思い通りの方向に行くわけではないのだろう。
当然、一方に大きな損害が生じれば、一方に大きな利益が発生する。
だが、本書を読んでいると誰かの思惑が「自然現象」に介在しているのではないか?という疑念すら出てくる。
もちろん、それはただの偶然にすぎないのだが…
物事の一面を集めるとこのような物語もできるのだ。
本書を購入したのは、東日本大震災の前。
なかなか読む機会がなく、本棚に眠っていた。
実際に読んだのは震災後である。
これが震災の前なら、単なるエンターテイメントとして読むことができただろう。
ジャーナリスト出身の著者の作品だけあって、国際事情の裏側をわかりやすく絡めた作りになっている。
本書一冊で「阪神淡路大震災の際の国の動き」や、「地震の規模とマグニチュード」、「郵政民営化」、「中国の人権問題」、「チベット独立運動と北京オリンピック」など様々な知見を得ることもできる。
文章も読みやすく、展開も飽きこさせない。
ハードボイルドの作風は好みの分かれるところだろうが、私にとってはややクドいかな?と感じた。
死者6,434名、負傷者43,792名、被害総額は10兆円を超えた。
震災から13年後、謎のメールによって日系人ジャーナリスト、松永は神戸に導かれる。
地震発生直前に淡路海峡で目撃された謎の船舶、
多くの人が見た真っ白な閃光、
観測された二か所の震源地、
震災のおきる数か月前の描かれていた京阪神における大地震時のシミュレーション、
震災直後に欧米人400人がまるで地震を予知していたかのように用意された大型チャーター船で関空のポートターミナルから脱出、
それらの事実を結びつけることで浮かび上がる国際的謀略の影。
その後も世界を震撼させるGreat Earth Quake(GEQ)は続く。
1994年1月17日 ロサンゼルス地震
2004年12月26日 スマトラ沖地震
2008年5月12日 四川大地震
2010年1月12日 ハイチ地震
まるで世界のsuper minorityにとって都合の良いように起こる大地震。
あれは、果たして本当に自然災害だったのか?
地震で、多くの生命が失われる代わりに、誰かが大きな利益を得た…
実際の国際政治は様々な思惑が混在し、あるトリガーを引くことで全てが思い通りの方向に行くわけではないのだろう。
当然、一方に大きな損害が生じれば、一方に大きな利益が発生する。
だが、本書を読んでいると誰かの思惑が「自然現象」に介在しているのではないか?という疑念すら出てくる。
もちろん、それはただの偶然にすぎないのだが…
物事の一面を集めるとこのような物語もできるのだ。
本書を購入したのは、東日本大震災の前。
なかなか読む機会がなく、本棚に眠っていた。
実際に読んだのは震災後である。
これが震災の前なら、単なるエンターテイメントとして読むことができただろう。
ジャーナリスト出身の著者の作品だけあって、国際事情の裏側をわかりやすく絡めた作りになっている。
本書一冊で「阪神淡路大震災の際の国の動き」や、「地震の規模とマグニチュード」、「郵政民営化」、「中国の人権問題」、「チベット独立運動と北京オリンピック」など様々な知見を得ることもできる。
文章も読みやすく、展開も飽きこさせない。
ハードボイルドの作風は好みの分かれるところだろうが、私にとってはややクドいかな?と感じた。
2020年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いっきに読んでしまいました。
超怖い内容です。
超怖い内容です。
2017年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の作品は総じて面白く、退屈せずに読めるのだがこの作品はいただけない。あまりに話を大きくすると、ましてやそれが現実にあった天災となると、どうしても話に無理が生じ壮大なストーリーと言うよりは荒唐無稽で安っぽいストーリーとなる。この小説が正にそれであり数々の納得いかない部分がある。ネタバレになるので詳しくは書けないが、まずは偶然の重なりは偶然ではなく人為的なものが疑われるというのがこの話ではキーポイントとなっているが、偶然というもののとらえ方に疑問がある。そもそも地球の存在、人類の存在そのものが奇跡的な偶然の重なりの結果であることを忘れてはいけない。勿論そんな偶然有るかというような偶然は確かに世の中にはあるが、何でもかんでもそのように捉えることは出来ずかなりのこじつけ感がある。次に最後の方に出てくる地震発生の仕組みの科学的説明にどう考えてもおかしな点がある。物理をまるで理解していないかのような記述がある。又、真相解明までは主人公は相手方の行動パターンを読みながら賢く行動していたのに、真相解明してからは理解出来ない行動をしている。当然相手方がするであろう事も予測出来ておらず、真相解明してからはまるで別人の様な愚かな行動をしている。ストーリー展開のために無理矢理話をこじつけて行った感がある。
