本書は、ベイトソンの難解な思想を、「あそび、フレーム、パラドクス」や「ダブルバインド」に焦点を絞ってわかりやすく解説している。
著者は家族療法の専門家なので、この分野との関連でベイトソンを論じることが多いが、それがけっこう面白い。
裏返せば、進化論、芸術論、宗教論、さらには環境問題とベイトソンとのつながりに関しては、示唆的な言及がいくつかあるだけだ。
したがって、本書が扱っているのは、ベイトソン思想の一部(たいへん重要だが)にすぎないということは、念頭に置くべきだ。
ドン・キホーテとサンチョとの架空の対話などを混ぜながら、軽いのりで書かれているので、読み物としても楽しめる。
ベイトソンの『精神の生態学』の副読本として推奨できる。
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やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう! 単行本 – 2008/6/17
野村 直樹
(著)
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グレゴリー・ベイトソン(1904年~1980年)は,パプアニューギニアの部族や統合失調症(スキゾフレニア)の患者,イルカなどへのフィールドワーク,「ダブルバインド」と呼ばれるコミュニケーション研究をはじめ,人類学だけでなく社会学や言語学,生態学,心理学などに横断する足跡を残した研究者であり,いまもなお,現代思想に大きな影響を与え続けています。
この本は,ベイトソン本人から学んだ人類学者によって書かれたもので,その中核的な考えである「コミュニケーション論」をわかりやすく解説しました。巨人グレゴリー・ベイトソンのものの見方・考え方がよくわかる1冊です。
この本は,ベイトソン本人から学んだ人類学者によって書かれたもので,その中核的な考えである「コミュニケーション論」をわかりやすく解説しました。巨人グレゴリー・ベイトソンのものの見方・考え方がよくわかる1冊です。
- 本の長さ174ページ
- 言語日本語
- 出版社金剛出版
- 発売日2008/6/17
- ISBN-104772410287
- ISBN-13978-4772410281
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登録情報
- 出版社 : 金剛出版 (2008/6/17)
- 発売日 : 2008/6/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 174ページ
- ISBN-10 : 4772410287
- ISBN-13 : 978-4772410281
- Amazon 売れ筋ランキング: - 199,817位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 420位文化人類学一般関連書籍
- - 20,967位社会・政治 (本)
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2014年3月1日に日本でレビュー済み
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2008年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これを読めば、ベイトソンのことが良くわかる☆(笑)
ベイトソンに関する身近なエピソードが盛りだくさんで、
禅にハマっていらしたという情報も、この本で初めて知りました。
やっぱり面白い方だわ。
ご専門の領域が幅広く、その分発想が素晴らしいと思います。
ダイアログ形式でかかれている部分が多く、本当に口当たりのよい本で、
コミュニケーション理論やダブル・バインドなどについても、とても楽しく書かれています。
「ベイトソンは難しい」という枠に決してはまりません。
こういう本が読みたかったです!
(これを読んでから、『精神と自然』読めばよかった。)
でも、軽めの文体には逆に馴染めないという方もいらっしゃるかも。
あと結構、どこで笑ったら良いのか分からないギャグとかあります。
ベイトソンに関する身近なエピソードが盛りだくさんで、
禅にハマっていらしたという情報も、この本で初めて知りました。
やっぱり面白い方だわ。
ご専門の領域が幅広く、その分発想が素晴らしいと思います。
ダイアログ形式でかかれている部分が多く、本当に口当たりのよい本で、
コミュニケーション理論やダブル・バインドなどについても、とても楽しく書かれています。
「ベイトソンは難しい」という枠に決してはまりません。
こういう本が読みたかったです!
(これを読んでから、『精神と自然』読めばよかった。)
でも、軽めの文体には逆に馴染めないという方もいらっしゃるかも。
あと結構、どこで笑ったら良いのか分からないギャグとかあります。
2023年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よく見かけるけどよく知らない哲学者シリーズ。臨床心理学や文化人類学等、各所で参照されるベイトソンの思想について、根幹部分をコンパクトにまとめている。わかりやすいが、引用も含め文体が目まぐるしく変わるのがやや読みにくい。
2009年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は糖尿病診療を行う臨床医です。これまで患者の主体性や権利を尊重しながら、臨床心理学的観点と生物医学的観点を、どうやったら両立できるだろうか?と悩みながら、試行錯誤してきました。この命題を克服するために、ナラティヴ・ベイスト・メディスン(NBM)をめざし、社会構成主義に関する書物を読みあさってきました。その過程で、ナラティヴ・セラピーやブリーフセラピー、ソルーション・フォーカスト・アプローチなどに出会い、続いて家族療法、システム・アプローチを知りました。そして、その中で、G・ベイトソンと出会い、彼のことをもっと知りたいと思い、この本を手にとってみました。最初に野村直樹先生がベイトソンと出会って、見て、話して、感じた事柄が書いてあって、ベイトソンが生きていた時代の空気を味わうことができました。この部分はとても新鮮でした。その後、ドンキホーテとサンチョ・パンサとのやり取りという形式で、ベイトソンの業績が語られていて、とても楽しく読めました。中盤に、ベイトソン父娘の、とても抽象的な対話が続き、「やさしい・・」と書かれていたけれど、なかなか取っつきにくいなぁ〜と感じながら、忍耐強く読み進んだのですが、後半の「ダブルバインド」のチャプターを読み進むにつれ、この中盤部分の説明が、その理解に欠かせないことに気づきました。
これまでベイトソンについて、ほとんど知らなかった私ですが、一通り読み終わってみると、ベイトソンの理論、業績が、社会構成主義、ナラティヴ・プラクティス、ナラティヴ・セラピー、家族療法など、これまで私が見聞きしてきた概念のすべてと繋がり、もっと知りたいという好奇心を得ることができました。この本は、私のような、ベイトソンのことに興味を抱いている初心者にお勧めです。
これまでベイトソンについて、ほとんど知らなかった私ですが、一通り読み終わってみると、ベイトソンの理論、業績が、社会構成主義、ナラティヴ・プラクティス、ナラティヴ・セラピー、家族療法など、これまで私が見聞きしてきた概念のすべてと繋がり、もっと知りたいという好奇心を得ることができました。この本は、私のような、ベイトソンのことに興味を抱いている初心者にお勧めです。
2010年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自慢じゃないが、私はベイトソンの邦訳は全部書棚に揃えている。『
精神の生態学
』は
原書
も持っている。でも読んだのは『
精神と自然
』だけ(だからホントに自慢じゃないんですぅ……)。そんな私がつい本書に手を出してしまったのだが、ハッキリ言って失敗でした!
