井上雅彦監修による書き下ろしホラーアンソロジー『異形コレクション』の第14弾。
今回は、タイトルでも分かるように、『サーカス』を題材に、総勢26名もの作家が、
珠玉の作品を寄せています。
今回の中では、田中啓文氏の『にこやかな男』が一番ホラーテイストが濃く、楽しめました。
確かに、『サーカス』という舞台は、我々の日常からかけ離れた存在であり、『神秘の』そして
『畏怖の』対象でもあります。
それは、『テントの中』に、『外の世界(我々の世界)』とは異なる世界を抱いているから
なのでしょう。
人は『閉鎖された空間』というものを、本能的に怖れているからなのかも知れません。
レイ・ブラッドベリや、ディーン・クーンツらもかつて、『サーカス』を舞台に、
ホラーを書いています。
『怖れ』の本能は、万国共通なのかも知れませんね。

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世紀末サーカス (広済堂文庫―異形コレクション) (廣済堂文庫 い 6-14 異形コレクション 14) 文庫 – 1999/12/1
- 本の長さ648ページ
- 言語日本語
- 出版社廣済堂出版
- 発売日1999/12/1
- ISBN-104331607984
- ISBN-13978-4331607985
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登録情報
- 出版社 : 廣済堂出版 (1999/12/1)
- 発売日 : 1999/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 648ページ
- ISBN-10 : 4331607984
- ISBN-13 : 978-4331607985
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,079,304位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1960(昭和35)年、東京生れ。明治大学商学部卒。
学生時代から文学賞の懸賞金稼ぎを続け、1983年「よけいなものが」の星新一ショートショートコンテスト優秀作受賞をきっかけにデビュー。幾つもの受賞作を収録した短編集『異形博覧会』で注目される。
主な著書に、『夜会 吸血鬼作品集』、『四角い魔術師』などの短篇集(ショートショートを多く含む)、『夜の欧羅巴』などのダークファンタジー、『竹馬男の犯罪』に代表される幻想ミステリなど、さまざまなジャンルに渡って、ファンタスティックなモチーフを貫いている。
短篇小説の復権を目指して自ら企画したオリジナル・アンソロジー《異形コレクション》の監修で、1998年に第19回・日本SF大賞特別賞を受賞。同シリーズは現在まで全51巻に及ぶ(最新刊は『秘密』2021年刊行)。アンソロジストとしても活躍し、海外の異色短篇作家作品の再評価にも努めている。
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