2013年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し古い話だが、阪神淡路大震災とは何だったのか、実際に多くの人への取材を通じて、小説の形を取って真実に迫るものである。
地震の前に神戸の空が光った、という話は聞いていた。また、9.11がアメリカ政府の自作自演であること、3.11はアメリカによる攻撃である可能性についても知っているが、阪神淡路大震災は古いこともあってノーマークだった。そして、この本を読んで愕然とした。これほどまでに「怪しい」地震だったとは。
まずは「怪光」。地震の直前に地面から立ち上る強烈な光。色から考えると核、テルミット、プラズマのどれかと思われる、との元自衛隊員の証言。
次に異常な揺れ。いきなり下から突き上げるような強烈な揺れ。
そして震源。わずかな時間差で2カ所の震源があった。5つの地震が連続した3,11と同様だ。
その震源地付近を海底掘削船で調査していたケニングス・ボーリング・インコーポレーション。これは実際にはベクテルのことだろう。
自衛隊の出動が意図的に遅らされた疑いがあり、これはハイジャック機がペンタゴンに向かっているのを知りながら撃墜命令を下さなかったチェイニーを思い起こさせる。
阪神淡路大震災の8カ月前に京阪神地区で大規模な地震が起きたときの被害シミュレーションを行っていたのも9.11と類似だ。
人工地震の可能性のあるものとしてアルメニア地震、パキスタン地震、スマトラ沖地震にも触れた上で、最後に話は中国四川大地震にも及ぶ。北京オリンピック直前に、チベット自治区での暴動から話題を逸らすかのように起こり、少数民族弾圧に抗議して開会式のボイコットを考えていた各国を黙らせる効果があった。これは当初から余りにも中国政府に都合の良い地震と言われており、それを著者は明確に中国政府による人工地震と断定して書いている。
最後に人工地震の可能性の最も高いところとしてハイチの大地震を予告しているところには驚いた。実際には著者は起きたことを知っていて、小説の中で主人公に予測させただけかもしれないが。
推理小説のように謎解きを楽しみながら、確実な証拠を列挙して闇の権力者たちの陰謀に迫る、痛快にして画期的なほぼノンフィクションの素晴らしい小説である。
地震の前に神戸の空が光った、という話は聞いていた。また、9.11がアメリカ政府の自作自演であること、3.11はアメリカによる攻撃である可能性についても知っているが、阪神淡路大震災は古いこともあってノーマークだった。そして、この本を読んで愕然とした。これほどまでに「怪しい」地震だったとは。
まずは「怪光」。地震の直前に地面から立ち上る強烈な光。色から考えると核、テルミット、プラズマのどれかと思われる、との元自衛隊員の証言。
次に異常な揺れ。いきなり下から突き上げるような強烈な揺れ。
そして震源。わずかな時間差で2カ所の震源があった。5つの地震が連続した3,11と同様だ。
その震源地付近を海底掘削船で調査していたケニングス・ボーリング・インコーポレーション。これは実際にはベクテルのことだろう。
自衛隊の出動が意図的に遅らされた疑いがあり、これはハイジャック機がペンタゴンに向かっているのを知りながら撃墜命令を下さなかったチェイニーを思い起こさせる。
阪神淡路大震災の8カ月前に京阪神地区で大規模な地震が起きたときの被害シミュレーションを行っていたのも9.11と類似だ。
人工地震の可能性のあるものとしてアルメニア地震、パキスタン地震、スマトラ沖地震にも触れた上で、最後に話は中国四川大地震にも及ぶ。北京オリンピック直前に、チベット自治区での暴動から話題を逸らすかのように起こり、少数民族弾圧に抗議して開会式のボイコットを考えていた各国を黙らせる効果があった。これは当初から余りにも中国政府に都合の良い地震と言われており、それを著者は明確に中国政府による人工地震と断定して書いている。
最後に人工地震の可能性の最も高いところとしてハイチの大地震を予告しているところには驚いた。実際には著者は起きたことを知っていて、小説の中で主人公に予測させただけかもしれないが。
推理小説のように謎解きを楽しみながら、確実な証拠を列挙して闇の権力者たちの陰謀に迫る、痛快にして画期的なほぼノンフィクションの素晴らしい小説である。
