辺野古のたたかいの大きな特徴の一つは、辺野古を体験した人たちが一過性で終わるのでなく、それぞれの地元に帰ってからも、辺野古の問題をわがこととして行動を続け、各地域で地道に関心を広げていっていることだ。本書が取り上げた「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」もその一つであり、登場人物の幾人かは私の顔なじみの人たちだ。
ここには、私がこれまで知らなかった彼らのライフヒストリーが大阪弁の温かい肉声で語られている。私はその豊かさに目を瞠った。著者のインタビューに答えた7人は年齢も性別も立ち位置もさまざまだが、どの人もそれぞれの切実な関心から辺野古に出会い、格闘し、沖縄とのかかわりに悩みつつ未来をたぐり寄せようとしている。
著者もまた大阪の若者である。沖縄―ヤマトの新たな関係を模索しようとする彼の論考も含め、若者たちの今後の働きに期待したい。
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辺野古の海をまもる人たち―大阪の米軍基地反対行動 単行本 – 2009/12/1
田中 佑弥
(著)
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市民グループ「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」のメンバーへのインタビュー集。なぜ、彼・彼女たちは大阪で沖縄の基地問題に関わるか? どんなことを考えながら辺野古の海をまもろうとしているのか? 「大阪行動」をフィールドワークする著者が、それぞれのライフヒストリーを持つ7名のメンバーへのインタビューを通して考える。著者による論考2篇も収録。
- 本の長さ198ページ
- 出版社東方出版
- 発売日2009/12/1
- ISBN-104862491529
- ISBN-13978-4862491527
商品の説明
著者について
たなか・ゆうや…1982年生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士前期課程修了。YMCA総合研究所研究員を経て現在、専門学校教員。大学院在学中の2006年より、市民グループ「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」のフィールドワークを行なっている。また、大阪で沖縄の問題を考える「辺野古カフェ」というイベントを開いている。
登録情報
- 出版社 : 東方出版; 第1版 (2009/12/1)
- 発売日 : 2009/12/1
- 単行本 : 198ページ
- ISBN-10 : 4862491529
- ISBN-13 : 978-4862491527
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,045,594位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2010年10月19日に日本でレビュー済み
2010年10月19日に日本でレビュー済み
毎週土曜日、JR大阪駅前で「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」のメンバーが沖縄・辺野古での米軍基地建設反対を訴えている。なぜ、彼らは沖縄ではなく大阪で行動をするのか。反対署名に協力していく通行人も「みなさんは沖縄の方なのですか?」と問う。これは「辺野古の沖縄の問題を大阪で訴えるあなたは誰なの?」という質問であろうが、本書はこのような問いへの答えとなるものである。その答えの一つが、沖縄に行って反基地運動に参加し、「よき日本人」として振舞うのではなく、自分の問題としてヤマトのなかで運動を開始し、ヤマトと沖縄の関係を変えたいという思いだ。なぜ沖縄に基地があり続けるのかと考えれば、人口比で99%を占めるヤマトの人々が基地建設を容認しているからで、この99%が反対の声を上げれば建設はストップするはずで、実はこのヤマトからの反対の声が問題解決のカギだという。