本書がドン・キホーテとサンチョ・パンサの対話によって展開することには何か大切な意味が隠されているのかも知れないが、ベイトソン持ちのベイトソン知らずで、私には著者の自己満足だけが伝わってくるチョー弛緩したやり取りにしか思えなかった。ダブル・バインド理論について本書から学べる程度のことなら、書棚にベイトソンを置いていただけの私だって知っていたゾ! こんなんじゃベイトソンの本に直に当たろうって気持ちが萎えるばかりだ。ドーしてくれる!
ダブル・バインド理論の意義を訴えるなら訴えるで、脳科学がここまで注目されている現在、もう少し迂回が必要だと思われるのだが、それが全くなされていない。また私の印象では、コミュニケーションの多層性を強調するベイトソンのアイディアが西欧で相当のインパクトを持ちえた(らしい)ことの背景として、やはり西欧社会における言語的コミュニケーションの重視傾向と、その反面としての非言語的コミュニケーションへの鈍感さという問題があったのではないかと思われるのだが、そういう疑問にも全然応えてくれない。
読んで損した。
本書がドン・キホーテとサンチョ・パンサの対話によって展開することには何か大切な意味が隠されているのかも知れないが、ベイトソン持ちのベイトソン知らずで、私には著者の自己満足だけが伝わってくるチョー弛緩したやり取りにしか思えなかった。ダブル・バインド理論について本書から学べる程度のことなら、書棚にベイトソンを置いていただけの私だって知っていたゾ! こんなんじゃベイトソンの本に直に当たろうって気持ちが萎えるばかりだ。ドーしてくれる!
ダブル・バインド理論の意義を訴えるなら訴えるで、脳科学がここまで注目されている現在、もう少し迂回が必要だと思われるのだが、それが全くなされていない。また私の印象では、コミュニケーションの多層性を強調するベイトソンのアイディアが西欧で相当のインパクトを持ちえた(らしい)ことの背景として、やはり西欧社会における言語的コミュニケーションの重視傾向と、その反面としての非言語的コミュニケーションへの鈍感さという問題があったのではないかと思われるのだが、そういう疑問にも全然応えてくれない。
読んで損した。
2019年5月15日に日本でレビュー済み
『ベイトソンを知ってる自分(著者)』をアピールしたくて仕方ないのが鼻につく。ベイトソンの主張や考え方を(著者なりに)噛み砕くのが半分で、もう半分は著者の『俺が俺が』。150ページしかないのに。
2013年5月9日に日本でレビュー済み
多分野に渡り大きな影響を与えたグレゴリー・ベイトソン。難解な彼の理論を分かりやすく、ある程度のページ数に抑えてまとめた入門書。
進化や文化人類学などの例をあえてあまり出さずにベイトソンの言いたいことをまとめてあり、ベイトソンの著作に比べると格段に読みやすい。ドンキホーテの対話式に話を進めるのはベイトソンの本の娘との対話のオマージュだが、これも答えでなく問いを投げかける本家の父よりはしっかりと答えをドンキホーテが言ってくれるので分かりやすくなっている。
ベイトソンの理論とは、物事を相対性(私ではなくあなた)やシステム(私ではなく全体)の視点から見ることが中核なのではないかと思う。
この本からベイトソンの著作に入り、また時々この本に戻ってくるのがいい読み方。
ベイトソンという海における港の様な一冊。
進化や文化人類学などの例をあえてあまり出さずにベイトソンの言いたいことをまとめてあり、ベイトソンの著作に比べると格段に読みやすい。ドンキホーテの対話式に話を進めるのはベイトソンの本の娘との対話のオマージュだが、これも答えでなく問いを投げかける本家の父よりはしっかりと答えをドンキホーテが言ってくれるので分かりやすくなっている。
ベイトソンの理論とは、物事を相対性(私ではなくあなた)やシステム(私ではなく全体)の視点から見ることが中核なのではないかと思う。
この本からベイトソンの著作に入り、また時々この本に戻ってくるのがいい読み方。
ベイトソンという海における港の様な一冊。