2011年8月31日に日本でレビュー済み
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WikipediaのGEQ(小説)のページには、「フィクションの体裁を取っているが、主幹となるエピソードは全て報道されたことや著者が神戸で被災者から聞いたことに基づいている」と書いてあったので、どれだけの事が書かれているのか関心を持ち、読んでみました。ストーリー展開はとても面白いです。後半部の04年のスマトラ沖地震、05年のパキスタン地震、08年の四川地震をなぜ人工地震と考えることができるかの国際政治経済の解説部分は、素人にもなるほどと納得させる部分があります。最後の上海オリンピックの「鳥の巣」の入場行進のシーンで締めくくっているのも、実際に上海オリンピックをTVで見た者にとってはとても写実的で、小説として素晴しい締めだと思いました。”華麗な嘘で世の中が動いていく”という躍動感を覚えました。
ですが、こと兵庫県南部地震に関する限り、何処までが真実で何処からが小説なのかは中々分かりませんでした。話の核心部分を成している元気象台職員の暗殺事件ですが、日付まで書いてあるので当時の新聞の大阪本社版を朝日・毎日・読売と調べましたが、載っていませんでした。肝心要の部分の確認ができなかったので、裏が取れずといった感じです。形の怪しい船を震災当日の朝に明石海峡で見たとの証言ですが、これは書籍や紙面を飾ることは無かった様なので、これも裏が取れません。ただそのような船が存在するということはネットでは確認することができました。震源が3つあったという話ですが、野島断層のそれがダミー用の1つ目で、明石海峡のそれが2つ目で、神戸空港付近が3つ目という話ですが、神戸市街の縦揺れの凄さから、そのような見方もできるのかなとは思いました。先2つの震源は既に横浜市大の先生が書かれていますが、3つ目の震源については公に書いてあるのはまだ見たことがないですね。しかし、そのような考え方も実際にありそうという意味で興味深いとは思いました。専門家は震災の帯という概念で説明していますが、神戸市直下の断層が動いた訳ではないのに重力加速度を超えるGを受けるのはおかしいと言われれば、そういう見方もあるのかなという感じです。自衛隊の出動が県知事の要請ではなく、担当者間の話し合いで決まったというくだりは他の書籍で確認が取れました。これについてはGEQについて調べていく中で一番びっくりしたことでした。長田区の話については、震災当時からうわさがあった様ですね。これについては流言兵庫という書籍で確認が取れました。
この書籍については、あくまで小説として読み進めるのが良いのではないかと思います。探偵でもない限り、核心部分の裏が取れませんから。
ですが、こと兵庫県南部地震に関する限り、何処までが真実で何処からが小説なのかは中々分かりませんでした。話の核心部分を成している元気象台職員の暗殺事件ですが、日付まで書いてあるので当時の新聞の大阪本社版を朝日・毎日・読売と調べましたが、載っていませんでした。肝心要の部分の確認ができなかったので、裏が取れずといった感じです。形の怪しい船を震災当日の朝に明石海峡で見たとの証言ですが、これは書籍や紙面を飾ることは無かった様なので、これも裏が取れません。ただそのような船が存在するということはネットでは確認することができました。震源が3つあったという話ですが、野島断層のそれがダミー用の1つ目で、明石海峡のそれが2つ目で、神戸空港付近が3つ目という話ですが、神戸市街の縦揺れの凄さから、そのような見方もできるのかなとは思いました。先2つの震源は既に横浜市大の先生が書かれていますが、3つ目の震源については公に書いてあるのはまだ見たことがないですね。しかし、そのような考え方も実際にありそうという意味で興味深いとは思いました。専門家は震災の帯という概念で説明していますが、神戸市直下の断層が動いた訳ではないのに重力加速度を超えるGを受けるのはおかしいと言われれば、そういう見方もあるのかなという感じです。自衛隊の出動が県知事の要請ではなく、担当者間の話し合いで決まったというくだりは他の書籍で確認が取れました。これについてはGEQについて調べていく中で一番びっくりしたことでした。長田区の話については、震災当時からうわさがあった様ですね。これについては流言兵庫という書籍で確認が取れました。
この書籍については、あくまで小説として読み進めるのが良いのではないかと思います。探偵でもない限り、核心部分の裏が取れませんから。